ローマ字(訓令) | ローマ字入力例 | 参考:英語 | |
プリンター | purinta | purinta- | printer |
ディスプレイ | ? | dixisupurei | display |
田園(でんえん) | den'en | dennen | − |
続き(つづき) | tuzuki | tuduki | − |
を | o | wo | − |
NICOLA | JIS | ローマ字 | |
総打鍵数 | 3,735 | 4,110 | 6,474 |
比率(NICOAL=1) | 1.0 | 1.1 | 1.7 |
「タッチ打法による操作が英文タイプに比べて著しく困難なこと、タッチ打法によ って操作すると、小指の使用頻度が著しく高くなるなどの欠点があって、日本語の 入力用として使用することは必ずしも適当ではない。仮名を含むけん盤は、仮名漢 字変換形の日本文入力装置のけん盤として今後広く使用されるものであり、その操 作性の良否は、我が国における文書作成業務の生産性に大きな影響を与える」 |
・各指の負担を、大きい順に人差指・中指・薬指・小指とする。 ・ホームポジョンの使用率を最も高く、次いで移動が容易な上段、最後に下段の順とする。 ・可能な限り同じ指を連続して使用しないようにする。 |
各段負担率 | 異指率 | 異手率 | |||||
1段目 | 2段目 | 3段目 | 4段目 | ||||
NICOLA | データ1 | 10.5% | 51.7% | 34.5% | 3.3% | 91.0% | 56.1% |
データ2 | 12.1% | 51.8% | 34.1% | 2.0% | 91.8% | 57.4% | |
JISかな | データ1 | 23.5% | 25.2% | 38.2% | 13.1% | 87.6% | 51.8% |
データ2 | 23.3% | 22.9% | 40.2% | 13.6% | 89.0% | 56.1% | |
ローマ字 | データ1 | 18.9% | 31.2% | 48.8% | 1.1% | 87.7% | 48.2% |
データ2 | 17.4% | 29.4% | 52.2% | 1.2% | 86.5% | 46.9% |
NICOLA | 83字/分(100) |
JISかな | 72字/分(87) |
ローマ字 | 51字/分(62) |
・親指を中に曲げて残りの4本の指だけを使うことは大変不便である。人類が文明を作
ったのは親指で物を握ることから始まった事が再認識できる。 親指はタフであり、酷使しても腱鞘炎等になることは少ない。 ・幼児期からコンピュータに触れる時代になったが、その子供達の頭脳にはローマ 字などの認識はない。ローマ字を学ぶのは小学校3〜4年からで、言葉の学習の 観点からも不自然な教育の一環である。 ・我々がワープロ・パソコンを使う場合、文字を図形と認識して入力している。 それを大脳で「こんな」を「KONNA」と翻訳して入力する事は大脳機能の低 下を招き、本来の自由な知的活動を低下させ、創造的な仕事を少なくする。 |
・規格委員会:より使いやすい日本語入力のための規格を討議し、標準化する委員会 ・運営委員会:活動内容や成果をPRし、啓蒙活動を行う委員会 ・事務局:上記の委員会を運営するための事務局 以上のような組織で活動を続けている。
┌─────────────────────────────────────┐ |・親指シフト文化の本質を維持した使いやすいものであること | |・コンピュータ用のギーボードとして必要かつ十分な機能を持つこと | |・ひらがな、カタカナ、英数字など日本語の文字のすべてが打ちやすいこと | |・国際的なキーボード規格と共存可能であること | |・バリエーションを許容する規格であること | └─────────────────────────────────────┘この条件を満たすキーボードであれば、高度情報化社会に生きる日本人の筆記用具と しての使用に耐えうるものになるはずである。
・JIS・情報処理系けん盤配列(日本規格協会) ・JIS・仮名漢字変換形日本文入力装置用けん盤配列(日本規格協会) ・公用文の書き表し方の基準(文化庁) ・日本語入力コンソーシアム設立について(業界7社) ・日本語入力コンソーシアムの紹介(日本語入力コンソーシアム) ・親指シフトキーボード開発の経緯(日本語入力コンソーシアム) ・NICOLA配列規格書(日本語入力コンソーシアム) ・日本語入力方式に関する調査報告書(日本電子工業振興協会) ・標準時間法による入力方式別スピード比較(日本語文書処理) ・どの入力方式を選ぶべきか(日本オフィスオートメーション協会) ・リーチ&ストロークモデルによる入力スピード比較(日本能率協会他) ・「第1回〜第4回ワープロコンテスト」開催結果 (日本オフィスオートメーション協会) ・人間にふさわしい かな入力方式の考察(情報処理学会53) ・親指シフトキーボード(情報処理学会54) ・コンピュータ(神田泰典・NHKブックス) (文章作成における思考のループ回路/親指シフト開発の経緯/ローマ字入力) ・「ニコラ」の挑戦(山本悠介・総合科学出版) ・OA多面体(安達 寛・東洋経済) ・考える道具(古瀬幸広・青葉出版) ・ワープロが社会を変える(田中良太) ・ワープロ徹底操縦法(木村 泉・岩波書店) ・ワープロ徹底入門(木村 泉・岩波書店) ・私のワープロ考(安原 顕・メタローグ) ・富士通のOA戦略(工藤秀幸・青葉出版) ・日本電装(日本オフィスオートメーション協会・日本能率協会) ・ローマ字かJISかな配列か 寂しい日本語入力の現実(日経バイト) ・キーボード日米事情(日経パソコン) ・ワープロらくらく速習法 ・OASYSを科学する(富士通) ・NICOLAキーボードの挑戦(蛯原 均・トランジスタ技術) ・富士通ジャーナル・OASYS特集号(130/151/180/201号) ・週刊宝石(1996年7月25日号) ・その他:特選街・ワープロ大百科等