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将棋

藤井五段が羽生竜王降す 公式戦初対戦 午後に決勝

朝日杯将棋オープン戦準決勝で初手を指す藤井聡太五段(左)。右は羽生善治竜王=東京都千代田区で2018年2月17日午前10時半、西本勝撮影

 第11回朝日杯将棋オープン戦の準決勝が17日午前10時半から東京都千代田区で行われ、現役最年少棋士の藤井聡太五段(15)が羽生善治竜王(47)に119手で勝ち、同日午後に行われる決勝に進んだ。準々決勝で佐藤天彦(あまひこ)名人(30)を破ったのに続き、タイトル保持者を連破する快挙を達成した。最年少棋戦優勝と六段昇段をかける決勝では、広瀬章人八段(31)と対戦する。

 藤井五段と羽生竜王は公式戦では初対局。これまでに非公式戦で2局対戦して1勝1敗だった。

 藤井五段は、朝日杯の予選を突破して16人が出場する本戦トーナメントに進出し、8連勝でこの日を迎えた。一方、これまでに朝日杯で5回優勝している羽生竜王は、本戦からの出場で2連勝して本局に臨んだ。

 朝日杯は八つのタイトル戦に次ぐ棋戦で、全棋士と女流棋士、アマチュアも参加する。この日の対局はホールの壇上で行われ、大勢の観客が見守った。振り駒で藤井五段が先手番になり、対局開始。注目の対戦とあって、複数の動画サイトで生中継された。持ち時間各40分の早指し棋戦。

 羽生竜王が投了を告げて頭を下げると、会場は万雷の拍手に包まれた。羽生竜王は天を仰ぎ、藤井五段は立ち上がって一礼し、満員の観衆の拍手に応えた。

 藤井五段は終局後、「とてもうれしい。一手一手難しい将棋でずっと分からなかった」、羽生竜王は「終盤の入り口から少しずつ苦しいかなと思っていた」と、お互い疲れ切った表情で振り返った。【山村英樹、丸山進】

 藤井五段の話 自分の全力を尽くした結果、勝つことができうれしい。一手一手難しい将棋で、最後に7三歩成と桂馬をとって一手勝ちが見えた。

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