12日
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「長時間労働」遺族が労災申請、スマホの位置情報記録根拠に

 大手居酒屋チェーンの50代の男性店長が去年、仕事中に倒れて死亡し、遺族が長時間労働が原因として労災を申請したことがJNNの取材でわかりました。長時間労働の根拠としたのがスマートフォンに残された位置情報の記録でした。

 遺族などによりますと、亡くなったのは福岡市内にある大手居酒屋チェーン店で店長だった53歳の男性です。男性は去年6月、1人で開店準備をしていたところ、客席で倒れていたということで、死因は致死性不整脈でした。

 遺族の代理人の弁護士が男性のスマートフォンに残されていた男性の位置情報の記録を基に残業時間を計算したところ、最大で1か月148時間に上ったということです。男性が亡くなったのは長時間労働が原因だったとして、遺族は去年12月、福岡中央労働基準監督署に労災を申請しました。

 「スマホのグーグルマップのタイムラインというのが、彼がお店に着いた時刻、店を出た時刻を自動的に記録している。いわばスマホに残した遺言みたいなものですね」(遺族の代理人 松丸正弁護士)

 労基署が調べを進めていて、居酒屋を運営する会社はJNNの取材に対し、「申請手続きに関するご遺族からのご要請にはすべて協力致しております。今後も真摯に対応し、当局のご判断に委ねたい」とコメントしています。

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