先日、タイ語のサイトでダトニオに関する情報が沢山載っているサイトを見つけました。
興味深い記事が多くあったので、役に立ちそうなものを期間限定でボチボチと紹介していきますので、ダトラーの皆さんの雑学にしていただければと思います。
まずは、ダトニオ・プルケールとミクロレピスの判別に関してです。
■バンドのパターン
写真の左上は7本バンド、その他3枚の写真は全て6本バンドと数えます。
6本のバンドでも、尾筒のところにかかる5本目のバンドがちょっと切れてV字に見えるものや尾筒まで届いていないものもあります。
因みにバンドの本数の数え方は以下の写真の通りです。
上記のいわゆる代表的なバンドのパターンに加えて、カンボジアやベトナムなどメコンデルタ地帯ではミクロレピスに似たバンドを持つ種類も稀にいます。
これらのバンドの本数の数え方は、写真①②が7本バンド、③が8本バンド(6と7本目が繋がっている)④が7本バンド(5本目が尾筒まで届いていない)⑤⑥⑦が8本バンドとなります。
次にインドネシアに生息するミクロレピス(プラスワン)です。
8本のバンドとビッグバーの7本バンドの2種が代表的です。
こうして見ると、プルケールとミクロレピスの8本のバンドの個体がよく似ています。
でも、違いはあります。
以下、プルケールとミクロレピスの尾筒のバンドの比較です。
写真とジックリ見ると分かると思いますが、特徴があります。
☆プルケールの尾筒のバンド
プルケールの場合は、7本目と8本目のバンドの間隔がミクロレピスに比べて広め、加えて7本目のバンドの方が太くなったり、6本目と繋がったりします。
☆ミクロレピスの尾筒のバンド
ミクロレピスの方は、7本目と8本目のバンドの間隔が狭く、この2本のバンドの太さがほぼ同じようになり、6本目のバンドと繋がることが殆どありません。
それから、プルケールは下の8本バンドの個体のように6本目のバンドが背中までのびて5本目と繋がることが多いですが、ミクロレピスでは繋がることは殆ど見られません(8本バンドの場合)
■ 体表の模様(ミクロレピス)
ミクロレピスでは、写真下の個体のように4本目と5本目のバンドの間、5本目と6本目のバンドの間の体表に染みのようなマダラ模様がでる個体が多い特徴があります。
下の写真はプルケールとミクロレピスのどちらも綺麗な個体ですが、どっちがプルケールでどっちがミクロレピスでしょう
もう判別できますね。
上記の他にもまだ微妙な特徴があったりしますが、これだけでも結構見分けが出切ると思います。
では、これはどやっ
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この記事に
ダトニオさん、
ありがとうございます。 自分でも気付かなかった点もあったりして、結構興味深く辞書ソフトを使ってタイ語と格闘していました(笑
これから、ショップでダトを見る目も少し変るかもしれませんね!
最後の個体は、ミクロレピス!正解です♪
さすがダトラーですね。
2011/8/7(日) 午後 10:16
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kengoさん、
やはり自分の嵌っている魚種とそうでない魚種では関心度が違うので難しいかもしれませんが、ご勘弁を。
自分も他の魚種に関しては無知です(笑)
2011/8/7(日) 午後 10:19
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のりすけさん、
ありがとうございます。 自分でもなるほどと改めて認識できました。コレぐらいの情報でも、オークションの個体などを判別するには十分だと思いますよ。
サイトでは更に細胞の話など学術的な内容も有りましたが、さすがに辞書に載っていない単語も多くてスルーしました(滝汗)
最後の個体はミクロレピスです。正解です!!
2011/8/7(日) 午後 10:23
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keroyonさん、
ありがとうございます。
最後の個体はミクロレピスです。正解です♪
バンドパターンの例外個体も勿論います。
う~んと唸るような個体も稀にいますが、どこかに特徴は出ると思います。
2011/8/7(日) 午後 10:32
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マサナリさん、
ありがとうございます。
Q1、Q2、共に正解です♪
是非、ショップで現物をガン見して観察してみてください。
多くの個体を見ることは目を肥すのにも役に立ちます。
2011/8/7(日) 午後 10:35
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tigerperchさん
本当に解りやすいですね(^_^)
プラスワンタイプのプルケールなるほど~です!
