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ベンチャー企業開発「グラフィットバイク」を和歌山県が公用車として導入

更新:02/09 19:22

 和歌山県が9日、新たに導入する公用車を発表しました。2輪車、電動のバイクです。地元・和歌山のベンチャー企業が開発したもので、インターネット上で投資を募ったところ、国内最高額となる約1億2000万円以上集まったという全国からも注目されているバイクです。

 9日、和歌山県が公用車として導入を発表したのが「グラフィットバイク」と名づけられた乗り物。自転車とバイクの間といった感じです。

 「わざわざ車で出かけるほどではないけれども、さすがに歩いて行くには遠いという出張も頻繁にあるので、そういった場合にも活用する」(和歌山 佐久秀弥産業技術政策課長)

 実はこのバイク、地元和歌山のベンチャー企業が開発したものなんです。グラフィットバイクの開発者で社長の鳴海禎造さん。もともとは自動車の修理や販売を手掛けていました。折り畳み式なので、こんなところにも入ります。

 「当初から軽自動車のトランクにも積めるサイズで考えて作りました」(グラフィット 鳴海禎造社長)

 グラフィットバイクの重さは18キロほど。タクシーにも2、3台は積み込めるといいます。そして工具などを使うことなく、わずか30秒ほどで組み立てられます。

 見た目は折り畳み自転車ですが、法律的には原動機付バイク。公道を走るにはナンバープレートも必要です。ハンドルのスロットルを回せば、後輪に内蔵されたモーターの力でタイヤが回転。最高速度は時速30キロ、フル充電で40キロの距離を走ることが可能です。もし充電が切れても、普通の自転車のようにペダルだけでの走行もできます。開発資金としてインターネット上で300万円の投資を募りましたが、わずか2か月足らずで1億2000万円以上も集まりました。

 2年の開発期間を経て完成したグラフィットバイク。1台15万円(税込み)で、すでに2000台以上が売れたといいます。去年11月に和歌山県に1台寄贈したところ職員に好評だったため、公用車として使用することになりました。

 「見た目はどう見ても自転車なんですけど、こがなくても進むっていうのは面白みもあるし、どんどん乗っていきたいと思います」(試乗した職員)

 和歌山県は3月中旬から県全体に32台を導入する予定です。

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