ニーハオ!
辣油先生です。
今回は、はじめて中国出張に行くときや
まだ慣れていないときに注意したいことを
簡潔にまとめておきたいと思います。
現金は多めに両替しておく
中国国内ではWeChat / 微信の電子マネー機能など
電子決済化が進んでいますが、
VISAやMasterといった国際的なクレジットカードは
あまり普及が進んでいません。
北京や上海といった大都市から少しでも離れたり
小さなお店やホテルではクレジットカードは使えないことがほとんですから
現金を用意しておくようにしましょう。
特にホテルの支払いはチェックインの時に
デポジット(保証金)を宿泊費の2〜3倍ほど支払うのが普通です。
余裕を持って用意するようにしましょう。
日程や時間には余裕をもっておく
中国の空港では出発や離陸で遅延が発生することはよくあります。
私も飛行機の中で2時間ほど待たされたことがあります。
結果、関西国際空港からの電車やバスの最終便に間に合いませんでした。
最悪欠航ということもありえますので
滞在期間や出発時間には余裕をもっておきましょう。
ギリギリの日程で行って欠航のために滞在日数を超えてしまうと、罰金や手続きなど非常に面倒なことになります。
ビザなしの場合中国での滞在日数は入国日より15日以内です。
ホテルに入ったら備品のチェック
ホテルにチェックインしたら、
備品を確認するようにしておきましょう。
有料のものはリストアップされていますので
数が合っているか確認しておきましょう。
また鏡が割れていたり、イスなどの備品が壊れていたときは、
クレームをつけたりして初めから壊れていたことを主張しておきましょう。
チェックアウトの時に
「お前が壊したのだろう?」
とあらぬ疑いをかけられることもよくあります。
Gmail・LINE・Facebook・Twitter
は基本的に利用できない
中国では政府による検閲、規制があって、
Google検索やGoogle Map、G-mailなどのGoogleのサービスや、
LINE、Facebook、Twitterといった
SNSのサービスも利用することができません。
また海外出張では便利な
Google翻訳も使えません。
ただし、VPNという技術を利用して
中国政府の検閲、規制から逃れる方法はあります。
出発前に知っておいて準備しておきましょう。
VPNは公共のWifiを利用する場合でも
安全性が高まりますのでおすすめです。
水道水を絶対に飲んではダメ
鉄則として水道から出るお水は絶対飲んではいけません。
確実にお腹をこわします。
沸騰させたとしても水道水は飲めるようにはなりません。
ホテルにはだいたいサービスでペットボトルのお水が用意されているので、これを飲むようにしましょう。
水が足りない場合はスーパーやコンビニで買うようにします。
500mlペットボトルで1元程度です。
購入時に気をつけたいのは、
空の容器に水道水を詰め直して販売していたという事件もあるので
一度フタを開けた形跡がないか?
念のため確認しましょう。
氷や手洗い用の水にも注意
基本的に中国は飲み物を冷やして飲むことがほとんどありません。
しかし、夏場には氷の入った飲み物を提供されることも稀にあります。
この氷を食べてしまってお腹をこわしたという話はよく聞きます。
なので、
氷を口の中に入れるのはもちろん、
氷の入った飲み物は避けるようにしましょう。
また、中国では食事の時にお水ではなく
熱いお茶がまず出てくるのが普通です。
カニ料理など手が汚れる料理では手洗い用の水が出されることがあります。
間違って飲まないようにしましょう。
屋台売っているものは食べない
まぁ、よほど好奇心の強い人でなければ、
まず屋台で食べ物を買う気にはならないと思いますが、
基本的に中国の方々は
「熱い油で揚げたり、沸騰させればOK!」
という考えの人が多いようです。
そういった考えではやはり衛生面に問題があります。
また、よくわからない化学調味料や食材を使っていることも考えられます。
中国に長期出張している台湾人の方からも
「絶対食べない方が良い」
と言われていましたので、
食べない方が良いのだと思います。
犬猫、鶏などにむやみに近づかない
衛生状態が良くないのは動物たちも同じです。
狂犬病や鳥インフルエンザなど
人間に感染する病気も多くありますので
動物が好きだからと近づくのは危険があります。
日本語のセールスやKTVの小姐に注意
観光地などに行くと
「トモダチ!トケイ、ミルダケ!」
などなど偽造品のキャッチセールスが日本語でよく声をかけてきます。
トラブルの元になるのは明白なので
絶対について行ってはいけません。
また、接待でKTVへ招待されることもあります。
KTVというのは本来カラオケのことなのですが、
接待に使われるKTVは女性コンパニオン(小姐)がつく日本でいう所のキャバクラのようなところです。
こういったところでは流暢な日本語で小姐が甘い誘いをかけてきたり
連絡先を聞いてくるようなこともありますが、
トラブルに巻き込まれないようにするためにも
きっぱり断る方が私は得策だと思います。
ケガや病気、盗難などのトラブルは海外旅行保険で備える
出張で中国行く場合は会社側が海外旅行保険を用意してくれることがほとんどだと思います。
出発前に海外旅行保険の加入、未加入を念のため確認しておくようにしましょう。
また、エポスカードという無料のクレジットカードを発行しておくだけで保険の補償内容をさらに充実させることが可能なのでぜひ発行しておくようにしましょう。
以上、最低限注意してほしいことをまとめました。