【2月9日 AFP】(更新)韓国の文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領は9日、平昌冬季五輪にあわせて同国を訪問した北朝鮮の形式的な国家元首、金永南(キム・ヨンナム、Kim Yong-Nam)最高人民会議常任委員長と会見し、握手を交わした。韓国・聯合ニュース(Yonhap News)が報じた。

 聯合ニュースによると、北朝鮮が派遣した高官級代表団の団長として訪韓した金氏は、平昌五輪の開会式前に行われた歓迎セレモニーで文大統領と顔を合わせた。

 文大統領は妻とともに歓迎セレモニーの出席者を1人ずつ出迎え、永南氏とは笑顔で握手を交わした。

 一方、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の実妹で、同じく高官級代表団の一員として同国を訪問している金与正(キム・ヨジョン、Kim Yo-Jong)氏は姿を見せなかった。

 永南氏は韓国を訪れた北朝鮮高官としては最高位で、韓国の大統領と会談するのは2000年、2007年に続き3度目。(c)AFP