☆
慰安婦問題をやっていると奇妙な理屈に出会うことがある。
その一つがこの「日本人の先祖は強姦魔ではない」という理屈?である。何かにとり憑かれたような人達が、口走るのだが、こう述べることで慰安婦問題を否定した気になっているようだ。
しかし、慰安婦問題を追及する側は、そんなことは言ってはいない。
言ってもいないことを想像して批判・非難することを「藁人形を打つ」というが、まさにそういうものだろう。
いわいる”イチャモン論法”である。
報ステの古館の言葉は、「日本人に強姦魔の汚名を着せてやる!」という日本人への宣戦布告に聞こえたと述べ、さらに
「「広義の強制性」がある、と。これは、「無理やり強姦した。」これと同義語」だという。
酷い曲解もあったものだ。
こうした曲解をしながら、「報ステと朝日新聞は、「日本人は女性を性奴隷にした。」「日本人は強姦魔だ。」こう言っているんです。」という。
ここまで来るとバカらしくなってしまう。
どんな脳みそなのだろう?
☆☆
「日本人の先祖は強姦魔ではない」という藁人形の後には「先祖の名誉を守りましょう」などの言葉が続く。シュプレーコールみたいなものだろう。
この動画で、在特会側は「旧軍の英霊を愚弄する」「ボクらのひいじいさんの名誉が著しく傷ついとる」と述べている。
(それにしても酷いなこれ)
慰安婦の被害を述べることを「日本人の先祖は強姦魔である」と解するのは曲解である。
他の問題にあてはめてみればよいだろう。
アウシュビッツの被害を述べるユダヤ人は、「ドイツ人は殺人魔である」と言っているのであろうか?
原爆や東京大空襲でたくさんの人が死んだのは事実だが、それを言うことが「アメリカ人は殺人魔である」と言うことに解するとすれば、それは曲解であるというしかないだろう。
同様に、「慰安婦は被害を受けた」と言っても、それは「強姦魔である」と言っているのではないし、「ボクの先祖の名誉棄損だ」などというような問題でさえない。
安倍首相自身が「慰安婦の方々は辛酸をなめた」として、このような被害を公式に認めている。
元慰安婦の方々が様々な被害を受けたのは事実であって、それを正しく認識することは日本人にとっては重要な問題であろう。
|
この記事に
- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用
コメント(0)