時間はお金より大切なもの
「世の中、お金がすべて」のいった価値観を持つ人も多く居ますが、
実はお金より価値が高いものはたくさんあります。
今日は、その中の1つである「時間」についてお話していきたいと思います。
目次
時間は増えることがない
お金は減ったり増えたりしますが、人生の時間は一方向に減り続けます。
単純に比べられるものではないかもしれませんが、そのような面から考えれば時間はお金より価値があると言えるでしょう。
誰であっても生きている限りは、迫りくる人生のタイムリミットは避けることはできません。
時間というものは貴重なのです。
限りある時間を何に費やすべきかを考えてみることも大切ですよ。
私は株式投資をしているのですが、その際にも、この時間を重視して戦略を考えていきます。
時間をいかに効率良く利用し、失うことを避けるかを考えて作戦を練っていくのです。
時間さえあれば、チャンスはいくらでもやってきますし、時間が経つほどに資産が大きくなっていくことだってあるのです。
投資において、時間は強力な味方なのです。だから大事にしなければいけません。
時間が多いほどチャンスは増える
そしてこれは人の人生においても同じことです。
時間があればあるほど、さまざまなチャンスが来る回数や確率は高くなります。
だからその点では、若い年齢にある人の方が有利と言える部分が有ります。
それでは若くない人はもう何も可能性がないのかと言うと、それは違います。
「人間、今が一番若いんだよ。明日より今日の方が若いんだから。
いつだって、その人にとって今が一番若いんだよ」
という言葉があります。 私も正にその通りだと思います。
今が一番若いのだから、やりたいことがあるのならば、今、動き出せば良い。
私の祖母は現在85歳になりますが、頻繁に社交ダンスクラブに通っています。
ちょっと心配ではありますが(笑)本人はそれが楽しいのでしょう。
他にも80に近い年齢で、プライドを持って自分の仕事をしている男性を見たことがあります。
年を取っても生きることを楽しんだり、時間を大切にしている人は、やはり活き活きしています。
だからと言って皆が皆、何かに打ち込まなければいけないのかと言うと、そういうわけでもありません。
「時間をのんびりすることに使いたい」や「もう面倒なことは何もしたくない!」という価値観を持つ人も居るでしょう。もちろんそれで良いと思います。
皆が皆、同じように生きる必要などないのですから、自分の時間は好きなように使いましょう。
時間を趣味に当てたり、家族と一緒に過ごすことに使ったり、星を見ながらのんびりしたり…。
しかし、老後でもない限り、そんな時間はなかなか思い通りには取れないというのが現実ですよね。
ここでネックになってくるのが「お金」と「労働」です。
人の時間はお金以下という前時代的な社会の価値観
人々は小さい頃から、学校に行って勉強して、
大人になったら就職して、会社で朝から晩まで働いて…と、
大多数の人達は労働でお金を稼ぐために、人生の中の膨大な時間を費やしているわけです。
このサイクルの中では、なかなか思うようにまとまった自由な時間を取ることは難しいですよね。
お金のためには、人生の中の膨大な時間を消費し続けなければいけないというわけです。
冒頭で「時間はお金より価値が高い」とお話しましたが、
このシステムだと「時間はお金と同等、またはそれ以下」と、価値が逆転してしまっています。
これでは「社会って何かおかしくないか」と疑問に思う人が出てくるのは当然のことだと思います。
人の大切な時間をお金以下と見なしているのですから。
やった分以上に収入が増えるとか、
その仕事が好きでたまらない、やりがいを感じてるというなら話は別です。
存分に打ち込むべきでしょう。
しかし、そうでない状況に納得できていないという場合は、その価値観から抜け出す努力をしてみて下さい。
決して仕事を辞めろと言っているわけではありませんよ(笑)
労働以外のお金の稼ぎ方を勉強してみてください。
お金を増やす仕組みや、お金が入ってくる仕組みを調べたり考えていくと
「時間はお金と同等、またはそれ以下」という労働が持つ価値観とは違う、別のシステムがたくさんあることに驚くかと思います。
それを知るだけでも、自分の可能性は広がっていきます。
その中で、自分にできるものや自分に合うものを選んで、努力していくのも良いのではないでしょうか。
自由な時間を作ることを考えた時、どうしてもお金と労働というものは呪いのように絡みついてきます。
それを打ち破るためには、それ以外のアプローチで考えていくのです。
これからの時代の流れとして、人口知能やロボットの台頭により、旧態依然とした労働の形態は大きく変わっていくことになると思います。
労働を中心とした時間の在り方が変わるべき時は、もうすぐそこまで来ているのではないでしょうか。