【広州聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦被害者を支援する韓国の福祉施設「ナヌムの家」(京畿道広州市)は14日、88歳の被害者1人が同日早朝に死去したと伝えた。遺族の意向により氏名や葬儀の手続きなどは公表しない。
施設によると、この日死去した被害者は16歳の時に日本の岡山に連れて行かれ、慰安婦としてつらい生活を強いられた。解放(終戦)後に故郷に戻り、2012年10月から同施設で暮らした。
韓国政府に登録されている旧日本軍の慰安婦被害者239人のうち、生存者は30人に減った。被害者の死去は今年2人目。昨年は8人が亡くなった。