こんにちは、やぁしえです。
この記事で初めて僕の記事を見て頂くことになった方に軽く自己紹介させて頂くと...
*奈良出身
*大の台湾好き(自分より台湾好きな人なんていないんじゃないかぐらいに)
*好きすぎて実際に台湾に4年住んだ
*中国語ペラペラなので台湾に住み続けるのに何の支障も無い
*...けど、日本に帰ってきて現在は奈良で仕事して暮らしてます
そんな僕がなぜ台湾に住まず奈良に住んでいるのかを書いていきます。
台湾は良いところばかりでは無い
台湾は食べ物も美味しいし治安も良いし人々も優しく冬も暖かい最高の国です。
それは台湾に行ったことない多くの日本人の方もテレビ等のメディアを通してご存知の事でしょう。
しかし、
台湾も良いところばかりではありません。
4年間住んでいろいろ分かったことがあります。
以下、住む前は耐えられるかなと思ってたけど実際に住んでみたら外国なんだから当然とはいえやっぱり「うーん...これはなぁ...」と思うことも多く書いていきます。
トイレが流れにくい
まずはやっぱりこれですね。
トイレにトイレットペーパーを流せない上に流れにくい。
トイレの横に使用済みトイレットペーパーを入れるゴミ箱を置かないといけなくなるのですが、そこに溜まったゴミを処理するのも嫌でした。
僕は台湾で台北のど真ん中のプールとかジムが付いてる高級マンションに住んでいましたが高級マンションでさえ流れにくいですからね。
金の問題じゃなくて国全体の問題なのです。
大便が一回で流れきれないことがよくありました。
水圧が基本的に弱い
シャワーにしろ洗面台にしろキッチンにしろとにかく水圧が弱い。
夏暑いので1日2回ぐらいシャワー浴びてましたが水圧が弱いのが毎回ストレスになってました。
4年間で3回引越しして4ヶ所に住みましたがどこも弱かったです。
水道水が飲めない
これも外国じゃ飲める国の方が圧倒的に少ないので当然といや当然ですが、自炊して鍋だったりカレーだったりインスタント麺作るときもそう、ご飯を炊くときもそう、全部外で買ってきた飲める水で調理していました。
それが大変なんですよね。コンビニ行くと6リットルのペットボトルとか売ってるのは良いんですが思いですし6リットルなんてすぐ無くなりますし毎回買いに行くのが面倒でした。
空気が汚い
台湾のすぐ西側に中国大陸があるのでそこから流れてくる空気が汚い。
台北はまだ比較的大丈夫ですが中南部は「空気が汚いから」となるべく外に出ないでくれという指示が政府から出たりします。
それぐらい汚いんです。
その上、台湾は基本バイク社会。バイクの排気ガスの匂いも辛い。
街中どこ歩いても避けることは出来ません。
冬寒い
台北は今年の冬もそうでしたが毎年7度とか8度とか1桁台の温度を記録します。
7度とか8度とかってもうダウンないと生活出来ないですからね。
どこが暖かいのやら...台湾は冬も暖かいなんてのは幻想です。
しかも、暖房器具が基本的に常備されてないのでめっちゃ寒いです。
部屋に常備されてるエアコンも冷房だけだったりするのがほとんどで床もタイル張りだったりすることが多いので想像以上に寒いです。
毎年寒さで何人か死ぬぐらいです。
給料が安い
今台湾の平均的な月収は26000元(日本円で約9万円)と言われています。
台北市のコンビニの時給が110元(日本円で約400円)なので、そう考えていただくとかなり安いことが分かっていただけるかと思います。
日本の半分以下ぐらいと考えてください。
家賃が高い
部屋の広さと清潔さ、築年数、平均的な給料を考慮すると家賃はかなり高めかと思います。
なので台北で働くリーマンもほとんど台北市ではなく台北市の周りにある比較的家賃の安い新北市に住んでる人がほとんどです。
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食費と交通費と水道代以外は日本より高い
食費は基本外食でも1食日本円で300円程、交通費もバスが約50円、地下鉄が初乗り約55円と安いですが、電気代とガス代は日本とあまり変わらないか日本より高くなることも多かったです。
家電とか日用品も日本と同じぐらいか、より高いことが多いです。
アップル系の商品も日本より高いです。
そう考えると結構生活キツイでしょ?
amazonが届かない
台湾にも台湾のamazonと呼ばれるような大手ネットショップもありますが基本的に何でも日本のamazonの方が安いんです。
だから台湾に住んでたときも何度も日本のamazonを注文しようとしてみたんですがCDとかDVDとかぐらいしか確か台湾まで配送してくれませんでした。
それに台湾までなのでそれなりの送料もかかります。
それも嫌でしたね。
強力な台風がよく直撃する
地理上どうしてもフィリピン沖で発生した大きな台風が一番大きい時によく台湾によく直撃します。日本より強い勢力の時に直撃するので学校や会社は休みになります。
台湾を通って日本を直撃する頃には弱っている台風がほとんどなので日本の皆さんが経験したことのないような暴風が発生します。
地震も多い
日本もいわずと知れた地震大国ですが台湾も地震大国の一つです。
つい最近も台湾の中東部、花蓮で震度7の自身が発生したばかりです。
以前にも台北や高雄、そして中部の南投でも過去に大きな地震が起きていますし普段も震度2、震度3程度の地震であれば日本と同じぐらい発生します。
夜中のタクシーの運転が怖すぎる
クラブ帰りの夜中4時ぐらいに何度もタクシーに乗りましたが、乗ったタクシーのほとんどが50キロ制限の道路で120キロとか140キロ出して爆走されたので身の危険を感じました。
夜中のタクシーには乗らないことをオススメします。
まぁ当然だろ!って言われても仕方ない話ではありますが...
