こんにちは。りかです。
今日は、私の趣味になりつつある、音楽記事。
女性ボーカルのJAZZを紹介します。
Sarah Vaughan with Clifford Brownm
最近、サラ・ヴォーンのラバーズ・コンチェルトという曲を、よく耳にします。
「不機嫌なジーン」というドラマの挿入歌に使われたり、キリン コクの時間のCM等、頻繁に流れているようです。
もちろん、この曲も悪くないのですが、やっぱりサラ・ヴォーンならこのアルバムを聴いてもらいたい!
ジャズボーカルの名盤といえば、このアルバムの名前をあげる人は、多いはず。
サラヴォーンとクリフォード・ブラウン(トランペット)のアルバムです。
サラヴォーンの初期の代表作です。
サラ・ヴォーンの声は、低音・高音のバランスが良くて聴きやすいんです。低音をすごく綺麗に響かせる歌手です。
このアルバムの中でも、一番好きなのはやっぱりLullaby of Birdland(邦題:バードランドの子守唄)。ジャズのスタンダードナンバーです。
バードランドというのは、ニューヨークにあるライブハウスの名前です。
ブルーノート、ヴィレッジバンガードに並ぶ、有名なライブハウスです。このバードランドはJAZZファンの憧れであり、心の拠り所だったわけです。Lullaby of Birdlandって、もう題名だけで素敵だと思いませんか。
この曲は、エラ・フィッツジェラルドが歌ったものも有名です。聴き比べてみるのも楽しいかもしれないですね。
私は(この曲に関しては)断然サラ・ヴォーン派!!
ジャズボーカルのアルバムではこれが、一番好きかもしれない。大好き。
billie holiday lester young
私はといえば、若い頃はビリー・ホリデーを好んで聴くことができませんでした。
彼女の有名な曲といえばやはり、Strange Fruit(邦題:奇妙な果実)です。
この奇妙な果実というのは、木にぶら下がっている黒人の死体のことを指します。雨風にさらされるその果実は、リンチを受けた黒人の死体だと人種差別を告発した曲です。
この時代の人ですから、黒人差別が背景にあるわけです。重い歌を淡々と歌う彼女の曲をあまり聞きたくないというのがありました。
彼女は、薬物・アルコール依存やら、恋に身を滅ぼした歌姫であるということは、有名なところです。この破滅していく人生が、彼女の歌を魅力的にしているということもあるのかもしれません。
ビリー・ホリデーは有名な割に、マニア受けなのかもしれません。誰かが、ビリー・ホリデーを「くさや」と言っていたのを聞いたことがあります。あの、匂いが強烈な魚の干物です。嫌いな人は、嫌い。ハマる人はハマる。なんだかわかる気がします。
私は、JAZZは鼻歌まじりで楽しく聞きたい。
ちょっと避けていた、ビリー・ホリデーでしたが、最近は聞く機会がすごく増えました。特に、若い頃の声は可愛らしくて聞きやすいんですよ。敬遠していたのが勿体無かった!
紹介したいのはあまり重々しくない、ロマンチックなアルバム。それが、billie holiday lester young。ビリー・ホリデーとレスターヤングの共演を集めたものです。
lester young(レスター・ヤング)は言わずとしれたテナーサックス・クラリネット奏者です。このアルバムはレスター・ヤングファンにもオススメ!
プライベートでも深い絆で結ばれていた二人。(まあ、麻薬仲間にもなってしまうのですが)
親密な雰囲気で歌う彼女の声、狭いホールなんかで聴いたら、素敵だろうなぁなんて思っています。ビリー・ホリデー、ちょっと苦手だなと思う人にこそ聴いてもらいたいアルバムです。
どうやら、私もすっかりハマってしまいました。
Come Away With Me / Norah Jones
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ここで、ぐっと若いチョイスです。ノラ・ジョーンズといえば、やっぱりファースト。このアルバムが気持ちいいです。
ピアノの弾き語りのジャズシンガー、なわけですが、フォークやポップス寄りな感じです。ジャズ好きじゃなくても、好んで聴いている人が多いアルバムではないでしょうか。
ノラ・ジョーンズの魅力は、スモーキーな声と肩に力が入らなず伸びやかに歌っているところ。
彼女のお父さんは、ラヴィ・シャンカルというインドの有名なシタール奏者です。インド音楽だけに止まらず、のちのロックやポップスにも影響を与えていると言われています。
もう、音楽の才能は血から!
ノラ・ジョーンズ、2017年4月に私が住んでいる仙台にきているんですよね。
すごく行きたかった。行きたかったけど、息子がまだ小さくて……。諦めてしまいました。息子が、せめて2歳になってから来て欲しかった。
でね。悔しまぎれに
「ノラ・ジョーンズに仙台は似合わない。NYで見たいから行かなかったのよ〜。」なんて、強がりをここに書くわけです。大ボラですけどね。
#私お母さんだけど
次にノラ・ジョーンズが来たら絶対行くからね。(最近の炎上にちょっと乗っかってしまいました。すみません。)
Helen Merrill
ヘレンメリルの名盤といったらこれ!
アルバムの邦題は ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウンです。
あ。一つ目に紹介したサラ・ヴォーンと、クリフォードブラウンかぶりですね。でも、名盤だから仕方ない。このアルバムでのクリフォード・ブラウンのトランペットも、最高ですよ。
クリフォードブラウンは、25歳の時に交通事故で亡くなっています。それでも、名トランペッターとして色褪せることなく後世に継がれているんです。
才能がある人って、なんで早死にしちゃうんだろう。
彼については、そのうちまたこのブログに書こうと思います。
ヘレンメリルは“ニューヨークのため息”と称されています。なんだかよくわからないネーミングですよね。でも、イメージがピンと合うのだから不思議。ややハスキーで、影があるような大人のJAZZ。
大人のJAZZと言いましたが、このアルバムで歌っているヘレンメリルは24歳。クリフォードブラウンも24歳。編集はクインシージョーンズで21歳。なんと若くして出来上がっている3人!!
この時代には「大人のJAZZ」ではなかったんですよね。
むしろ、新しいことをやってやるぞ、という若い野望があったのかもしれない。時代とともに聞こえ方も変わってくるように思います。
ヘレンメリルの、芯の強い中高音の声に包まれる感じが好きです。
黒人ヴォーカルの腰のある声も魅力ですが、白人ヴォーカルは都会的に聞こえます。
Ella in Berlin / Ella Fitzgerald
名盤中の名盤といったら、エラ・アンド・ルイだと思います。本当に、大大大好きなアルバム!
ですが、このアルバムはLouis Armstrongも強く出ているので、別なアルバムと選択してみました。
このベルリンのライブ録音のエラが最高にノリノリ♪
ギターにジム・ホールを迎えてのカルテットです。
Mack The Knifeという曲では、3分くらいのところでルイ・アームスロトングのモノマネまでやっちゃいます。
臨場感もあって、自由な表現。ライブを楽しんでいるのが伝わってくるアルバム。
こういうのが、たまらなく好きです。
「楽しいアルバムNo.1」ですよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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