Java EEに代わる新名称の最終投票、Eclipse Foundationが実施中。「Jakarta EE」か「Enterprise Profile」か二者択一
昨年、Java EEはオラクルからEclipse Foundationに開発が移管されました。これからのJava EEはEclipse Foundationが主導して仕様を策定し、実装を行っていくことになります。
Eclipse FoundationはオラクルからのJava EEの移管にあたり、開発プロジェクトを「EE4J」(Eclipse Enterprise for Java)と呼ぶことにしました。そしてこのプロジェクトの成果物として登場する新しいJava EEの実装には、Java EEに代わる新しいブランド名が必要となります。
この新しいブランド名をどうするか、現在Eclipse Foundationがコミュニティに向けて最終投票を行っているところです。
「Jakarta EE」か「Enterprise Profile」か、二者択一
新しいブランド名の選定にあたっては、「Java」という名称がオラクルの登録商標であるために「Java」で始まらないこと、またEclipse Foundationのトレードマークガイドラインに沿って、性的、人種差別的、あるいは問題を引き起こしそうな名称でなないこと、などの条件があります。
昨年11月15日から30日のあいだ、コミュニティに対して候補名の募集が行われ、多くの候補の中から最終候補として2つが選ばれました。
「Jakarta EE」と「Enterprise Profile」です。
Jakarta EEの「Jakarta」は、以前Apache Software Foundationが運営していたJava関連のプロジェクト名でした。このプロジェクトからAntやStruts、Tomcat、Luceneなど多くのソフトウェアが登場してきました。
今回候補の1つとなった「Jakarta EE」は、そのJakrtaにちなんだものだと思われます。
一方の「Enterprise Profile」は、Java EEが備えている「Profile」という概念の名称からきていると推察されます。よく知られたものに、マイクロサービスアーキテクチャ向けのプロファイル「Eclipse MicroProfile」などがあります。
「Enterprise Profile」は、エンタープライズ向けのフルセットを示す意味を見いだせそうです。
この2つの名称のどちらがいいのか、Eclipse Foundationは現在コミュニティに対して投票を呼びかけています。
投票は2月23日まで。投票にはGoogleアカウントへのサインインが必要になります。
カテゴリ 開発ツール / 言語 / プログラミング
タグ Java , Java EE
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