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レジェンド 作者:神無月 紅

レーブルリナ国

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1642/1642

1642話

「レイ君、ご苦労様。今日は久しぶりにトレントの森に行ったけど、どうだった?」

 ギルムのギルドで、カウンターに近づいてきたレイに向かって猫の獣人の受付嬢……ケニーがそう声を掛ける。
 本来ならレイの担当はレノラなのだが、昼すぎのこの時間、レノラは昼休みに入っていた。
 その為、ケニーが嬉しそうにレイに向かって声を掛けてきたのだ。
 ……本来なら、それこそ仕事に集中しろとレノラに怒られてもおかしくはないのだが、そのレノラがいない今が、千載一遇の好機と思ったのだろう。
 もっとも、ケニーはその派手な見た目と遊んでいるような雰囲気とは裏腹に、きちんと仕事の出来る女だ。
 でなければ、ギルムのギルドで受付嬢としてやっていくのは難しい。
 それでもレノラに怒られるのは、仕事が出来るといっても私事を優先させることが多いからだだろう。

「一応向こうにあった木は全部ギルムに運んだから、資材が足りなくて困るってことはないと思う」
「そう。これで取りあえず安心ね。……やっぱり木を運ぶのは、レイ君がやるのが一番早く出来るらしいわね」
「俺の場合はこれがあるからな。どうしても馬車で運ぶのと比べれば、こっちが早くなるよ」

 そう告げ、右手のミスティリングをケニーに見せる。
 ケニーもそれが何なのかは理解しているので、特に驚くでもなく頷く。

「そうね。本当に羨ましいわ。……それにしても、最近レイ君の姿をみなかったけど、どこかに行ってたの?」
「ん? ああ。ちょっとダスカー様からの指名依頼でギルムを出てたんだよ。詳しい内容は言えないけど」
「……ふーん」

 レイのことであれば何でも知りたいケニーだったが、それでもダスカーというこのギルムの領主の名前を出されれば、それ以上突っ込むことも出来ない。
 いや、もしこれでレイに何か危険があるのなら話は別だったが、こうしてレイと話している限りそのような危険なことはなかったと判断出来る。
 であれば、ここで無意味に突っ込んでレイを困らせるような真似はしない方がいいと判断したのだ。
 レイもそんなケニーの気遣いを理解し、話題を変える。

「それで、他の連中はどんな具合だ? まぁ、特に問題はないと思うけど」

 その質問に、ケニーが一瞬だけ不満そうな表情を見せたのは、やはり自分の前で他の女のことを言って欲しくなかったからだろう。
 レイにとって、その女達が重要な仲間だというのは分かっているし、そのうちの一人は何だかんだと尊敬している元ギルドマスターだ。
 だがそれでも、やはりレイを想う女としてはそのように考えてしまうのは仕方がなかった。
 それでもそのような態度を見せたのが一瞬だけだったのは、ケニーも受付嬢だという自覚があるからこそか。

「ええ、他の人達も色々と頑張ってるわよ。特にマリーナ様なんか、もの凄い活躍をしてるし」
「……だろうな」

 マリーナの使う精霊魔法は、それこそ他の者が使う精霊魔法に比べて圧倒的なまでの威力や規模を誇る。
 ギルムには精霊魔法を使うエルフや少数だが人間もいる。
 だが、そのような者達が使う精霊魔法とマリーナが使う精霊魔法は、同じ精霊魔法であっても殆ど別物と言ってもおかしくはない。
 それ程、マリーナは精霊魔法の扱いが巧みなのだ。
 勿論マリーナも全ての精霊魔法を自由自在に使えるという訳ではない。
 ダークエルフという種族の相性から、火の精霊とはどうにも相性が悪い。
 これは、森の中で暮らすダークエルフである以上、当然のことだった。
 ましてや、マリーナは世界樹の巫女の血筋でもある。
 火の精霊と相性が悪いのは、当然だった。
 もっとも、増築工事をしているギルムで火の精霊魔法を使う機会があるかどうかは、微妙なところだが。

「ヴィヘラさんとビューネちゃんは、以前と同じように街の見回りをしているわ。もう何人かを捕らえたって話よ」
「……捕らえた?」
「ええ。何でも昼間から酒を飲んで暴れたり、工事現場で意見が合わなくて喧嘩をしている人とか、強引に女に言い寄ってる人とか……そういう感じね」
「なるほどな。あの二人なら、その辺の心配はいらないか。ヴィヘラが騒動を大きくしたりしないか、ちょっと心配だけど」
「あははは。そうね、ヴィヘラさんだと、強い相手を見つけると戦いを挑んだりするかも」

