隣の家族は青く見える、どうやら視聴率が悪いらしい。
えーー嘘だあ。こんなにも木曜日を待ちわびて死ぬ気で滑り込んでリアタイ視聴し、オンデマンド配信の再生回数を死ぬほど回してる私を差し置いて一体どこで測ってんの、その視聴率???という事でザッと調べましたら、2年交代するモニター世帯というものがあり専用の機械から得られるデータとかで調査してるんだとか…?2012年からやっと始まったタイムシフト(録画)視聴率は関東一都六県300世帯を対象に行っている……?チャンネルが3局以内地方では日記式のアンケートで視聴率を測ってるらしい……って……これは都市伝説の話ですか……2018年現在におけるマジモンのガチバナですか……?やだーーもう私ってものすごい無知じゃんーーー。
こちとら、どこにも影響力のない偏った江戸っ子なオタクが書き散らかす系ブログだから、マジ正直に言うね。てやんでえ。何だ、そのザックリした浅い調査は。そんな調査だけで割り出した視聴率で番組の良し悪し判断して打ち切りだなんだって?はあ〜〜衝撃。特に年に数回の日記式のアンケートなんか最悪じゃない?見てたテレビ番組なんかいちいち覚えてなくない?それ、よっぽどのテレビ好きをちゃんと選んでやってますか????そんなことやるくらいならオンデマンド配信の接続回線数の合計から番組別に回数カウントして算出とかしたほうが、テレビ局が一番欲しいはずの"経済を動かす力のある年齢層の視聴率"と言う点でリアルじゃないですか??ビデオリサーチさん、そこんとこどう思う??過去日テレの視聴率買収に関与してたらしいビデオリサーチさん、そこんとこどう思いますか???
……すいません。どうせ誰も見てないだろうと思って私の分際でビデオリサーチさんに圧をかけてしまいました。謹んでお詫び。でも、テレビのリアルタイム視聴率を気にする時代なんて終わりつつあるじゃないですか。こんな風に毎週ブログを書けるくらいの熱がない限り、リアルタイムでテレビ番組を視聴することにそこまでの意義がない世代。だからどうか視聴率が奮わないからといって打ち切りだとか余計なことは考えずに最後まで普通に放送してほしい。気を衒わずに。企画、予定通りに頼みます。でも欲を言えばゴールデンウィークあたりにスペシャルとかあったら嬉しいです。
我ながら前置きがダルめだったのでサクサクと4話MK(妄想考察)をやりまーす。が、しかし内容と性癖があまりにも盛り込まれすぎて消化不良気味なので文章が激長です。恐怖の9000字越え。暇を持て余した神々も最後まで読めるかどうか分からないくらいの長さ。だからもう自分で最後まで読み返せないし誤字とかそういうのも確認できないのでふわーっとぼんやり読んでいただけますと幸いです。他人に甘く、自分にはもっと甘くの精神が大事。
まぁこれだけ書いておいてなんですが、百聞は一見にしかずですからFODのリンクも貼っときます。http://fod-sp.fujitv.co.jp/s/genre/drama/ser4d83/
今のところフジ制作部に圧倒的感謝してるけど副音声をやるならやるで二週間くらいは前もって言って欲しいね。金曜日に有休を取りたい。
今回は奈々が医師から人工授精を勧められるところから始まります。そして大器の母親が家に遊びにやってくるシーン。やはり名・母親プレイヤーである高畑淳子。声のトーンから何から母親やってる高畑淳子がすっごい好き。副音声でも言ってたけど元気貰えるよね。母親やらせたら右に出るものいないレベルです。セリフ回しが早口気味なところとか、頭の回転の早さを感じる。
