ローマ市内に巨大陥没穴、22世帯が避難 イタリア

2018.02.16 Fri posted at 12:45 JST

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(CNN) イタリアの首都ローマの住宅地で、地面に突如として巨大な陥没穴ができて車数台がのみ込まれ、周辺の住民が避難した。15日も消防などによる現場の安全確認作業が続けられている。

消防によると、現地時間の14日午後6時ごろ、ローマ市内のバルドゥイナ地区で、道路が10メートルほど陥没し、駐車していた車数台がのみ込まれた。

周辺の建物からは、約22世帯が避難した。負傷者は報告されていない。

公共放送RAIニュースによると、陥没穴の近くには住居ビルの建設現場があり、この日も建設作業が行われていた。

一部の住民からは、道路のひび割れについて以前から苦情が出ていたという。弁護士はレプブリカ紙に対し、「3カ月前から国家警察や消防に苦情を申し立てていたのに、何もかも無視されたままだった。道路の亀裂は日増しに深くなり、大型車両は通行し続けていた。今回の災害は起こるべくして起きた」と話している。

住民の女性は、数日前から自宅が揺れるのを感じていたと語った。

ANSA通信によると、ローマのラッジ市長は「関与した者に責任を取らせる」と強調した。

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