日本人女性に対してのみ優しすぎる台湾男
前提として台湾男にとって日本人女性と付き合うこと、結婚することは彼らにとってはステータスなのです。
台湾に住んでた頃、日本人女性と付き合ってた台湾男がかなり多かったのもそうですし、例えば日本人女性が「仕事探してる」と一言言おうものなら周りの台湾男がかなり頑張って職探しを手伝ってくれます。
その結果、日本人女性は中国語がほとんど出来なくてもすぐ仕事が見つかりますし給与とかの面でも日本人男性より良い待遇を受けることも多いです。
男である僕には特に何も無かったですが...。
ずっと台湾という国があるのか疑問
台湾に住んでた時ふと思ったのが「台湾で老後まで暮らせるだろうか?」と言うことと「老後まで台湾は台湾としてあるのだろうか?」と。
今でも国際社会では台湾を台湾と認めてくれる国はだんだん増えているとはいえ、中国が台湾のことに何か言及すれば国際社会はビジネス的な面でも政治的な面でも中国の言う通りに従うしか無いのが現状です。
要するにいざとなった時に他の国に助けてもらえないのです。
表面上で台湾の見方をしてくれる国はおおくありますが日本も含めやっぱ表面上だけなんですよね。
だからこそ、「いつまで台湾は台湾として存在できるのかな?」という疑問を抱きました。
奈良は日本で一番住みやすいところだと思う
上記で台湾の問題点を書いていきましたが、ここからはあんなに好きな台湾に住むことを諦めてまで地元である奈良に帰ること、奈良で暮らすことに決めた奈良の良さを書いていきます。
4年間台湾に住んだからこそ奈良の良さに気付けました。
地震が滅多に来ない
まずはコチラをご覧ください。
32位【奈良県】15点
震度5:4回
震度6:0回
震度5弱:3回
震度5強:0回
震度6弱:0回
震度6強:0回
震度7:0回46位【大阪府】4点
震度5:1回
震度6:0回
震度5弱:1回
震度5強:0回
震度6弱:0回
震度6強:0回
震度7:0回
大阪よりは震度5、震度5弱の発生回数が多いが震度5強以上の地震が1923年以降の発生回数が0回ですから十分安全だと言えるでしょう。今の日本で震度5弱レベルで倒壊する家はほぼ無いでしょうから安心して暮らせます。
安全に暮らせるのは良いことです。
台風も死にかけの弱い台風しか来ない
フィリピンで発生して台湾を通過して運悪く直撃したとしても死にかけの弱い台風しか来ないので被害はほぼほぼありません。
津波が来ない
この点においては大阪よりも安全でしょう。南海地震が発生したとしても奈良は海無し県なので津波が来る心配はまずありません。大阪は海があるので津波が発生したらかなり危ないです。
地震については大阪に負けていますが地震と津波の2つを合わせると奈良の方が安全だと言えるでしょう。
冬も雪が滅多に降らないぐらいの気温
積雪するのも年2、3日だけで雪下ろししないといけないほど積もることはまずありませんし台湾と違い暖房器具がちゃんと完備されてるので凍死する心配もありません。
暮らしやすい温度です。
amazonも次の日には届く
Amazonのお急ぎ便を使えば次の日には届きます。
amazonで無くともほとんどの商品が発送された次の日には来るので周りにお店が無くとも十分暮らしていけます。
良いレベルの田舎
人が多すぎず少なすぎずご飯屋さんも病院もまぁまぁあるので生活するのに何不自由なく生活出来ます。
車も運転しやすい道路ばかりであまり渋滞することなくストレスを貯めることなく運転出来ます。
大阪にも京都にもすぐ行ける
車でも電車でもだいたいどちらも40分あれば行けます。
ネットショッピングが主流となっている今の時代に大阪とか京都まで行かないと買えないものなんてほぼありませんし大阪や京都に行く用事もほぼありませんが、仮に行く用事があったとしても40分で行けるので、そのことがストレスになることも無いでしょう。
近くにイオンモールが2つある
何でも入ってる大きいイオンモールが高の原と大和郡山にあって、どちらも車で15分ほどで行けます。
車がなくとも公共交通機関で行くことが出来るのでかなり利便性は高いです。
何度も言いますがネットショッピングを使うのでイオンモールに行くこともあまりありません。
実家の場所が良い
実家の場所が奈良市内のある住宅街の坂の上にあるので、例え大雨が降ろうと床下浸水する心配も床上浸水する心配もありません。
全部坂の下に流れて行くだけなので安全です。
まとめ
20代後半になって日々の暮らしの安全や安定を求めるようになりました。
その結果、台湾よりも日本に、特に奈良に住むことが最善だと僕は思ったのです。
その結果が、大好きな台湾に住むことを諦めてでも奈良に戻り奈良で暮らすという決断に至ったのです。
もしこの記事が誰かにとって役に立つことになれば幸いです。
今回は以上です!