おはようございます。
株式投資は、基本的に長く相場に身をおいている人の方が強いです。
長期で見ればプラスサムゲームなので、多少の上下動はあったとしても、10年相場に身をおいていればプラスになっている可能性が高いからです。
そうなると、多少の暴落が来ても含み益が積み重なっていますから、精神的にも動揺することが無くなります。
どっしりと相場と向き合うことができるようになり、しかも今までの株式投資の経験も蓄積されていますので、より合理的な判断をできるようになります。
逆に言えば、10年間相場に身をおいて日頃から少しずつ経験を積み重ねれば、将来的には大きく報われる可能性が高いと言えます。
腰の強いポートフォリオは一朝一夕にはできない
投資初心者の方が、ベテラン投資家の方のブログに載っているポートフォリオを読むと、どうやったらこんな強いポートフォリオができるのか圧倒されることも多いかと思います。
それは「現時点」だけを切り取って見るから強いポートフォリオに見えるだけで、初めから腰の強いポートフォリオであったわけではありません。
腰の強いポートフォリオは一朝一夕にはできず、どうしても時間がかかるのです。
私は、相場に長く身をおいている方のポートフォリオは、目に見えない多くの苦労や難局を乗り越えた上に作り上げられた一種の芸術作品だと思っています。
ポートフォリオを見ただけでその人の投資に対する考えやポリシー、過去の迷いの跡のような物が見えてきますから。。
日経平均が8,000円の時代からコツコツ投資している人は強いに決まっている
実際、10年前からコツコツ投資をしている人はかなりの含み益があるはずです。
日経平均が8,000円という時代から投資をしているわけですから、24,000円が21,000円になろうが「ふ〜ん」という感じでしょう。
一方、2017年参入組の方は含み益が少ないでしょうから、今回のような1週間程度の暴落で一瞬で含み益が消えたかと思います。
が、そんなことは株式市場ではよくあることです。
株式市場に参入したばかりであれば、投資額も小さいはずですから、含み損といってもせいぜい数万円〜数十万円程度でしょう。
多少の含み損が生じたくらいで一喜一憂する必要は全くありません。
それよりも重要なことは、ホールドし続けていればいずれは上昇が見込める商品に投資ができているかです。
将来の値上がりが自分なりに確信できる商品であれば、一時的に含み損が出ても自信を持って買い下がれます。
投資対象を間違うといつまでたっても強いポートフォリオにはなりません
ちなみに、個別株の場合は投資先を間違うと10年経過しても腰の強いポートフォリオにならない可能性がありますから注意してください。
インデックスの場合は、成長国・地域を中心に投資することを心がければ大怪我はないでしょう。
よく分からなければ、私のようにVTを通じて世界全体に分散投資にしてしまうのもアリです。
購入対象を間違えたがために、いつまでたっても腰の強いポートフォリオにならなかった・・・というのはあまりに悲惨ですね。
まぁニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場されているような超一流企業ならば大怪我はないとは思いますが・・・
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企業のライフスパンが短くなっており、10年後の勢力図が読みにくくなっている
21世紀に入ってからは時代の流れがどんどん加速しており、企業のライフスパンが短くなってきているため、個別株投資は難しくなってきましたね。
昔は超一流企業を作り上げるには何十年という歳月が必要で、いったんトップにたてばしばらくは安泰という時代でしたが、今は違います。
Facebookの創業は2004年で、20年前にはこの世に存在すらしなかったわけです。
10年足らずで世界のトップ企業の一つに成長するとはほとんどの人は思っていなかったことでしょう。
アップルとか、10年後も時価総額1位の立場を保持し続けているか全く分かりませんからねぇ。
もしかしたら10年後には時価総額トップ10の企業の半分以上が入れ替わっている可能性もありますよね。
クレジットカード界の王者VISAも、個人間送金が当たり前になったらどうなるのでしょう。
VISAはアメリカやシンガポールにブロックチェーンの研究開発チームを作っていますから、遅れをとることはないと信じたいところですが。。
まとめ
株式投資は基本的にプラスサムゲームですので、市場に長く身をおけばおくほど腰の強いポートフォリオができあがっていきます。
一度そういったポートフォリオが作り上げられると、多少の暴落ではびくともしなくなります。
まずは10年相場に居続けることを意識したいですね。
こんな記事も書いています。
投資のやり方自体がよく分からない人は、ウェルスナビにお任せして10年間淡々と続けるだけでも立派なポートフォリオになると思います。やることはウェルスナビの口座に日本円を入れ続けるだけですね。
大企業や公務員の方の場合には、会社の福利厚生の内容を調べなおすことをおすすめします。予想以上に充実していたりしますから。。
相場に長く居続けるためには、自分なりの確たる戦略を持つことが重要です。やみくもに取引を繰り返す人はどこかで負ける確率が高いです。