 レイ達がレーブルリナ国に行く前にも、ギルムの中で同じような仕事をしていた。
 その時、ケニーが口にしたような騒動を何度か起こしたことがある。
 もっとも、それで大きな問題になるようなこともなかったのは、ヴィヘラが相応の態度をとっていたからだろう。

「ね、それよりもレイ君はこれからどうするの? またトレントの森に戻るの?」
「あー……どうだろうな。向こうに残っていた木は全部持ってきたし、今すぐ行く必要はないんだよな。もっとも、それは木に関してのものだけなんだけど」
「……木、だけ? 他にも何かあったの?」
「ああ。実は、セトがトレントの森にいたオークを倒してきてな」

 オークという名前に、ケニーは微かに眉を顰める。
 ケニーにとっても、やはりオークという存在は女として許せるものではないのだろう。
 もっとも、だからこそオークの肉を食うのに何の躊躇いもないのかもしれないが。

「そう。トレントの森にモンスターが住み着いているという話は聞いていたけど、オークが……」

 深刻そうなのは、トレントの森にオークの集落を作られるかもしれないと心配をしているのだろう。
 そして一度集落を作られてしまえば、それを倒すには一定以上の戦力を必要とする。
 ただでさえ人手が足りないこの時期に、出来ればそんな面倒なことはしたくないというのが、受付嬢として……正確にはギルドの職員としての、正直なところだろう。

「腕利きの冒険者を何人かモンスターの討伐として、トレントの森に回せないか? 一応俺がトレントの森にいる時はセトがある程度モンスターを倒してくれてるんだけど、少ししたらまた出掛けなくちゃならないから」
「え? また?」

 出掛けるという言葉に、ケニーは驚きの死線をレイに向ける。
 何らかの用事でギルムを出ていたのは先程の会話で理解していたが、その用事はもう終わったものだと思っていたからだ。
 だというのに、また出掛けると言われれば……それは驚くなという方が無理だろう。
 レイもケニーが驚く理由は理解出来たので、落ち着かせるように話す。

「今回はそこまで長期間って訳じゃない。その日のうちに……って訳にはいかないだろうけど、五日前後で帰ってくると思う」

 そう言いながらも、向こうを見つけることが出来なければもう少し長くなるかもな……と考えるレイ。
 日中であれば、千人近くが移動している集団を見逃すようなことはないだろう。
 だが、村や街の中に入っていれば、それを見つけるのはちょっと難しくなる。
 ……もっとも、千人近くが移動している以上、都市のような規模や、大きな街であればまだしも、村や小さな街であれば馬車を全て中に入れるようなことは出来ず、それでどこにいるのかを判断することも可能だろうが。

「えー……じゃあ、今日の夜は暇? レイ君がいなかった時のギルムについて教えてあげるから、一緒に食事でもどう? ほら、人が多くなってきたじゃない。そのおかげで、他の地方のお料理を出す店も増えてきたんだよ」

 他の地方の料理と聞かされたレイは、当然興味を持つ。
 レイにとって食べたことのない料理というのは、非常に大きな魅力を持っていたのだ。
 もし何も用事がなければ、レイもケニーの誘いに乗っていただろう。だが……

「悪い、今日はマリーナの家で食事することになってるんだ」
「えー……」
「ほら、久しぶりにギルムに戻ってきただろ? だから、今日の件とか色々と話しておく必要があるんだよ。パーティのこととか」

 そう言われれば、ケニーも受付嬢として反論は出来ない。
 実際、レイ達がギルムにそれなりに長期間いなかったのは事実だ。
 その間にあったことを、それぞれ報告し合う場が必要だと言われれば、納得も出来る。出来るのだが……それで、レイと一緒に食事するのをケニーが諦めるという訳もなかった。

「あ、じゃあさ、レノラが戻ってきたら私が昼休みに入るから、一緒にどこかのお店にいかない? 勿論こんな時間だから、本格的なお店は無理だと思うけど……どう?」
「ああ、それなら構わない。ただ、後でトレントの森に行かなきゃいけないから、あんまり時間はとれないけど」
「う……しょうがないわね。でもまぁ、レイ君と一緒に食事が出来るんだから、贅沢は言わないわよ。……それで、どういうお料理が食べたい? 私のお勧めは、酸味の強いチーズを使って豆料理なんだけど」
「酸味の強いチーズって、それは本当に大丈夫なのか?」

