安倍政権ブレーンの竹中平蔵氏が認めた「トリクルダウン」の嘘


資本主義最大の欺瞞は、「トリクルダウンなど起きない」ということだ。
これは既に多くの識者や政治家が指摘している。

事実、アベちゃんは景気の好調をどうしても主張したいようだが、「トリクルダウン」が起きていないのだから、一部の富裕層だけが大得をして、庶民や貧困層が救われていない。
そして、このままでは今後も一切救われない。
経済政策の意味でも今最低な政治状況にある。

2兆円↑アニメ産業 加速する“ブラック労働”

去年アニメ界に一石を投じてくれたNHK「クローズアップ現代」の神話数だが、もう一度下の図を見てみよう。

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赤棒が市場規模、黄棒が制作会社の売上(=製作費)だ。
見事に「トリクルダウン」は起きていない。


まず大事なのは、この赤棒を独り占めしている側の人間、メーカーやパブリッシャー、広告代理店や製作委員会どもが、「今のアニメ業界は潤っているんだ!」と嘯くことに決して騙されないことだ。
彼らは息をするように嘘をつく。そこまで強弁したいなら、こう訊いてみるがいい。
「その潤い、現場まで落ちていますか?」と。

どう言い繕おうが、それが嘘であることはこのグラフが証明している。

そしてもう一つ重要なのは、「トリクルダウン」が起きないのならば、今一度「革命」を起こすしかない、ということだ。
これを僕は去年からずーっと訴えているのだが、具体的手段としては仮想通貨とICOである。
しかし「コインチェック」事件で大ブレーキがかかってしまった。すぐさま態勢を立て直し、反撃したいところだ。


僕はここ一、二年で、いろんな不条理やあり得ない「偉い人の蛮行」の原因は、「お金」にあると考え始めた。
「お金」を本当に必要としているのは、手足を動かして「物」や「サービス」を作り出す人々だ。
決して「お金」を独り占めしたい、「お金」を貯める以外にはまったく役に立たない人間ども、「人間金庫」どもではない。

「資本主義」は、今こそ変わらなければならない。


「革命の三ヶ月」は「延長戦」を迎えた。しかし僕達は立ち止まりはしない。
絶対に、少なくともアニメ業界だけでも「革命」の成就を近いうちに報告したい。