完全に油断してたら、朔と渉のターン来たる。料理をする渉と近づいて見ている朔。渉の「危ないから離れて」って言い方が想定よりも激甘だったのでご注目ください。開始早々にして眞島秀和による最高の仕事。そして朔が料理をする渉にぴったりくっついて「わたるんの料理大好きだけど、たまには外食もしたいなあ」渉は「ああ、そうだねえ」と甘い返事をします。早々に切なさもマックスよ。なんかいつもエンジンかかるの早いよね。息が整わない。渉が周りの目を気にして1年も二人で外食を避けていたと思うと何とも。渉は凝り性で料理してるの楽しそうだから全く苦であることはなさそうですけど、なんだかんだで閉塞感があるよね。あ、ちなみにわたるんは料理するときちゃんとエプロンを付ける派でした。やはり繊細な仕事するわ。
すると、朔が留美ネエについて「会社の彼女はいつまで騙しておく気?」と鋭く切り込みます。留美ネエのことを聞くときに「あの、長谷川さんだっけ」って名前を間違えるんだけど、そもそも留美ネエの名前なんて覚える気がまるで無いところがいいですね。それか、名前ちゃんと覚えてるけどわざと間違えてる説。個人的に後者だったらめっちゃグッとくるな……なんかこの……意思表示してる感じが……私の語彙では言い得ないけど……。渉は「は、せ、べ」とご丁寧に訂正して「人聞きの悪いこと言うなよ」と後ろめたさ満載の声で言います。わたるんはモテモテ。「彼女はただの同僚」と言う時に、今回も出ました。眞島秀和の最高の仕事。朔はそんな渉に対して「女性の好意を利用して、自分のセクシャリティをカモフラージュするなんて最低の人間のすることだよ」と今の渉の姿勢を真っ向から否定します。ここは敢えて言い切りますが、このセリフは朔が抱く渉への深い愛です。だってそんなこと、本当に本気で愛している人じゃないと言ってくれないでしょ。朔はとても純粋に、渉には自分を偽って生きて欲しくないと思っている。だからこそ渉との衝突や誤解を恐れず、渉だったらちゃんと自分の真意が伝わると思ってストレートに強い言葉で言っているんじゃないか。ものすごく重要であり大事な言葉なんですよね。どれだけ渉に対して愛が深いのかよく分かるセリフ。
渉は留美ネエの好意に気付いたのはつい最近のことなんだとは言いながら、「でも、そうだなあ、俺は最低だ」と噛みしめるように呟く。……これよ。これだからめちゃくちゃうまくいってんのよ、このカップルは。相手の言葉をまっすぐに受け取ることができるから、相手が伝えたい気持ちがちゃんと伝わっているという図式。これはもう奇跡に近いと思うね。実際はこんなの滅多にありえないっすよ。誰しも一度くらい経験してると思うんだけど、人間関係で不安になったり卑屈になって言葉の裏を読んでみたりするじゃないですか。そうは言っても本当はどう思ってるんだろうとか色々。朔と渉にはそれがないんです。美しすぎるだろ。
そして、その様子をみた朔は「落ち込んでる暇があるんだったら、さっさとやめるんだね」と言いながらグラスに入ったビールを渡す。いやもう、愛が深すぎて2018。朔は渉がいくら最低でも突き放すこともしないし見放したりもしない。ここまで人を愛するのって、やっぱり朔は今まで愛に飢えていたからではないかとも思います。どうなんだろう。そこ明らかになりますかね??