 もしかして、悪くなっているチーズなのではないか。
 そう心配するレイだったが、ケニーは笑みを浮かべて口を開く。

「勿論、悪くなんかなってないわよ。特別な製法で、そういう風に作ってるんだって。実際、食べてみるとかなり美味しいし」

 ケニーの様子を見る限りでは、特にレイを騙そうとしているようには見えない。

(まぁ、日本にいた時だって、納豆が駄目って奴も結構いたし、チーズももの凄い悪臭がするチーズが高級品としてTVでやってたこともあったしな。そう考えれば、そこまで不思議じゃないのか?)

 尚、レイは納豆の味そのものはそれ程嫌いではないが、納豆と食べるとどうしても口の周りがベトつくのが駄目だった。
 そうならないよう、納豆巻きなら食べられるが、納豆そのものは自分からあまり好んで食べないようになっている。

(あ、納豆か。……納豆は、大豆を煮て藁に入れれば出来るとか何とか見たような記憶がある。ゾルゲー商会に教える料理はこれでいいか?)

 自分の考えから思いつくレイだったが、意外といい考えなのでは? と自画自賛する。
 レイの住んでいる場所から少し離れた場所、全国的に見れば同じ地区といっても間違いない場所では、それなりに納豆作りが盛んだった。
 そのおかげでレイも大体納豆の作り方を覚えていたのだが……もしレイの話だけを聞いて納豆を作ろうとしても、納豆菌がない以上は納豆を作るのはかなり難しいだろう。
 ましてや、納豆の外見は糸を引く豆だ。
 何も知らない者が見れば、腐っている豆以外のなにものでもない。
 それを食べて味を見ろというのは、食中毒になれというのに等しい。
 もしレイが納豆の作り方をギメカラを通してゾルゲー商会に教えても、ゾルゲー商会がそれを作るかと言われれば、正直微妙なところだろう。

「レイ君? どうしたの?」
「いや、何でもない。ちょっとチーズの話を聞いて新しい料理でも作れないかと思ったんだけど、無理だった」
「えー……うどんとか、レイ君の考えた料理って美味しいのに。残念」
「いや、うどんは別に俺が考えた訳じゃなくて……」
「あれ、レイさん?」

 師匠の持っている本に載っていたのを教えただけだ。
 そう言おうとしたレイに、声を掛けてくる人物がいた。
 そちらに視線を向けると、そこにいたのはレイの担当受付嬢のレノラ。
 昼の休憩から戻ってきたら、そこにレイがいて驚いたのだろう。

「あ、レノラが戻ってきた。じゃあ、次は私が休憩よね?」
「え? ええ、そうだけど……ちょっと、ケニー。引き継ぎはしっかりしてよ」
「大丈夫よ、特に何があった訳でもないから。レイ君の件も片付いているし。……じゃあ、レイ君。着替えてくるからちょっと待っててね」

 笑みを浮かべ、嬉しそうにウィンクをすると、ケニーはギルドの制服から私服に着替えるべく去っていく。
 本来ならギルドの制服を着たまま食事に出掛けてもいいのだが、レイを想っているケニーとしては、ギルドの制服ではなく私服で食事に行きたいのだろう。
 ギルドの中にいる冒険者でケニーに想いを寄せたり、憧れているような者達がレイに向けて嫉妬の視線を向けていたが……それはギルムのギルドではよくある光景だ。
 中にはレイがレーブルリナ国に行っている間にギルムにやって来た冒険者もおり、そのような者の中で粗雑な性格をしている者はレイに絡んでどうにかしようと考える者もいたが、幸い実際に行動に出るよりも前に周囲の冒険者が止めていた。
 最初は何故止めるのかと不満そうにしつつも、レイの正体……深紅の異名を持つ冒険者だと知れば、止めてくれたことに感謝こそすれ、それでもレイに絡もうと考える者はいなかった。

「レイさん、ケニーは何か失礼なことを言いませんでしたか?」
「いや、特には。ただ、少し話していただけだよ」
「そうですか、それならいいんですけど……」

 そうしてレイとレノラが話していると、やがて着替え終わったケニーがやって来て、二人で食事に出掛けるのだった。

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