<iframe src="//b.yjtag.jp/iframe?c=BB5AY5Q" width="1" height="1" frameborder="0" scrolling="no" marginheight="0" marginwidth="0"></iframe>

新京成電鉄と京成電鉄の違いって? 陸軍演習線が「新京成線」になるまで

京成電鉄といえば、特急「スカイライナー」を運行している首都圏の大手私鉄ですが、よく似た名前の新京成電鉄という会社が千葉県にあります。京成電鉄とはどのような関係なのでしょうか。

明治生まれの「京成」、昭和生まれの「新京成」

 京成電鉄は東京都心と成田空港、千葉を結ぶ大手私鉄です。成田空港に行く際に特急「スカイライナー」などを利用したことがある、という人も多いと思います。

171227 shinkeisei 01
新京成電鉄のN800形電車。京成電鉄の3000形電車と同じ形をしている(児山 計撮影)。

 この京成電鉄の京成津田沼駅(千葉県習志野市)と、JR常磐線の松戸駅(同・松戸市)を結んでいるのが新京成電鉄。名前はよく似ていますし、京成グループの会社ではありますが、一体何が違うのでしょう。

京成電鉄の子会社として誕生

 京成電鉄は、東京から成田山新勝寺(千葉県成田市)への参詣客を輸送するために、1909(明治42)年に設立された鉄道会社です。

171227 shinkeisei 02
京成電鉄の3000形電車。新京成電鉄が同じ形のN800形を導入している(児山 計撮影)。

 一方、新京成電鉄は戦前に当時の陸軍鉄道連隊が線路を敷設する練習した線路敷を京成電鉄に払い下げてもらったのが始まり。この線路敷を改良し、運営を任せる子会社として1946(昭和21)年に設立した会社が新京成電鉄です。

 払い下げを受けたとき、京成電鉄は都営浅草線との直通運転という大プロジェクトを抱えていたため、買収した線路敷の鉄道建設や沿線開発は小回りのきく子会社に任せることにしたのです。「新京成」という名前は、新しい会社でありながら老舗の「京成」というブランドも将来の土地開発などで十二分に活用する意図を含めた会社名といえます。

この記事の画像をもっと見る(4枚)

画像ギャラリー

  • Thumbnail 171227 shinkeisei 04
  • Thumbnail 171227 shinkeisei 01
  • Thumbnail 171227 shinkeisei 02
  • Thumbnail 171227 shinkeisei 03

関連記事

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. 「8」の由来が末広がり云々というのは後になって言われたことでしょう。番号が親会社の車とダブらないように、京成のモハ750形と京成生まれで新京成に譲渡されたモハ1100形の間の空いていた番号を与えたという経緯があります。新京成初の自社発注はモハ800形・サハ850形ではなく、その前年の昭和45年に旧型車の部品を流用して東急車輌で造られたモハ250形・サハ550(当初クハ550)形なんですけどね。