そんな感じで達観した朔に対し、渉は「自分がゲイだってことに悩んだことないの?」と問います。朔は至って平然と「無いわけないじゃん」と言う。早くも達観したセリフの影に色んなバックグラウンドが見えてまいりました。ここも激アツの予感。
「隠したことはないよ。自分から言う事はないけど、聞かれたらそうだって答えてきた。おかげで小さいころはよくからかわれたけどね」と言う朔に、渉は「からかわれた?差別されたの間違いだろ」と切なげに言う。ここのセリフも重要。渉は「ゲイであること」は「差別されること」だという認識があることが判明。しかし、朔は「差別じゃないよ。小さい時は自分と違うものを排除しようとするでしょ?それって当たり前なんだよ。自分と他人が違うっていう認識ができてないんだから。だから、差別じゃなくて区別」と話します。これは真理。あくまでも区別すること自体は悪いことではないと思う。ただし、その自分と他人の違いを理解しようとしないことは問題です。過去を思い返してみると、和を乱さないこと、一様にはみ出ないようにすることが最優先だという教育がなされているような気がするもんね。それを協調性と言うんだと思うんですけど。まあ社会で生きる上では協調性も大切です。何事も偏らない方がいいです。例えば私のように。養われなすぎたなって今更感じるよね。マジ人と足並みを揃えられない。
話戻しまーす。朔の「ゲイとして生きやすい世の中なのかっていうと、微妙だよね」「世の中のほとんどの人が、ゲイっていう存在を自分たちとは全く関係ないファンタジーか何かだと思ってる」っていうセリフは興味深かったな。ふと考えてみたけど、ゲイが生きやすい世の中ってゲイ以外の人も生きやすい世の中であるはずですよね。今まで肩身が狭かったマイノリティが生きやすくなるんだとしたら、マジョリティにとっても生きやすい世の中なんじゃないか。まあ、そもそもゲイにとって生きやすいって何なんだって話になるけど……これがまた人それぞれ難しくてそう簡単にいく話じゃないんですけど……。
それから「たった一度の人生なのに、自分を偽るのは虚しくない?」と渉に言います。それな。でもみんながみんなそうだとも限らないんだな、これが。
それから渉は自分の家庭環境について話し始めます。両親は教師であり、常識と古い価値観に縛られていること。だから親が生きている間はカミングアウトしないことが親孝行。学校、会社、今まで必死にカモフラージュしてきたこと。その生き方を今更変えられないということ。分かる。分かるわあ。それは確かに急には無理よ。何十年とその生き方続けてきてるんだもの。渉にはひとつだけしか選択肢が無くて、ずっと隠して生きていくことしかなかったんだと思うわけ。両親の気持ち考えたらそうなるよなあ。教師の子供だったら尚更、何においてもスタンダードでイレギュラーことがあってはいけない。どうしたって模範的な子供でいることを求められるようになる。それは教師としての信頼を維持するためには仕方ないことかもしれないですね。あー生きるって大変。
そこで朔は「じゃあ俺のことは?このままコソコソ生きて、外食すら堂々とできない関係でいろっていうの?」と、ど真ん中ストレート豪速球が。しかしまあ今回の朔はとにかくすごい核心を突いてくよね。二人の信頼関係の深さをガンガン見せつけてくる。渉は「……分かんないんだよ、どうしたらいいか。こんな風にちゃんと向き合って付き合ったことないから」は、はあーーーー。や、やっぱりそうでしたかーーーー。そんな感じは序盤からしてたけどーーーー。ちょっと一旦、ちゃんと向き合って付き合ったことがない=これまでカモフラージュでずっと女性と付き合っていた説を唱えてみます。今まで、というか朔に出会うまでは、本当に留美ネエみたいなただ話しやすい女性と付き合っていたという可能性。ただ一緒に食事とか行って遊ぶだけ。手は繋いでもキスはしないとかそういう感じだったのかな……手を出してこないことに不審がられたらすぐ別れるを繰り返す青春時代。大学あたりから男の人ともこっそり遊ぶようになったとかそういう………。
