Cookpad TechConf 2018についての雑感。


去年に引き続き、Cookpad TechConfに行ってきました。今回も面白かったあああ。

毎日の料理を楽しみにする挑戦をし続けた20年

cookpad最初のエンジニアの人?らしく、話が興味深かった。100万ユーザー毎にエンジニア1人増えていった話の中で、採用に関して、優秀なエンジニアでも「毎日の料理を楽しみにする」というサービスコンセプトに合わない人は採用しなかった…という意思は、言うは易しだけども…と、さすがにすごいなあと思いました。

クックパッドの “体系的” サービス開発

1番面白かったと言うか、今日から役に立つ思考のフレームワークがすばらしかったなあ。

価値仮説(カッコを埋めていけばいい)

・ユーザー/(レシピを探すユーザー)は

・欲求/(今日のメニューを早く決めたいが)したいが

・課題/(多くのレシピから決められない)ので

・製品の特徴/(人気なレシピを探せる)ことに価値がある

“体系的” に開発サイクルを回して “効果的” に学びを得るには

クックパッドクリエイティブワークフロー

施策の振り返りなどは一箇所にまとめて、すべての情報はそこをみればわかるようにした…って話が、「あっ、同じことしてるw、やっぱそこに価値があるよなあ」と。(僕はまだ途中デス)

What/How to design test automation for mobile

Rubyの会社でRustを書くということ

cookpad storeTV 〜クックパッド初のハードウェア開発〜

年末にスーパーで見かけて気になってたcookpad tv。数日前に子会社化のニュース聞いて、へええって思ってたのだけど、開発秘話を聞けて面白かった。やりたいなあ、これ。

Challenges for Global Service from a Perspective of SRE

こういう攻めのインフラエンジニアいるんだなあ、頼もしいだろうなあって思いますた。

動き出したクックパッドのCtoCビジネス

去年のTech Confで、料理きろくという画像解析を機械学習する話があったので、

こんなことを思っていたのだけど、

美味しそうなシズル感のある料理写真画像を使って、インフルエンサーを起用して、お鍋や器のCtoCビジネスがやっぱり始まるのだそうです。堅実だなあ、素晴らしい。

Solve “unsolved” image recognition problems in service applications

画像解析のリアルなトライアル&エラーが面白かったです。


今日のカンファレンスのどなたかが言ってたのだけど、

メディアになると収益が広告モデルになるから、結果、広告が売れるためのコンテンツ作りになるので…、サービスコンセプトの「毎日の料理を楽しみにする」にならないじゃん

的ななのは、さすがだなあと。

この言葉をきいて、以前どこかで耳にした

デザインや信念をうまく語れないと…
数字で判断されサービスがビジネスに寄りすぎてしまう。たとえビジネスインパクトが弱いとしても、ユーザー利便性を上げる施策は、信念を持ってやっていかなくてはいけないし、これを語る見識がないと…

的な言葉を思い出しました。

今年もお勉強になりました。ありがとうございます。