☆統一の希望と悲しみ.昨年11月に「戦争はないと見る」という記事を書きました。
それは、朝鮮半島戦争の緊張感に疲れたからでもありました。
sokamori2.exblog.jp/27670491/ひとたび戦争になれば大変だし、その緊張だけでも疲れたものでした。
よくよく冷静に考えれば、何十万人が死ぬことが分かっていて戦争を仕掛けることなどできないと思ったのです。
事実、戦争は起らず、このほど冬季オリンピックが開催されたのです。
今朝、オリンピックの韓国の入場シーンを見ました。
朝鮮半島が描かれた「統一旗」を先頭に選手団が入場する・・
その時、韓国人の心が波動となって伝わってきました。
「そうだよな、同じ民族が分断されるなんてつらいよなあ」と思い、「相手が核兵器を持とうと、毒ガスを持とうと、それでも同じ民族だし、それでも一緒になりたいんだろうなあ」と感じたのでした。
もし、同じ民族でなければ、是々非々で考える。
非人道で独裁で、核兵器を増産していく暗黒国家というイメージは、日本人の私にあっても韓国人にはないのかも知れない。
少なくとも、北に対する憎しみはないのだろう。
統一は希望であり悲願ですが、その分断が続くことは大きな悲しみ。
憎しみはない。悲しみだけがあるというふうに。
もし、日本が関西と関東に分断されたらどうか。
勿論、教育によって憎しみは作られるだろう。
けれど、その分断が本来の姿ではないし、個々の底では切っても切れない同じ日本人であるから、統一への熱望は不変でしょう。
そんなことを、入場式で初めて感じました。
だからと言って北の核兵器問題は別。
北の自在な策略に乗り、お人好し外交の未来は見えている。
真実の平和を築くため、不用意な愛情は仇となる。
安易な交流は避けるべきでしょう。
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