これから参考にさせてもらいますね
2011/8/9(火) 午後 10:25 [ Hiro ] 返信する
とても勉強になりましたm(_ _)m!


似たような個体がいるので判別方法は尚更難しいですね
私ももっと勉強します~!
2011/8/9(火) 午後 10:36 [ チャンプ ] 返信する
Hiroさん、
知識の向上に役立てば幸いです♪
オークションの個体などの見分けにも役立つと思いますよ。
2011/8/9(火) 午後 11:58
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チャンプさん、
知識の向上にむけて頑張りましょう。
巷では、偽本ダトも販売されていますから。
2011/8/10(水) 午前 0:00
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はじめまして。チョイチョイROMらせてもらっています。
ちょっとお邪魔させて頂きます。
http://page2.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b123337082
↑この個体はどちらになりますかねぇ?
★7本目と8本目のバンドの間隔が狭くミクロレピスっぽい。
★6本目のバンドが背中までのびて5本目と繋がっておりプルケールっぽい。
tigerperchさんの説明はとても判りやすく、勉強になったのですが、この個体だけはどーにもわからない ウワァァ-----。゚(゚´Д`゚)゚。-----ン!!!!
2011/8/11(木) 午前 11:33 [ プルケール ] 返信する
プルケールさん、はじめまして。
この個体は尾筒のバンドから見てもプルケールだと思います。
左右対称のYバンド、こんな個体を探しています(笑)
また覗いてください。
2011/8/11(木) 午後 11:11
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ご返答有難うございます。
遠い異国の地にいらっしゃる方と、いつでも対話できる便利な世の中になりましたよねぇ。(齢がバレル)
ヤフオク等を見ていますと、ここ最近本ダトを銘打った出品個体(あきらかなリアルバンドも多い)に、曖昧な個体が多くなったと感じます。
地域変異なのかも知れませんし、以前タイガーさんがおっしゃっていたように、バンドの綺麗な個体が優先的に日本へ輸出されていた名残りで、残った個体が届くようになったせいでしょうか?
そういった個体を含め、本場の地で相当数の個体を目にされてきたタイガーさんの選別眼は確かなものだと思います。
私自身、20年近く前に亀戸にあったベレンという店で3cm位のカンボジアタイガー(当時はミクロレピス)の第一便を3諭吉程度で購入し、1~2年後には15cm程度でも数千円になり泣かされました。
現在手元にはリアルバンドしかいませんが、手頃な価格になったら、またプルケールを飼育したいと思っています。
今回の記事は今後のバイブルにさせて頂きますね♪
2011/8/12(金) 午前 8:37 [ プルケール ] 返信する
プルケールさん、
本当に便利ですが、ある意味怖い情報社会になりました。
タイ産のダトニオが絶滅寸前になり、代わりにカンボジア産が日本に出されるようになった時代ですね。 タイ産とカンボジア産は背びれに黒くバンドが入るとか入らないとか言われて差別されていたようですが、そんな噂に左右されて相場も上下したんでしょうね。
業者の話では、日本へは6バンドの個体が高く売れるのでそんな個体ばかりが出された結果、ダトニオ=6バンドとなっているようですが、実際には乱れたバンドや7本バンドの個体が沢山います。最近では個体数自体が減ったので、そんな個体でもないよりは良いということで密輸されているのでしょう。
この先、恐らく個体数は減るのみだと思いますから、良い個体に出会えれば買いだと思いますよ。
2011/8/12(金) 午前 10:42
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しばらくぶりです。洪水大変でしたねぇ。
またまたヤフオクで違和感のある個体が出品されたので tigerperch さんのご意見を伺いたくカキコさせて頂きました。
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g104195104
