ジョークの花園 ~面白いアメリカンジョークを日本語で~

ブラックジョークを含むアメリカンジョークを中心に、英語学習の合間に気晴らしで読んできた様々な英語のジョークから面白いネタを選び、日本人の感覚に合うようにアレンジして、日本語で紹介します。欧米の小ばなしにはそのようなものが多いため、ちょっとアダルト系のものも含まれることをご了承ください。笑いやユーモアは心の潤滑油。日常の中の気晴らしのページとしてお楽しみください。

(今日のジョーク)ピカピカの教会

金持ちが多く住む高級住宅街の近くに、新しい教会が建てられた。

できたばかりのその教会はピカピカの立派な建物で、近所の金持ちやセレブがたくさん祈りにやってきた。

 

そこへ、一人のみすぼらしい格好のおじいさんがやってきた。

そして、「ワシをこの中に入れてもらえませんか」と言った。

警備員を兼ねた入口の案内係たちは、ボロボロの服を着たその年寄りを見て、「ここはお前のような汚い人間の来るところじゃない」と、追い返した。

 

ところが、翌日もそのおじいさんは現れた。

そして、やはり中に入れて欲しいとお願いしてきた。

案内係たちは、こんな貧しい身なりの老人を中に入れるわけにはいかないと、改めて断った。

 

しかし、さらにその翌日も、そのボロをまとったおじいさんはしつこく現れた。

案内係たちは、また追い返し、「もう二度と来ないように」と、念押しした。

 

そのあくる日、今度は、別のホームレスの男がその教会の入口に現れた。

ホームレスは、「この教会の中に入れてもらえませんか」と嘆願した。

案内係たちは、きっぱりと入場を拒んだ。

 

ホームレスの男は、困った表情を浮かべて言った。

 

男:「そこをなんとか、中にいれてもらえませんかねえ」

案内係:「ここはお前のような薄汚い身なりの者が来る場所ではない。帰んな」

 

男:「弱ったな。。。実は、頼まれたんです」

 

案内係:「誰に?」

 

男:「今朝、目が覚めて、いつものように川辺で祈っていたんです。すると、神様が現れて、『あの新しい教会の中がどうなっているのか見てきてほしい。ワシも行って中に入ろうとしたんだが、3日続けて断られてしまったんじゃ』と」