英国モデル、F1のグリッドガール廃止を受けて抗議デモ
2018年2月12日
英国のモデルたちが、F1のグリッドガール廃止を受けて抗議デモを行った。
F1は、露出度の高い衣装を着た女性は“現代の社会規範にそぐわない”として、何十年にもわたって伝統的にF1グリッドに華を添えてきた“グリッドガール”を廃止することを発表している。
その一週間前にはプロのダーツ団体「プロフェッショナル・ダーツ・コーポレイション」が場時に選手をエスコートする『ウォークオンガール』を発表しており、モデルたちは他の団体が同じように女性の起用を廃止すれば、数千人の女性が仕事を失うことになると懸念を表明している。
イングランドのバーミンガムにあるブル・リングで2月10日(土)に行われた抗議デモには数十名のモデルが参加。バーミンガムを拠点とする自動車関連企業のRacewars GBR、エシントンを拠点とするモデルエージェンシーのDream Street Models and Eventsが参加を呼び掛けた。
Dream Street Models and Eventsのオーガナイザーを務めるクロエ・エイボンは「この抗議の論点は、このような禁止に多くの反対があることを示すことです。宣伝用の女性を起用しているNEC(National Exhibition Centre)のような他の企業はそれに従いません。女性たちが楽しみ、快適に過ごし、お金を稼いでいることを禁止することは理にかなっていません」とコメント。
クロエ・エイボンは、女性モデルたちは一般的にそれらの仕事で1日に80~150ポンド(約1万2000円~2万2000円)を稼いでいると述べた。
「多くの女性が自信を育むためにこのプロモーションの仕事をやっています。ただ周りに立っているわけではなく、彼女たちは人々と会話もしなければなりません」
ミス・バーミンガムのファイナリストであるサシャ・ジョーンズは「私はメーキャップアーティストですが、グリッドガールとして働くことを含めて様々なプロモーションの仕事で収入を支えています」と述べた。
「それがどこかで終わってしまうのではないかと心配しています。NECは彼らのスタンドでモデルを起用することをやめるのでしょうか? そうなったら怒りますよ。仕事なんです。私たちがお金を稼いでいることなんです。私が愛してやっていることであり、苦痛など感じていません」
「屈辱的などまったく思ったことはありません。私たちは働きたいのに、フェミニストたちはその仕事は良くないので働いてはいけないと言っているようなものです」
クロエ・エイボンは、全てのモデルにはピットレーンでどのような衣装を着るかについて選択肢があると強調。
「もし、その衣装を着ることが快適でない場合はそうしません。NECで働いていて、与えられた衣装が気に入らなければ、違ったものを着るか、自分に適した別の仕事に就くことができます。
ミス・ギャラクシー・バーミンガムのペイジ・アトキンはレースモデルやトレードショーでのプロモーションモデルの仕事をフルタイムの仕事と組み合わせている。
「プロモーションの仕事では、バーミンガムの普通の女の子が夏に切るよようなクロップドトップスやジーンズだけでなく、イブニングドレス、ジャンプスーツなどいろいろなものを着用していま」
「私たちは100年前に女性の権利、衣服や仕事の種類を含め、自分自身を自由に表現する権利を得るために戦いました。それがまた私たちから奪われました。とにかく理由がわかりません」
スーパーモデルのナオミ・キャンベルは、自分の仕事とグリッドガールの仕事には「何も違いはない」とテレビ番組で語っている。
以前にF1のグリッドガールを務めていたモデルのケリー・ブルックは、グリッドガールの仕事は「今まで最高の仕事のひとつだった」と語った。
「魅力的に着飾ってそれを披露することが重要ですが、私は利用されていると感じたことは一度もありませんでした。
F1はグリッドガールに代えて、各国の国内モータースポーツを戦う若い子供たちを“グリッドキッズ”として起用する。
FIAのジャン・トッド会長は「F1はモータースポーツの頂点であり、カートからF1に至るまでFIAのシングルシーターピラミッドを構成するジュニアシリーズで競争している全ての若手レースの夢だ」とジャン・トッドはコメント。
「我々は将来のF1チャンピンにレーススタートのための準備の間にグリッド上で彼らのヒーローの隣に立つ機会を与えることで少しでも夢に近づけてあげられることを嬉しく思っている」