まあ何にせよ、こうして渉が素直に言えるようになったのは、間違いなく朔の影響。朔が渉の世界の入り口を広げている。そしてどんな言葉も気持ちもちゃんと受け止めてくれるから、朔にだけは素直でいられるわけじゃないですか。えっ……とんでもなくいいカップル……と思ったら朔が「なにそれ、超嬉しいんですけど!」って言って抱き付いてた。君、やっぱり若いよね。その感情の表現とても若いわ。若いけど、自分の気持ちがちゃんと伝わっていて自分が向き合って付き合った初めての相手だって知ったら飛びつくほどうれしいのも納得。これからもその調子でいこう。
さて、なんと1話からここまで完全に眞島秀和が最高の仕事しかしてないんですけど、このままのクオリティで最高の仕事だけをしていくんでしょうか。していくんでしょうね。あと眞島秀和って年を取るごとに顔が良くなってません??大魔神カノンより全然良くなってる。長谷川博己に続いて朝ドラとかテレ朝の帯ドラとかに出演しますように。
続いて、鬼のようにスタイリッシュな川村さん宅では荷物をまとめるちひろ。ショック受けて言葉を失う亮司。早く子供用の家具とか用意しなよ?と完全な強がりージュン。気丈に振る舞う強がりージュン…マジ切なさ……亮司は変な思いやりをせずに男気を見せなはれ……。
それから奈々と大器。五十嵐マザーからの子宝グッズに辟易する大器。この量の期待値マジでパネエもんな。そして奈々は自分の母には不妊治療を打ち明けることにします。ここで人工授精の話に。人工授精は自然妊娠に近いものとはいえ、第三者の手が加わることに抵抗があるという大器。分かる分かる。人工って言われると、仰々しいサイエンス的な想像をしちゃうんだよね。理化学研究所みたいな。とりあえず保留にしてゆっくり考えることに。
すると小宮山妻が娘と共に誕生日パーリーの招待状を渡しにやってくる。共有スペースでバチバチのケンカしてしまったので気まずいから仲直りがてらパーリーしませんか?つって。すでに波乱の予感しかしない件。完全に台風の目。
からの、奈々の母が来訪。奈々のダイビングシーンを見て副音声の眞島さんがすごいな〜〜泳ぎうまいよね〜〜って言ってました。
奈々が不妊治療始めたと打ち明けると、母にはそこまでする必要がどこにあるか?と言われる。子供は自然に任せるもの。自然が一番。人工授精の次は体外受精な、子供が授かったところで体外受精で授かったと人に言えるの?という意見。ちょっと待って。まず体外受精で授かったって言う機会ってあるかな…?なくないっすか…?それで子供がいじめられたらなんて、だから言う機会がなくない?友達同士でアタシ、体外受精なの!って流れはまず来なくない??て言うか、私が思うのは方法はどうあれ、産まれたらこっちのもんでしょ。後に大器と妹との会話で出てきますけど、自然妊娠でも人工授精でも体外受精でも、自然分娩でも帝王切開でも、母子ともに健康で無事に赤ちゃんが産まれてくれたらそれが一番よ。妊娠や出産の方法で母親と子供の優劣が決まるわけないんだからさ。肝心なのは生まれてからどう育てるかってことだと思うのよ。人それぞれのやり方がある。
続きまして、わたるん、留美ネエとシャレオツディナーに行くの巻。こういう所にも朔を連れてってあげてほしいですわ……喜びますから……。これ朔には内緒のやつかな。それともガツンと言ってくるから!っていったやつかな。とりあえずグイグイ行ってみる留美ネエ。「舌が肥えてる人と結婚するの大変そう」とか「今度私の手料理食べてみる?」とか。肉じゃがとロールキャベツは婚活で鉄板と言われたメニューです。そこで渉は朔に背中を押されてついに留美ネエに告げるわけです。「もしも俺との未来に何らかの期待してくれているなら、それはないと思ってほしい。嫌いとかそういうことじゃなくて、結婚とか誰ともする気ないんだよ」い、言ったーーー。これはもう、渉にとってすっごく勇気のいることだっただろうなと思うの。これは紛れもなく愛の力ですよ。朔の。すると、留美ネエは「一人が楽だし、今更誰かと暮らすのってかなり勇気がいるもんね」と言います。それを曖昧に肯定する渉。まぁ…確かに勇気いったな…つって。朔と付き合ってから勇気フル稼働してますよね。頑張れわたるん。
