僕の世代なら解ってくれるだろう。
深夜番組は、どこか怖かった。

最初に記憶するのは「ウィークエンダー」。
なんか、大人の匂いが充満してて、ビビった。

それから「11PM」。もう若い衆は知らないだろうな。
あれもなんか、淫靡な感じが近寄りがたかった。
それを受け継いだ「EXテレビ」も良かった。実験的で。あくまで「大人の番組」で。硬派だった。
関西では、サンテレビで「おとなの絵本」とか、いやぁ、良かったですなぁ。

昔は「大人は大人、子供は子供」と、ちゃんと番組作りを区別していたような気がする。
いつからかな?それがボーダレス化したのは。

関西では「探偵!ナイトスクープ」辺りから、深夜枠が「関西のゴールデンタイム」になってしまった。
いいことなのか、悪いことなのか。

CMもそんなものが多かった。
「味園」とか「グランシャトー」とか「アムザ1000」とか「やんちゃな子猫」とか、そんなものが溢れていた。
子供の頃は、そんな「禁断の扉」に、怯えつつも興味深々だった。


今、そんな刺激的な番組作りができているのだろうか?
TVが年寄りの物になってしまった反面、どうも「大人の番組」も激減した気がする。

日本人が幼児化したのだろうか?
どうもそんな気がするのだ。