カテゴリー: リバティ・メディア
F1は、露出度の高い衣装を着た女性は“現代の社会規範にそぐわない”として、何十年にもわたって伝統的にF1グリッドに華を添えてきた“グリッドガール”を廃止することを発表している。
その一週間前にはプロのダーツ団体「プロフェッショナル・ダーツ・コーポレイション」が場時に選手をエスコートする『ウォークオンガール』を発表しており、モデルたちは他の団体が同じように女性の起用を廃止すれば、数千人の女性が仕事を失うことになると懸念を表明している。
イングランドのバーミンガムにあるブル・リングで2月10日(土)に行われた抗議デモには数十名のモデルが参加。バーミンガムを拠点とする自動車関連企業のRacewars GBR、エシントンを拠点とするモデルエージェンシーのDream Street Models and Eventsが参加を呼び掛けた。
Dream Street Models and Eventsのオーガナイザーを務めるクロエ・エイボンは「この抗議の論点は、このような禁止に多くの反対があることを示すことです。宣伝用の女性を起用しているNEC(National Exhibition Centre)のような他の企業はそれに従いません。女性たちが楽しみ、快適に過ごし、お金を稼いでいることを禁止することは理にかなっていません」とコメント。
クロエ・エイボンは、女性モデルたちは一般的にそれらの仕事で1日に80~150ポンド(約1万2000円~2万2000円)を稼いでいると述べた。
「多くの女性が自信を育むためにこのプロモーションの仕事をやっています。ただ周りに立っているわけではなく、彼女たちは人々と会話もしなければなりません」
ミス・バーミンガムのファイナリストであるサシャ・ジョーンズは「私はメーキャップアーティストですが、グリッドガールとして働くことを含めて様々なプロモーションの仕事で収入を支えています」と述べた。
「それがどこかで終わってしまうのではないかと心配しています。NECは彼らのスタンドでモデルを起用することをやめるのでしょうか? そうなったら怒りますよ。仕事なんです。私たちがお金を稼いでいることなんです。私が愛してやっていることであり、苦痛など感じていません」
「屈辱的などまったく思ったことはありません。私たちは働きたいのに、フェミニストたちはその仕事は良くないので働いてはいけないと言っているようなものです」
クロエ・エイボンは、全てのモデルにはピットレーンでどのような衣装を着るかについて選択肢があると強調。
「もし、その衣装を着ることが快適でない場合はそうしません。NECで働いていて、与えられた衣装が気に入らなければ、違ったものを着るか、自分に適した別の仕事に就くことができます。
ミス・ギャラクシー・バーミンガムのペイジ・アトキンはレースモデルやトレードショーでのプロモーションモデルの仕事をフルタイムの仕事と組み合わせている。
「プロモーションの仕事では、バーミンガムの普通の女の子が夏に切るよようなクロップドトップスやジーンズだけでなく、イブニングドレス、ジャンプスーツなどいろいろなものを着用していま」
「私たちは100年前に女性の権利、衣服や仕事の種類を含め、自分自身を自由に表現する権利を得るために戦いました。それがまた私たちから奪われました。とにかく理由がわかりません」
スーパーモデルのナオミ・キャンベルは、自分の仕事とグリッドガールの仕事には「何も違いはない」とテレビ番組で語っている。
以前にF1のグリッドガールを務めていたモデルのケリー・ブルックは、グリッドガールの仕事は「今まで最高の仕事のひとつだった」と語った。
「魅力的に着飾ってそれを披露することが重要ですが、私は利用されていると感じたことは一度もありませんでした。
F1はグリッドガールに代えて、各国の国内モータースポーツを戦う若い子供たちを“グリッドキッズ”として起用する。
FIAのジャン・トッド会長は「F1はモータースポーツの頂点であり、カートからF1に至るまでFIAのシングルシーターピラミッドを構成するジュニアシリーズで競争している全ての若手レースの夢だ」とジャン・トッドはコメント。
「我々は将来のF1チャンピンにレーススタートのための準備の間にグリッド上で彼らのヒーローの隣に立つ機会を与えることで少しでも夢に近づけてあげられることを嬉しく思っている」
カテゴリー: リバティ・メディア