そしてまもなく事件発生。家の前にヤバい貼り紙が貼られる。誕生日パーリーのための買い出し後図書館寄ってチャリで帰宅して貼り紙を発見する奈々。ゲイカップルの家、建築士広瀬渉は同性愛者。あーひどい!!!!なんてことするんだろ!!!ゲイで何の問題があるかって……憤る奈々が貼り紙を回収していると、中から小宮山妻「先生に限って同性愛者なんてことないわよねえ?!」黙る奈々。「もしかして…事実なの?!奈々さん、知ってたのね……信じられない……!!」すごい。漫画の集中線が見える。真飛さんの表情いいな。
広瀬宅にて五十嵐夫婦。「朔から聞いてるんですよね……」わたるんがマジお疲れ。朔が「俺、五十嵐さんに広瀬渉の恋人って言っちゃった」って言って何となく一悶着あった感。
渉は朔がオープンであること、自分がクローゼットであることを改めて告げて「朔と暮らし始めてから、気にしすぎているだけじゃないかって思い始めていたんです。でも、今日で一瞬で現実に引き戻されました」悲しい。本当に悲しいことです。こんな現実ならやってらんないっすよ。奈々は、知らないから怖い。知ってしまえばなんてことないのに、知らないから敬遠するんだと言う。私も同意見。何にしたって知らないことほど怖いことないから。
それに対して渉は「でも本音を言えば、ほっといて欲しいんですよ。別に受け入れなくてもいいから、そっとしておいて欲しいんです」と切実に語る。これも真理。知ろうとすれば踏み込むことにもなってしまうし、受け入れようとすればどうしても対話が必要になってくる。だから、そうやって知ろうとすることも結局はノンケのエゴなんすかねえ。知ったことでどうこうしようって事ではなくても、踏み込むことを嫌がる人もいることは間違いないわけだから。やっぱりエゴなんだろうなあ。機会があれば当事者の方のご意見も伺いたく候。
そして渉の事務所にもあの貼り紙が。すっかりメンタルやられてるわたるん。家に帰ると、玄関には手書きの貼り紙。
心のやさしいゲイカップルの家です。
どなたでもおいでください。
おいしいつまみがございます。
ワインも冷えてございます。
これ、どっかで聞いたようなリズムだなと思ってツイッターで見たら泣いた赤鬼だった。鬼をゲイに置き換えて泣いた赤鬼のストーリーを読むとめちゃくちゃな悲しさなのでオススメしません……ちなみに赤鬼は渉で、青鬼は朔に置き換えるとより一層悲しいので本当にオススメしません。本当に。そして、この貼り紙を貼ったのは朔でした。どういうつもりだと怒る渉に「攻撃は最大の防御って言うでしょ?わかったらもう一回貼ってきて」と渡すわけ。すると、渉は一度感情を押し殺して「俺は、静かに暮らしたい」と言うのです。この時の朔の気持ちを思うと死にそうになる。
朔「じゃあ、どうしてこんな家で暮らしてるの?誰にも知られたくないなら山にでもこもってひっそり暮らせばいいじゃん。なんでこんな近所づきあいしなきゃいけない家買ったんだよ」
渉「そんなことしたら、本当に自分だけの世界に閉じこもってしまう気がしてさあ……会社から独立しなかったのも同じだよ。世間にバレたくないからこそ、世間と繋がってなきゃと思ってた。矛盾してるけど、それが俺なりのバランスの取り方だったんだよ」
あ〜〜真理〜〜また真理だわ〜〜。ただ自分だけの世界に閉じこもっていた方が楽に決まってるけど、でもそんなんじゃダメだと思うんですよ。だから私はブログやらSNSでそっと世間と繋がっていようとしてるところがある。ひとりっ子の特性かな。
すると朔は「俺が押しかけてきたせいで、そのバランスが崩れはじめたわけだ。俺たち、出会わなきゃよかったね」こういう展開だったら、誰が悪かったとか自分や相手を責めたりすることが多いのに、朔は「出会ったこと」を責めている。どちらが悪いのではなくて、出会いさえしなければよかったって言うんですよ。愛だわ。とんでもない愛。
そして、ただ出会っただけで好きになるとは限らない。でも出会った時点で好きになってしまう相手だったわけでしょ?これすごい告白じゃない?まあ妄想なんですけど。
すっかり心が傷付いてベッドに横たわる朔。渉はそんな朔にぴったり寄り添って「今更出会ってなかったことになんかできないよ。したくない」って言うわけです。したくない。それは、つまり、朔に出会えてよかったっていう……。
あーーー!!!!!だからわたるん!!!!そういうとこ!!!!そういうところがさあ!!!!!!!!眞島秀和の最高の仕事!!!!!
