「仕事のある人間が実力者」なんてことを言う奴がいるが、とんでもない。
それこそ仕事にありつけない最低辺の人間が抱く妄想だろう。

彼らにあるのは「クライアントに媚を売り尻尾を振る」実力だけだ。

先日某先輩が「彼もう当分仕事来ないだろうね」と言ってた「彼」も、なんとまだ仕事があるらしい。
どれだけ前作で手抜きや大ヘマしようとも、調子のいいことをクライアントやプロデューサーに言っていれば仕事にありつける。
そして彼らも自分になついている「だけ」の監督を選ぶ。

僕だって馴染みの深いスタッフや声優を起用するが、実力のない人間は使わない。
それくらいの最低限の「仕事の作法」すら、今の業界にはないのだ。

腐敗の極まった時代だ。