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愛知入鹿池、ダムで売り込め 犬山市、カード配布やカレー販売
犬山市は市南東部にある入鹿池の堤がダムに該当することに着目し、昨今はやりのダムカードを十五日から配り始めた。三月三日からは池に隣接する博物館明治村の飲食店がダムカレーも販売する。 カードは手札大で、表に池の空撮写真。裏には管理者が入鹿用水土地改良区で総貯水量は千五百十八万立方メートルであるなどのデータを入れた。JA愛知北の助成金約六万円で五千枚印刷し、月曜から金曜に同市篠平の同改良区事務所で配布する。無料。 入鹿池は一六三三(寛永十)年築造で、全国二番目の規模の人工の農業用ため池。堤に貸しボート店などが並び、いわゆるダムとはイメージが違うが、池を支える堤は高さ二五・七メートル。市によると、ダムの定義は川をせき止めた高さ十五メートル以上の構造物で、入鹿池の堤はダムと呼んで支障ないという。 カードの配布初日は記念式典が改良区事務所であり、山田拓郎市長が「ため池だけどダムだよね、カレーも展開できないだろうかと考えた」と発案の経緯を明かした。全国のダムを巡っている東京都の宮島咲さん(46)が講演し、ダムカード配布は県内九カ所目で全国には約七百種のカードがあり、ダムカレーも百三十種ほどあると説明した。
入鹿池のダムカレーは、明治村内でシティホテル美濃加茂(岐阜県美濃加茂市)が受託運営している「和食処 碧水(へきすい)亭」で三月三日~六月二十四日販売する。よく釣れるワカサギを唐揚げにしてのせて雰囲気を出した。千三百円(入園料別途)。 カードの問い合わせは、入鹿用水土地改良区=0568(67)0031=へ。 (三田村泰和) 今、あなたにオススメ
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