浜松ホトニクスが新規に小型の撮像管を試作、高線量下で動作するロボット向け 16
ストーリー by hylom
ロシアなイメージ 部門より
ロシアなイメージ 部門より
90曰く、
東京電力福島第一原発の燃料取り出し作業に向け、浜松ホトニクスが強い放射線のある環境でも長時間動作が可能な撮像管を試作したと報じられている(静岡新聞)。
撮像管は現代的な電荷結合素子やCMOSイメージャアレイによって置き換えられた真空管の一種で、光電効果のある撮像面を電子線で走査し、戻りビームの強度変化を利用して像を検出する。電子カメラの分野では、実用されることがなくなった今でも、この撮像管の外形規格を元にした「1/1.2型」などの受光面積サイズの表記が主流のまま残っている。強い放射線により永久的に損傷する半導体の特徴は、この試作撮像管ではあまり見られないようだ。すでに毎時1万シーベルトで200時間の耐久試験を通過しており、従来品と比べ二千倍の耐久性があるという。
浜松ホトニクスはNHK放送技術研究所や日立製作所と共に「HARP管」と呼ばれる高感度撮像管を開発するなど、過去には高品質の撮像管を数多く製造している。
ローテク?バッドノウハウ? (スコア:0)
有用な場面少なすぎない?
Re:ローテク?バッドノウハウ? (スコア:1)
原発だけでなく宇宙でも使えるかも?
Re: (スコア:0)
耐EMP性があるなら、軍用にも。
Re: (スコア:0)
撮像管は高い放射線に耐えますが、そのあと信号を増幅したり、デジタルに変換したりする部分は別です。
原発なら放射線量が高い部分に撮像管だけ突っ込んで、ケーブルを伸ばして本体は低線量の場所に置けばOK。
宇宙向けだと、地上までケーブルを引っ張るわけにはいかないので微妙。
これほどの高い放射線に耐える必要もないしね。
Re:ローテク?バッドノウハウ? (スコア:1)
ニッチでしょう。
Re: (スコア:0)
スチームパンクならぬ新ジャンル、アトミックパンクですね。
鉄の神経お許しを (スコア:1)
まさか今さら、光電管の目、しかもロボットでなんて、、、
なんか涙がちょちょぎれる(思いっきり死語)。
Re: (スコア:0)
あんなとこに送り込んだら、酔っぱらっちゃって仕事になりません
はっ、そうか。
Re: (スコア:0)
使えりゃ良いじゃない。
まあ、その辺りで中古のビデオカメラから回収した奴でも意外と良いかもしれないが。
Re: (スコア:0)
故障での交換作業中に使えなくなるから、故障時期の推定ができない中古は使わない。
故障前に交換して、たまにサンプル取ってどれぐらい余力があるか調べるもんです。
Re: (スコア:0)
あの会社の製品ってほとんどそういうものだと思うけど
Re:ローテク?バッドノウハウ? (スコア:3, 参考になる)
CERNのLHCとかにも観測用機器の納入 [hamamatsu.com]とかしていますからね。
個人向けの機器とか全く無いイメージがあります。
Re:ローテク?バッドノウハウ? (スコア:2)
リンク先にある20インチ径光電子増倍管とか
カミオカンデ/スーパーカミオカンデで使ってるやつ
ニッチな光子センサで有名というかここしか作ってくれない
まあ知る人ぞ知る、知らない人はしらない、
ハイテクと個人技量を兼ね持ったの会社のイメージ
テレビ放送用の撮像管で立ち上がった会社だったはず
Re: (スコア:0)
画素数や小型化への欲求が小さいなら
インクジェットで印刷するセンサー回路でもいいんじゃないかな
Re: (スコア:0)
半導体使うと高放射線量の場所で使えない
Re: (スコア:0)
オーパーツに近い気がする。
20世紀後半に発達したアナログテレビとかその周りの技術って、デジタルでやれば当たり前の事を無理やり実現していて、しかも垂直統合のすり合わせ設計でやってるから、後数十年もしたらどう実現したのか分からないオーパーツのように思われるのではなかろうか。
今でも一画面分のメモリなしにカラー放送をどうするのかとか、一本の線のアナログ処理で画像出力ってどうするのかとか、考えてみると不思議な気はする。