ダンジョン攻略していき、主人公がガンガン強くなっていく話は爽快ですよねー
今回の紹介するラノベもその通りなのですが、
かわいい表紙とは違い、話の内容がかなりシビアです・・・
ジェノサイド・リアリティー 異世界迷宮を最強チートで勝ち抜く (GA文庫)
- 作者: 風来山
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2017/07/14
- メディア: Kindle版
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今回は最近読んだ異世界集団転移物ラノベの中で一番面白かったものを紹介しようと思います。
“ジェノサイド・リアリティー”といって“小説家になろう”のサイトで無料で読めます。
最近書籍化して1巻が出ました、本当におもしろかったです。
物語はずっと主人公視点で進みます・・・
読んでいて最初からグイグイ引き込まれました。
“あらすじ” は、主人公は高校1年生で、
主人公の在学する高校1年生180人全員が(もちろん主人公含む)異世界のダンジョンの中に転移して、
四苦八苦する話です。(実際は四苦八苦どころではないですがねー)
その転移した異世界のダンジョンというのは、
1~20階あり、
地上にはモンスターの入ってこれない安全エリアとなっている
無人の小さな街があるものです。
そして生徒たちはダンジョンをすべてクリアするまで、
そこから一切出られませんし、もちろん元いた日本にも帰ることはできません。
まず全員ダンジョンの一階にいきなり授業中に転移するところから始まるのですが、
わんさかオークやゴブリンが出てきたり、鬼畜トラップが仕掛けられていたりして
わけも分からず、そしてなにもできずに手始めに
180人の生徒の内60人が虐殺されてお亡くなりになります。
それでもなんとか120人生き残り、
とりあえずダンジョン内から安全エリアである地上の街にたどりつくことができます。
それで1年生の生徒会役員に属する人たちが中心となって
今後どうやって閉じ込められた異世界から
ダンジョンを攻略して元の日本へ帰るのか
みんなで話し合っている間に
主人公だけはそのダンジョンが昔日本でゲームでプレイしたことがある
ジェノサイド・リアリティーというゲームに酷似していることに気づいて
一人でダンジョンに潜り込んでダンジョン攻略をはじめていきます。
主人公は元の日本でも集団行動が苦手でぼっち、というかはぐれ不良だったので
一人でも気にせず黙々とレベル上げにあけくれ
各階層のボスを一人で撃破して、レアアイテムや強力な装備を入手したりして
ガンガン強くなっていきます。
そのころ地上では生徒たち同士で派閥ができたりして
揉めはじめているのですが、その間に
他の生徒達に一切追随を許さない強さとなり
その強さにひかれてヒロイン候補となりそうな女子生徒たちや
他にダンジョンクリアを目指す生徒たちが
主人公に近づいてくるのですが
人間関係がわずらわしいと思う主人公は、それらを無視して
ひたすらダンジョンを進んでいきます。
(女子生徒たちはストーカーのように追ってきますが、
主人公は機転を利かせてなんとかやりすごします・・・
主人公にとっては足手まといに感じる)
別に主人公には何の特別なひきたつ才能はないのですが
好戦的な性格で
死のスリルを楽しみながら死線をくぐりぬけていくことによって
強くなっていきます。
それと地上の街では生徒会の人間がだんだんと生徒達をしきりはじめて
他の生徒たちがダンジョンで稼いできた金を税金という名目で徴収して
(もちろん主人公は拒否)
地上で無難に暮らす生徒たちの家計を圧迫して
ダンジョンにもぐって戦えない女子生徒たちは
売春したりして暮らすことを余儀なくされてしまいます・・・
主人公は生徒会に目を付けられますが
圧倒的な強さを持っていますので
生徒会といえども強行して手出しができないのですが、
地上の街へ出ると生徒会が執拗につきまとって言いがかりをつけてくるので
ずっとダンジョン内で戦いながら暮らすことになります。
(地上の街以外にダンジョン内にも安全エリアもありますし)
最終的に生徒180人中20人ほど(約1割)しか
生きて日本に戻れません。
どんどん転移してきた生徒たちがあっけなく死んでいきます。
(強力なモンスターが安全エリアである地上の街まで出てきて
たたかえない生徒たちや、中途半端に強い生徒たちを虐殺します)
一通り読んで感じたことは、
余計な描写も少なく無駄がないストーリーになっているので
スラスラ読めたということですか。
(主人公視点で話が進むので、脇キャラのどうでもいい話とかもない)
・・・・という感じで今回の記事は以上です。
一度読んで見られたらいかがでしょうかー