更新が久しぶりになってしまいました・・
すっかり気の抜けたこの頃、もうまとめる気力がありませんでしたが・・

もしも自宅学習を中心にして私立中と都立中の併願をお考えな
我が家のような珍しいパターンの受験生に少しでも何か残せれば
という思いからもう少しだけ更新します

表題の件、受験を考え始めた6年生始めの頃は母も全くの不明点でした
それで、栄光ゼミナールのオープン模試の返却面談の際に
栄光の講師の方に質問してみたところ、
「都立受検においては社会は必要ありません。」
「理科は頻出パターンの範囲については必要です。」
との返答でした
(それよりも作文や算数を優先させるべきというニュアンスだったように思います)

そんなものかな、と母も納得し6年当初はほぼ手つかずでした

ただ、夏休みから私立の対策も~と取り組んだ社会の勉強に
娘がどっぷりハマってしまいとにかく重点的に楽しみながら取り組み始め・・
その結果として私立型の社会科目の知識量が大幅に増えました

すると・・相関して公立中高一貫型模試の適性Ⅱの点数が安定してとれるように

じゃあ社会が出来上がってきたから次に理科ももう少し頑張ってみよう
と取り組み始め、私立型の理科科目の知識量も大幅に増やすと・・

同じく適性Ⅱと適性Ⅲの点数がとれるように

6年生前半では出来不出来が問題パターンに左右され点数の安定しなかった
適性ⅡやⅢの数値が、6年生後半では安定してきたのです
(勿論、夏休みから算数も頑張ってきた成果でもあるとも思いますが
ここでは社会理科のみに着目した書き方にしておきます)

私立型の理科と社会科目の知識は絶対必要ではないかもしれませんが
あればあるほど適性検査型の試験にも有効と言えます

知識があるとどう有効なのか、というと
解くスピードが明らかに早くなるのですよね

具体的には・・

都立型の問題パターンしかこなしていない場合は
問題を読み取る
→資料を読み取る
→データなり数値なり探す
→思考して
→計算して
と順を追って解答を導く順序になりますが

私立型の知識があると
問題を読み取る
→思考して
→資料から当てはまるデータなり数値を抜き出す
→計算して
と順序が変わり、一つ一つ資料を読み取る時間の省略が出来るイメージです


例えば今年の共通問題適性Ⅱの大問2社会的問題の【問題3】
テーマの「野菜の栽培と流通」について資料を分析・考察し、記述する問題でした

娘の場合、問題文と資料の文字だけ見てすぐに
「近郊農業で促成栽培」
このキーワードが解法として即効で頭に浮かんだ、と言っていました
あとはそこに合うデータを引っ張ってきて記述をまとめるだけ、の作業になります
考察する時間が省かれるので短い時間で多くの問題を解くことができるようになるのです
社会で具体例を出しましたが、同じような事が理科にも当てはまります

ただ、知識がある分、自信過剰になり問題の条件を読み飛ばし
解答を書き上げる傾向が少しあったのは直前に口酸っぱく指摘しました
(資料のどこを読み取ってその解答になるのかきちんと書き入れるなど)

4科目での私立併願する受験生ならば、必然的に理科社会の基礎力をつけているので
そこはアドバンテージになると思えます
都立の対策も兼ねるので「必要ない」とは思わずに引き続いてしっかり取り組むべきです

都立単願の受験生ならば、適性検査型の理科社会問題に広く多く当たりながら
自分の苦手だと思う単元はピンポイントにでも基礎知識は身に着けるようにしておくべきです

以上、とても私見ですが理科と社会について思う処をまとめてみました