“ながらスマホ死亡事故”女子大生書類送検

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神奈川県川崎市で、いわゆる「ながらスマホ」の自転車が歩行者の女性と衝突し、女性が死亡した事故で、警察は、自転車を運転していた女子大学生を重過失致死の疑いで書類送検した。

去年12月、現場近くの防犯カメラがとらえた映像には、死亡した米沢晶子さんが商店街の遊歩道を歩く様子が映っている。その数分後、女子大学生が運転する自転車が走り抜けていった。この直後、米沢さんは自転車と衝突し、搬送先の病院で死亡した。

警察によると、女子大学生は左手にスマートフォン、右手に飲み物を握り、左耳にはイヤホンをしていて、事故の瞬間は、スマホをポケットにしまうために前を見ていなかったという。警察は15日、重過失致死の疑いで女子大学生を書類送検した。

遺族は「ながらスマホ」の危険性をあらためて訴えた。

米沢晶子さんの夫「一瞬もスマホから手を離せない今の社会状況。“ながらスマホ”をやめさせるためにも、加害者が重い責任を科せられるのは、やむを得ないかと思う」

女子大学生は調べに対し、「直前に人影が見えたが、ぶつからないと思った」などと話しているという。