われわれの世の中は侮辱を畏れることで成り立っている。侮辱されないように、いろいろ気を付けたり、空威張りしたり、他人を避けたりするのである。これが家族内の関係となると罵詈雑言の応酬となることもある。

われわれには知られたくない秘密というものがあるが、ミウチではそれが曝け出されている。人間最後のタブーというべき事情が筒抜けだったりするから、悪い意味で居直った空間が生じるし、世間には知られてない恥部を抉り合うのが普通となる。

家族、もしくは、それに近いくらいのミウチ感があると、どうしても普段は怖がっている「心ない言葉」を投げつけ合い、もはや恐怖もクソもない乱闘となる。
いわゆるDVというか家庭内暴力で家族を半殺しにする人がいるのは、つまり、侮辱を恐れない関係だから、ズタズタになるところまで行くしかないのである。
他者性への恐怖がない関係で恐怖を持たせるにはかなり暴力的にならねばならない。

この背景にあるのは、良くも悪くもミウチの乱闘に警察が介入しないことである。
濃い人間関係から発生するトラブルに立ち入るのは難しく、放置するしかないというのもある。
AさんがBさんを殴ったという場合に、赤の他人ならAさんが加害者というだけだが、この二人がミウチでいろいろ過去の因縁があると、殴られたBさんがかなりのワルということもあるわけだ。
当然ながら、Bさんがワルだろうが被害者は被害者という機械的な法的対処もあるが、それはバランスが悪い、もしくはミウチのトラブルの一挙手一投足について警察が対応するのは難しいという判断もあり、民事不介入うんたらになる。







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