情緒不安定ですいません。いやもう、なんだろうね。朔は自分の生き方に揺るぎなく誇りを持ってるんですよ。どんな自分でも自分を偽らない生き方に。隣で自分をひた隠しにしながら息苦しそうに見える渉を助けてあげたいって思うところがありそう。でも、そのせいで渉が苦しむことになったと思ったらつらい。どっちの生き方も正解であり、どっちも不正解でもあるな。つらい……まあ妄想なんですけど。でも結局、どんな状況下になろうとも、二人は出会えてよかったんだよね。それならいいです。
そして、誕生日パーリーが中止され会議が開かれます。小宮山妻は渉が嘘をついていたと責め立て、これは詐欺だとまで言います。しかしちひろが結婚してない同棲カップルなんて私たちと一緒じゃん!と言います。小宮山妻はあなたたちは普通のカップルだけど、渉たちは違うと主張。大器は「普通とか普通じゃないとか、そういうのやめません?」となんか食べながら言う。心底いい旦那だな。嫁ぎたいわ。ゲイカップルなんて子供の教育上良くない!と言えば、渉は迷惑にならない形を考えると言って謝るのです。早急に対処してくれと言った小宮山妻にちひろが「対処って何?出てけってこと?」と噛み付く。心底いい女。嫁にしたいわ。
奈々は「みんな同じ人間なのに、堂々と暮らせる人とそうでない人がいるなんておかしいです。人は誰だって、自分が望む幸せを手に入れようとする権利があるはずです。」
は〜〜奈々はまっすぐだな〜〜深キョンかわいいな〜〜あ、今週ヒーリングタイムなかったな〜〜って思ってたら朔が大器にハグ。なんだ?!?と思ったらわたるんが一番ビックリしてたわ。経緯としては感動して奈々の代わりに大器を抱きしめたんですが、副音声で眞島さんが嫉妬ですよ、嫉妬!って言ってたの笑った。渉は「ややこしいよ!説明しないとわかんないことすんなよ……」って……もう嫉妬と焦りがすごいバレバレ……だからもうわたるんったら……そういうとこだぞ………。
朔が「説明すれば分かることなんだからいいじゃない」って言うのがまた最高のセリフ。説明すれば分かること。そう!!!全部説明すれば分かることなのよ!!!真理!!
なんかここの住人のこと好きになってきちゃった」なんていうちひろに、亮司が「ここにいるか?」って言った後に取ってつけたように俺が出て行くとかいうの本当やめてほしいよね〜〜!!普通に一緒にいたいって言ってよ〜〜!!
この後の奈々と母の超絶感動タイム、大器と義母の超絶感動タイムはもう私の頭のキャパに余裕がありませんので割愛します。でも絶対に見てほしい。マジでFODですぐ見てほしい。母親がいること、母親になること、そして夫婦が幸せになろうとすることについてとてもいいシーンなので絶対に見てほしい。だからもう一回リンクを貼ります。
http://fod-sp.fujitv.co.jp/s/genre/drama/ser4d83/
松ケンも最高の仕事してる。
今回は核心をつく真理が多発した回で、見るのもかなり体力を使った。これで副音声やられたら金曜日を棒に振ること必至ですわ。マジで何やったかを覚えてないもんね。それくらいにいい回でした。切ないけど、それぞれが幸せになろうとする姿を描いていってくれると信じてまた次回。
ちなみに、ここまでで何と9000字を余裕越えです。パネエ。もし最後までお読みいただいた方がいらっしゃいましたら大変恐縮です。暇つぶしにでもなったらとても幸い。ありがとうございます。圧倒的感謝。