アフィリエイトの入門記事を書いておきます。
「確定率」は超大事な概念
アフィリエイトには「確定率」という耳慣れない用語があります。
具体例を見るのが早いです。たとえばこれ、ぼくのA8.netのレポート画面。今月の「未確定報酬額」が180万円と、思わず「すげー!」と驚いてしまう数字が表示されています。ぼくも最初はびっくりしましたよ、えぇ。
…が!この180万円、実際に振り込まれるのは20〜25万円ほどです。うちの扱っている案件は「単価は高いけれど、確定率が低い」という特徴があるので、こういう残念な感じになります。このサイトはソーシャルメディアからの流入が多いのも、確定率を下げる要因になっています。
なお、確定率は案件によってかなり変わるので、「未確定報酬が180万円で、確定額が100万円」というアフィリ エイターもいらっしゃると思います。うちはむしろイレギュラーな方かも。
というわけで、アフィリエイトは一般的に、「未確定報酬」と「確定報酬」が乖離するんです。ややこしいんですが、アフィリエイト報酬は「発生したあと」に広告主の審査があるため、こういう状況が発生します。1
75件会員登録を達成しても、成果は400円
たとえば「会員登録1件あたり○○○円」なんて案件。こちらから会員登録を流したとしても、広告主が「この新規会員はダメだな」と「否認」されたりします。
これは正直「ねーよ」という感じだったのですが、過去には75件の会員登録を流して、確定報酬が400円ということもありました…。
頑張って会員登録を促したのに、確定したのは400円。「発生額」は数万円、「確定額」は400円。おいおい。これは正直、「さすがに確定条件おかしくね?アフィリエイト出すべきじゃないでしょ…」となりますね。
ちなみにこの案件は途中で確定条件が変わり、ぼくはそのことを知らずに広告を出し続けてしまいました…。まぁいいんですけどね、いいサービスなんで。でも、これは広告主として、賢いアフィリエイト広告の出し方ではありません。コスパも悪いでしょうし、この条件で出稿を続けるのなら普通にやめたほうがいいと思います。
確定率は事前にはわからない
そう、一般的にアフィリエイターは、事前に「確定率」を知ることができないんです。
ここは業界の課題だと思っています。不透明すぎます。ほんと同意。
正直ASPのランク別特典とかそろそろやめた方が良いと思う。本当の特典ならまだしも、単に情報隠しているだけとか意味不明。
そんなの最初から見れるようにしておけよって公園のじっちゃんの隣でポップコーン食べてたすなさんが言ってた( ˘ω˘ )
— 牛角 (@gokaku_go) 2015, 12月 15
A8.netの場合はゴールド会員になってようやく「確定率」を、広告掲載の事前に知ることができるようになります。ASPによっては完全にブラックボックスなので、まだ良心的といえます。
これ、ゴールド会員とまで言わずに、全会員が閲覧できるようにしていいんじゃないでしょうか。広告主の側も賢く出稿するようになるでしょうし。長い目で見ると、この数字を隠してもいいことはない気がします。
というわけで、アフィリエイト広告を配置する際は「確定率」に気をつける必要があります。
繰り返しですが、うちは180万の報酬が「発生」していますが、「確定」するのは20〜25万円ほどです。「発生」の方を重視すると、戦略間違える可能性大ですね。
ちなみにAmazonのアフィリエイト(アソシエイト)は、ほぼ「発生額=確定額」です。返品分だけマイナスされる感じです。安心感があっていいです。
案件にもよるんでしょうけど、ASPは確定率を上げるための努力をもっとした方がいいと思います。ぼくがASPの経営者なら確定率80%を目指しますね。見方を変えると、「確定率」の問題は、新興プレーヤーが市場をひっくり返す「余地」だとも思います。
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