思い出の品「棺桶に入れて良いものorダメなもの」教えて!

 

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ハルカと申します。 子供二人を子育てしながらパートに奮闘する毎日。 ご縁があって斎場で働いていますが、葬祭については初めて知る事も‥。 仕事の経験を活かして、冠婚葬祭のおやくだち情報を発信するサイトを作りました。 なるべく分かりやすく、簡単に説明できるブログを目指したいと思います。

納棺の時に、故人の愛用品や思い出の品を入れることも多いですよね。
写真や手紙、お花、人形など、人によって入れたいものは色々あると思います。

でも、棺桶に入れていいものって実は決まっているんです。
今回は葬儀の時に棺桶に入れても良いもの、ダメなものを紹介します。

知らないと大変な事になるかもしれません。
しっかりチェックして下さいね。

火葬時の注意点「棺桶に入れたらダメなもの」をチェック

棺桶に入れたもの(副葬品)は、一般的にはそのまま火葬されます。

使用する火葬場によっても違いますが、棺桶に入れてはいけない物も多いんです。

【棺桶に入れられない物】

  • ガラス・プラスチック・金属・カーボン類
    (メガネ・腕時計・宝石・貴金属・缶・ビン・ゴルフボールやクラブ、釣り竿、杖など)
  • 燃えにくいもの
    (厚みのある本・アルバム・大量の衣服・辞書など)
  • 水分の多いもの
    (丸ごとの果物)
  • 爆発物や薬品
    (電池・スプレー缶・ガスライターなど)
  • お金

ガラスやプラスチック、金属は、火葬中に溶けて遺骨に付着してしまう事があります。
遺骨の変色につながることも。

「メガネやCD」は入れたい方も多いですよね。
少量のプラスチック製品はOKの所もあるので、葬儀社に確認してから棺桶に入れるようにしましょう。

また、金属やカーボン製品は火葬炉を傷めたり、火葬時間が長くなる事もあるのでNGです。
杖はカーボン製は入れられません。
木製の物なら大丈夫ですが、気をつけましょう。

スプレー缶やガスライターなど、爆発する恐れのあるものは、絶対に入れてはいけません

書籍などの紙類は、量が多いと燃えにくいんです。
2cm以内の厚さの本ならOKの所が多いです。

 

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故人が好きだった飲み物は、缶や瓶のままでは入れられません
紙コップに移し替えて納棺できることもあるので、葬儀社に相談しましょう。
紙パックのものは問題ありませんよ。

お金は、そもそも燃やすことが違法になります。
盲点なので気をつけましょう。

私の住んでいる地域では、漆類を焼却できない火葬場もあります。
漆製の棺桶を選びたい場合は、火葬場を変える事もあるんですよ。

使用する火葬場によって変わってくるので、葬儀社の人の説明はしっかり聞いておきましょう。

棺桶に入れて良いものは?本や果物、写真は要注意

棺桶に入れても大丈夫なものの、一般的な例です。

【棺桶に入れて良いもの】

  • 本・手紙・写真・花・趣味品
    (雑誌や本、絵、手帳・切手、折り紙など)
  • 食べ物・飲物
    (小さいお菓子、小さい果物、紅茶、コーヒー、お茶、ビール、日本酒、ワインなど)
  • 洋服や小物類
    (シャツやスカート、ストール、帽子、バッグ、人形、ハンカチ、靴、着物の一部など)

気をつけたいのは、本と果物、アルバムです。

本は薄いものを選びましょう。
厚い本だと灰が多くなるので、収骨の妨げになるんです。

果物の場合、大きいもは水分が多いので燃えにくくなります。
臭いが出ることもあるので、小さく切って入れる事が多いですね。

洋服は、あまりかさばらない物はOKです。
靴やかばんは材質によっては入れられない物もあるので、確認してから入れましょう。

 

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注意したいのは「アルバム」なんです。
特に、中の写真に生きている人が写っている場合。
「一緒にあの世へ連れて行ってしまう」ので縁起が悪いと言われています。

気にされる方も多いので、避けたほうが良い副葬品の一つです。

棺桶に入れている物ベスト3

納棺の時に、棺に入れることが多いものを紹介しますね。

1位 洋服や帽子、靴、杖(木製)など身につけるもの

2位 愛読書(薄いもの)

3位 入れ歯(外して)

やっぱり洋服などの身に付けるものが多いですね。
木製の杖を入れる方も、結構います。
帽子や靴など、特別な素材で出来ていなければ、棺に入れても大丈夫です。

意外なのは「入れ歯」ですね。
ただし、入れ歯ははめた状態だと火葬時に遺骨を傷つける事もあります。
入れ歯をお棺に入れる時は、外して足元に置きましょう。

棺桶に入れて良いもの「副葬品」のまとめ

納棺のときには、様々な思い出の品を入れたくなりますよね。
今は終活ノートやエンディングノートに、故人が書き残しているかもしれません。

今回紹介したのは、一般的な例です。
地域によっても変わってきますが、火葬できるものは決まっています。
安易な気持ちで入れてしまって、火葬炉が壊れたら大惨事です。
入れてもいいものか迷った時は、葬儀社の方に聞くか、自治体の火葬場(斎場)へ問い合わせましょう。

 

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