反体制派地域で4日連続の空爆、民間人200人超死亡 シリア

2018.02.09 Fri posted at 10:17 JST

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(CNN) シリア首都ダマスカス近郊にある反体制派支配地域の東グータで8日、4日連続となる政府軍の空爆があり、シリア人権監視団(本部・英国)によれば、この間の民間人の死者は213人に上った。

シリア人権監視団は現地の活動家の情報に基づき、5日に31人、6日に81人、7日に41人、8日に60人が死亡したと発表。この中には子ども54人と女性41人が含まれている。

負傷者も少なくとも700人に達したという。

東グータは4年以上にわたりシリア軍に包囲されてきた。昨年5月には政府軍が大規模な攻勢を仕掛け、包囲を強化していた。

先の週末には、反体制派が支配する北西部のイドリブ県でロシア軍機が撃墜される事件が発生。これを受け、ここ数日は空爆が激化していた。

シリア人活動家は東グータでの状況について、急激に悪化していると報告。4年間で最悪の状況にあるとしている。住民数十万人が食料や医薬品の不足にあえいでいるという。

ロシアとトルコ、イランが昨年5月に結んだ和平合意では、東グータは「緊張緩和地帯」とされていた。

国連によれば、シリアでは2011年に内戦が始まって以降、国民およそ40万人が死亡している。

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