2月13日、金融庁へ業務改善命令に係る報告書を提出したコインチェック。
大塚雄介取締役が、取材に応じて記者攻勢を受けていました。
そのニュースもさることながら、ついさっき、AbemaTVで超興味深いニュースが流れていました。
それはなんと、みんなが気になっているコインチェック以外の『仮想通貨取引所』の対応について、です。
私はAbemaニュースの冒頭記者会見の所は見逃してしまったのですが、後の方はバッチリ観れました。
抜粋して、その超気になる内容をお伝えしたいと思います。
国内の仮想通貨取引所31社(33社かも…)に、AbemaTVが取材を申し入れたところ、8社が応じてくれました。
そこには私がひいきしてるZaifのテック・ビューロ社も含まれていましたよ。
気になる質問は以下の3つです。
①これまで不正流出は無かったのか?
②セキュリティ対策,補償対策は十分なのか?
③金融庁の立ち入り調査で今後どのような影響が?
核心をついていますね(笑)
では詳細はこちらです。
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不正流出なかったの?補償とかしてくれるの?
まず①と②の質問について。
①これまで不正流出は無かったのか?
②セキュリティ対策,補償対策は十分なのか?
って……(笑)
ビットフライヤーとDMMコイン、今まさにキテる仮想通貨取引所は回答が間に合わなかったようですね…。
流石Zaif!!
正直に『ちょっとありました』と書いていますね。
ここを誤魔化したら、今頃Zaifチャットは燃えていたでしょう。
これを見て分かる事は、『取引所によってバラバラ』という事ですね……。
GMOは、サーバーの対策を強化してる、とだけ。
つまり、補償するとは言ってない。
対してZaifは『重大な過失が認められた場合、役員会で補償の是非を協議』とあります。
補償する、とは言ってないが協議する、という事ですね。
どっちも大して変わらない気がするんですけど、サーバー対策の強化、とだけ語るGMOコインに突っ込みが多少飛んでました。
『どれだけサーバーを強化しても、絶対に破られますよ』
そう豪語したのは嘉悦大学の高橋洋一教授です。
存じ上げてなかったのですが、立ち入り検査とかもしたことある専門家の方ですね。
ずけずけと語っていて、とても好感が持てました。
全部を覚えてないのですが、取引所でバラバラな事に対してかなり突っ込んでました。
では3つ目の質問です。
金融庁の立ち入り検査で影響あるの?
③金融庁の立ち入り調査で今後どのような影響が?
こちらの質問について、8社の回答です。
かなり具体的なことを、どの取引所も語ってますね。
これに対して、高橋教授のお話が面白かったです。
以下は内容の要約なので、正確にこう発言したわけではありませんのでそれだけご了承下さい。
(※ニュアンスはメモっているので合っているはずです)
高橋教授の話を超抜粋すると
『金融庁も税務署と同じようなノリだから、眼を皿のようにして重箱の隅をつつくと思う』
もう税務署と一緒ですよ。
立ち入りに入られた取引所は、銀行と違ってそういう立ち入られた経験ないでしょう?
だからかなりボロが出ますよ。職員も張り切って立ち入りますから。
私も立ち入ったことがありますが、まず帳簿見せて、から始まります。
全ての取引所が何かしら言われる可能性が高いです。
このようなニュアンスで、ずばずばぶった斬っていました。
確かに立ち入られた経験は、銀行とかに比べたらほぼないでしょうね……。
番組の後半ではこんなことも語っていました。
ICOとかはやりにくくなる。
でも、ICOの9割くらいは嘘くさいのばっかりだから金融庁に規制されるでしょう。
・どんなに仮想通貨自体の規則を厳しくしてもブロックチェーンの技術は残りますよ。
・今はブロックチェーン技術よりもギャンブルの意味で仮想通貨が盛り上がってる。
・中央銀行が仮想通貨を早くやればいい。むしろ率先してやれ、と私は思ってる。
『中央銀行が仮想通貨やればいい』
それ、今日このブログでも書いた橋下徹氏の発言とかぶってますね……。
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【橋下徹氏の発言に観る】日本円がブロックチェーン化する時が来るのか?
日々進歩し続ける仮想通貨業界。 私もいちトレーダーとして、関わる事3か月が経過しました。 そして知れば知るほど、その技術の凄さを知る事になります。 いくら仮想通貨が『詐欺っぽくない?』と語ったところで ...
なんか偶然ですけど、同じ話を1日に2回も目にするとは……。
まぁそれはさておき、コインチェックと同じ騒動が起きた時に取引所がどういう対応をするのか?
それが直接取材で分かった事は、私たち投資家にとっては安心材料……?と言えるかもしれません……。
(あんまり安心してませんが、何も言われないよりはマシ)