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はぐれナベヅル 七尾に 足にけが?「見守って」

飛来したナベヅル=七尾市内で(時国公政さん提供)

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 主に九州地方や山口県で越冬するナベヅルが七尾市内に飛来しているのが、十五日見つかった。長年野鳥観察をしている関係者によると、同市内に飛来するのは珍しく、「見つけても近寄らずに、遠くから見守ってほしい」と話している。(松村真一郎)

 県希少生物研究会の木谷勝太郎さん(中挟町)が、同市徳田地区の田んぼにいるのを見つけ、同研究会の時国公政代表(大津町)が、灰黒色の体の色などから現場で確認した。体長一メートルほどの成鳥で、性別は不明。左足の動きが悪く、けがをしている様子だという。

 国際自然保護連合(IUCN)が絶滅危惧種としているナベヅルは、シベリアから朝鮮半島を経由して、九州や山口県に渡り越冬する。能登で長年、野鳥観察をしている時国さんによると、七尾市内では年に一羽確認できるかできないかというほど珍しく、越冬のために飛んでいる際に風に流された可能性もある。

 時国さんは「けがをしているようだが、仲間と合流して無事に北に戻ってほしい」と語った。 

 

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