チェコ好きの日記

だいたい木曜日の22時に更新されるブログ

書くことがない2.0

1.

実はこっそり、長年そのままにしていたブログのサブタイトルを変更していたことに気付いた人はいるだろうか。そんなわけで、とりあえず2018年の間は、このブログは毎週木曜日の22時に更新される。更新されなくなったときは私が死んだとき……くらいの覚悟でマジで木曜日の22時には本当に絶対に何があっても更新するつもりである。

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2.

なぜそんな課題を2018年に課したのかというと、書くことがなさすぎて、そうでもしないとこのままインターネットの電子の海の藻屑と化して消えてしまいそうだからである。別に私が消えても誰も困らないのでいいっちゃいいのだが(これは自虐ではない。現実の私が消えると困る人はいるかもしれないがネット上の「チェコ好き」が消えても誰も困らない)、とりあえず書くことがなくても電子の海から「チェコ好き」を消したくないという欲だけはあるみたいだ。

3.

ちなみになぜこんなに書くことがないと感じているのかというと、「炎上が怖い」ってのはわりと強固にある気がしている。私はちょっと無神経で共感能力に欠けるところがあるので、恋愛、人間関係、自己肯定感など個人のナイーブな内面に言及する話題にはもう触れない……と2017年の自分脳内会議で結論が下されたのだが、それ以外の話題でもどこかに潜んでいる地雷を不用意に踏んでしまう予感が拭えない。地雷がどこに埋まっているのかわからない中を1人で歩く、というのはそれだけでけっこう疲れるのだ。平たく言うと、昨年夏の私史上最大の大炎上を未だにけっこう引きずっている。


人の心の奥にすっと入っていくような、優しい文章が書ける人が羨ましい。私はそういうのはあまり得意じゃなくて、どちらかというと和やかなパーティーをみんなで楽しんでいるところに、突如赤ワインのボトルを柱に思いっきり叩きつけてブチ割る、みたいなプレイスタイルのほうが得意で好きだ。でも、今の世はちょっと私のプレイスタイルは流行らないかな、という空気をひしひしと感じる。


でもこういうのにはたぶんサイクルがあるので、数年後にまた「もう何もかも全部ぶっ壊してくれ!!!」みたいなニーズが各所で発生するんじゃないかと思っている。そのときは、赤ワインのボトルをキュッキュと磨きながら駆けつけられるといいなあ。

4.

というわけで、無難に最近興味があるものでも書いておく。最近の私が興味を抱いているのは、「南極探検とSF」。南極は別に北極とかアラスカでもいいんだけど、とりあえず極寒の地に興味があるし、行ってみたいと思う。それは、オーロラが見てみたいとかじゃなくて(オーロラも見たいか見たくないかで言ったらそりゃ見たいが)、「死」がどんなものか体験してみたい。南極って、寒すぎて、菌もウィルスもいないんだって。菌もウィルスもいないから、風邪を引かないんだって。それってすごくない? だから戦前の南極探検隊の人は、いつも凍傷か壊血病で死んだ。今はたぶん行っても死にはしないだろうけど、「ああ、このままここに1人で置き去りにされたら、私、死ぬんだなあ」って感覚を味わってみたい。そういう意味では、砂漠にも行きたい。


同じく興味があるのはSF小説だけど、なんだか、「いま、ここ」から遠く離れたものが今は好きみたいだ。今は、っていうか私は昔からわりとずっとそうだけど。SF小説はやっぱり思考実験として面白くて、「もしアレがアレでコレがコレになったらどうする?」をゴリゴリに追究するのが楽しい。


どうしたら愛されるかとか、どうしたら幸せになれるかとか、どうしたら人と上手くやれるかとか、どうしたら好きを仕事にできるかとか、そういうのは私もよくわからん。ただ、「南極、菌さえもいないのスゲエ」とは言える。私にはそんな「南極SUGOI情報」しか発信できないんだけど、まあそんな女性ライターが1人2人いたっていいよね。ということにしておく。

5.

今週はそんなかんじで、また来週……。