2018年02月13日(火)
360.life編集部/Test by LDK編集部
知ってた? 出来立てに"アレ"すると「2日目のカレー」になるんです
2日目のカレーって美味しいですよね。できればあの味を1日目から味わいたいと思うのは、カレー好きならずとも同じでしょう。そこで、あの味をなんとか再現できないものかと5種類の方法でテストしてみました!
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2日目のような 美味しいカレーを作る方法
一晩寝かせた2日目のカレーって、味がなじんで美味しいですよね。あの味を1日目から食べたいけれど、再現するのはなかなか難しいもの。 そこで、どんな方法があの味を再現できるのかをテストしました。 [テスト項目] ・食材のうま味 ・ルウの深み ・手軽さ それではテスト結果を発表します!
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[大成功] 冷蔵庫で 小分けが正解!
一番美味しくできたのは、作って粗熱を冷ましたら、ジッパーバッグに小分けして入れるという方法でした。
[テスト結果] 食材のうま味:◎ 味が食材の中までしっかりしみこんで、玉ねぎも味がなじんでいます。 ルウの深み:◎ 食材からうま味がルウにじっくり溶け出し、まろやかさがある味になりました。 手軽さ:◎ 調理後は粗熱をとり、ジッパーバッグに小分けして冷蔵庫へ入れるだけ!
美味しさの理由は、冷蔵庫で寝かせることで、じわじわと野菜や肉からうま味がルウに溶け出したこと。 食材とルウがしっかりなじんだことで食材のうま味とルウの深みが増し、コクのあるまろやかな味わいになりました。
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[成功] 冷凍庫でも 充分美味しい!
冷凍庫で急激に冷やす方法です。冷凍に不向きなじゃがいもは取り除いて冷蔵しました。 [テスト結果] 食材のうま味:◯ 冷蔵と比べるとあと一歩ですが、十分味がしみ込んでいておいしい! ルウの深み:◯ こちらも冷蔵と比べると若干もの足りない印象でした。 手軽さ:△ じゃがいもは冷凍すると食感が損なわれるので冷蔵する分手間がかかります。
冷蔵と冷凍はどちらも美味しいですが、急激に冷やす冷凍よりもじわじわと冷える冷蔵のほうがしっかりと味が中に入り、より美味しいという結果でした。
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[もう一歩] 圧力鍋は ルウがイマイチ!
圧力鍋で作ったらイケると思いましたが、結果はルウのコクがうまく出ず、いま一歩。
[テスト結果] 食材のうま味:◯ 圧力鍋でつくるとうま味がぎゅっと出て野菜自体のおいしさが増しました。 ルウの深み:× 普通の鍋で作ったカレーと大きな差はなく、ルウの深みはやや足りない感じです。 手軽さ:◯ 沸騰し加圧が始まったら火を止める(加圧0分)から手早く作れます。
圧力鍋は時短法理ができ、普通の鍋よりも食材のうま味が出るのは評価できるポイント。 しかし、じゃがいもは溶けてしまい、ルウの深みが足りませんでした。
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[もう一歩] ルウを3種類混ぜたら? 寝かせれば最強
3種類のルウを混ぜると複雑な味わいになり、ルウの深みが増しました。 [テスト結果] 食材のうま味:× 食材の味が別々に感じられ、ルウとなじんでいないのが残念。 ルウの深み:◯ ブレンドすることで各種ルウのいいとこどりができ、複雑な味わいになりました。 手軽さ:△ ルウを入れるだけですが、3種類のルウを揃える必要はあります。
複雑な味を醸し出せる3種類のブレンドですが、作った直後は味がなじみません。しかし、これを小分けにして冷蔵保存すれば、最強の美味しさになるのは間違いありません!
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では、普通に作って 作りたてを食べると?
最後に、一晩置かずに作ったらそのまま食べてみました。 [テスト結果] 食材のうま味:× 食材がルウとなじんでいないのでうま味は出ておらず、初々しい味です。 ルウの深み:× つくりたては食材のうま味がルウに溶け出ておらず、深みはありません。 手軽さ:◎ 普通の鍋でいつも通りつくるだけなので、もっとも簡単な方法です。
じゃがいもも角が取れておらず、そのままの状態でした。 [カレー作りおきのリスク] カレーの作りおきで注意したいのが「ウェルシュ菌」。ウェルシュ菌の増殖を防ぐには、素早く冷やすのが正解。 そんなことも考慮に入れてテストした結果、一番リスクが減らせて味もなじみやすいのは、小分けにして冷蔵&冷凍でした。 時間をスキップして、すぐにあの味を食べたくなったらぜひお試しください!
360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。
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