繋がることが殆ど無いとおっしゃられた、6本目と7本目がビミョーに繋がってはいるのですが、7本目と8本目のバンドの間隔が狭く、8本目の形状が全く違い、私にはどうしてもプルケールには見えません。
購入の意思は無く、ただの冷やかしなのですが、自身の目を肥やしたく、タイガーさんの見解をご教示頂けましたら幸いです。
私の判定は「単なるミクロレピス」です。
ブログの更新、楽しみにしています。
2011/12/13(火) 午後 0:07 [ プルケール ] 返信する
プルケールさん、まいどです。
同じく尾筒の8本目のバンドの感じはミクロレピスの感じですね。
でも、ミクロレピスっぽいプルケールということじゃないでしょうか? ダトプラとしても、この個体は貴重なバンドには違い有りません。
難しいです(汗)
2011/12/14(水) 午前 0:29
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お忙しい中、愚問にお答え頂きまして感謝します。
+1タイプのプルケール購入を前提としてであれば、私ならば確実にスルーする個体です。
現在プルケールとして入荷される個体は7本バンドばかりでして、最終バンドの形状(きれいな扇状の細いバンド)を判別のキモにしています。別にプロではないのですが (^_^;)
日本ではミクロレピス幼魚の入荷ラッシュを迎えていますが、今シーズンは特に小さい(8~15mm程度)個体が多数入ってきています。
私も、左右対称「Yバンド」のチビちゃん(¥380)を発見し、衝動買いしちゃいました。
これらの幼魚について、天然採集個体と言う人もいれば、養殖個体だと言う人もいます。
前者は「繁殖の難易度の高いダトニオなのだから、ミクロレピスばかり養殖が成功しているとは思えない」「どうせダトニオの養殖をするのなら、希少価値の高い(高額で売れる)プルケールにするであろう」「プルケールの養殖成功の話は聞かないし、孵化してもほとんど落ちてしまうらしい」と語っております。
(つづく)
2011/12/14(水) 午前 9:35 [ プルケール ] 返信する
後者(私の意見)は、前述のサイズの個体を捕獲・輸送して、どれだけ生存するのか、安価で販売して利益を得られるのか、よって推測の域を脱しないのですが、ミクロレピスおよびプルケール共に養殖に成功しているが、プルケールはある程度のサイズまで育成(価格吊り上げ)し、小出しにして利益を得ようとしているのではないでしょうか。
タイでのダトニオの養殖事情(タイだけとは限りませんが)は耳に入ってこられますか?
長文になってしまい、失礼しました。支離滅裂になってきちゃったのでこのへんで。
2011/12/14(水) 午前 9:36 [ プルケール ] 返信する
プルケールさん、
いろいろとご意見ありがとうございます。
やはり尾筒の最終バンドに特徴があるのは確かだと思います。自分も同じ部分もチェックしています。
日本に入荷しているダトプラ幼魚は養殖か?天然か?確かに気になるところですが、自分はまだまだ前者の思いが強いです。
タイでも政府機関、ナコンサワンの水産局、カセサート大学、個人のブリーダーなどがプルケールの繁殖に取り組んでいます。 が、成功事例はあるものの、生き残り個体数は1桁が精一杯のようです。 フォーバーでも同様です。 従って、大量にインドネシアから入荷のあるダトプラも天然の個体だと思っています。
たまたまタイで知り合ったカンボジア在住の日本人の方もダトの研究をされていて、繁殖にも挑戦されるようです。
将来的に繁殖が成功して出回るようになると良いですね。
2011/12/14(水) 午後 10:01
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tigerperch さん
やはり、現地にいらっしゃる方の情報は為になります。
遠い異国の地では、有ること無いこと、いろいろと妄想してしまいますよね。
また判らないことがありましたら、教えてくださいね (^^)/~~~
2011/12/15(木) 午前 10:17 [ プルケール ] 返信する
プルケールさん、
コチラこそ宜しくお願いします。
2011/12/16(金) 午前 0:24
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