宇野さんとの議論の中で宇野さんが盛んに提唱していた「サポーター」の概念(僕で言うと「アニフィル」)は、今後のオタクの潮流を考える上でひとつの大きな分岐点になると思う。

「無責任なことを言わず、自らがアニメを支える」という感覚は、是非浸透してほしい。
いかんせん僕はもう作り手なので、あまり強い口調では言えないのだが・・・。

そうしないと、面白いアニメが観られないのだ。
あまつさえ、好きなアニメすら途中グチャグチャに空中分解してしまうのだ。
今オタクの下支えがないと、「民意」がないと、アニメは簡単に崩壊するのだ。

それをこの1、2年で散々目の当たりにしたことだろう。


僕は引き続き、業界の膿を出し、本当に優れたクリエイター達への奮起を促したい。
しかし、自助努力がほとんど不可能なほど、業界は弱り、腐敗し切っているのだ。

今アニメが危ない。
救えるのは「民意」だけだ。
情けない話ではあるが、もう一度お願い申し上げたい。