産総研に外部から不正アクセス、個人情報漏えいの恐れ

» 2018年02月14日 13時23分 公開
[太田智美ITmedia]

 産業技術総合研究所(以下、産総研)は2月13日、産総研のシステムに外部から不正アクセスを受けたと発表した。第三者および産総研の知的財産に関する情報や、保有する個人情報の漏えいの可能性などもあるという。


産業技術総合研究所の不正アクセス

 最初に外部からの不正アクセスを確認したのは2月6日。不正アクセスされたシステムをネットワークから遮断し、同システムの提供事業者に連絡。今後の対応を協議し、原因及び影響範囲の調査を開始したという。

 8日には、全職員がシステムを利用する際に必要なパスワードを強制変更。9日、不正アクセスがあったことを全職員に通知し、メールおよびスケジュール以外の業務システムも停止した。

 13日には産総研内部からのインターネット接続も遮断。同日以降、安全を確認できたところから業務システムの稼働を順次再開する予定。


産業技術総合研究所の不正アクセス

 すでに関係省庁へ報告し、警視庁にも相談しているという。「引き続き、早急に原因及び影響範囲等の調査を進める」(産総研)

太田智美

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

- PR -

Special

- PR -

婚姻組数が減る一方、「将来結婚したい」ニーズが急増。そんな中、注目を集めている「お見せ合い婚」とは?

ビッグデータやAIを活用して1人1人の借入条件を算出する新しい金融サービスが誕生。今までと何が違うのか、30代の中堅ビジネスパーソン・山下さんが試してみた。

「2020年までにクラウドでナンバーワンになる」は本当ですか? Oracle Cloudの「強み」「違い」をユーザー視点で聞いてみた。【Shift, Cloud】

創業数年で、国内に約30拠点・社員150人を抱える急速な多拠点展開に成功したベンチャー企業。その急成長を可能にしたのは?

「AIは万能だ」──間違った知識を身に付けていませんか? AIの現状をいち早く知ることで、他社に差を付けるチャンスを掴めるかも。ビジネス活用の今がここに