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はじめに

  理科教育においては、児童生徒が観察、実験を中心とした探求の過程を通じて課題を解決したり、新たな課題を発見したりする経験をさせていくことが重要であり、このことが理科の面白さを感じさせたり、理科の有用性を認識したりすることにつながっていくと考えられる。直接体験を充実するために,それぞれの地域で自然の事物・現象を教材化し,これらの活用が求められる。地元の地形・地質を調べることは実生活との連携が見込め、理科で学んだことの実感を得やすいと考えられる。また、大きな露頭や火山などの、目立った地学的な観察地点がない地域に関しては、身近な地学的な事物・現象として地元の地形を利用することが必要とされる。

  

  また、近年地方では社会減による人口の減少が問題になっている。茨城県では18の市町村が消滅可能性都市に認定されており、各自治体ではこれを防ぐためにさまざまな政策が施されている。水戸市では、「未来を切り拓 ひらく力を育む水戸スタイルの教育の推進」と題して、郷土を愛する心を育むための教育を推進している。地元のことを知るためのひとつの手段として、「地元の地形を知る」ということが挙げられる。児童生徒は、郷土の自然を意識することから郷土愛が芽生え、郷土を愛する心を育むことが出来る。学校教育において郷土愛を育むには、地元の地形・地質を学ぶことが必要だといえる。

  

  このように、学校では地元の地形地質を学ぶことができる機会を設ける必要がある。しかし、インターネットで水戸の地形・地質について調べても、まとまって情報が記述してあるHPは見つからず、多忙な教師が一から調査をしなければならないという現状がある。

 

 このHPは、水戸市上市・下市・千波湖周辺の地形・地質・歴史などをまとめたものである。水戸市街教師の方がこのHPを参考にして、学校教育に活かしてほしい。