平年の7倍になる140㎝の大雪が降った北陸地方ですが、在来線は運休が相次ぎました。そんな中、北陸新幹線は2本の運休&遅れが出たものの、それ以外は平常運航をしたようです。そこで本日の天気のあれこれでは、『北陸新幹線』について取り上げたいと思います~
目次
- 1.北陸地方にJPCZがなだれ込んだことで大雪に!!
- 2.北陸エリアの在来線では運休が相次ぐ!!
- 3.そんな中『北陸新幹線』はほぼ影響なし!!
- 4.在来線と北陸新幹線ではなぜこんなに違いが出たの?
- 5.貯雪式高架橋を採用&豪雪区間にはスプリンクラーやシェルターを設置!
- 6.除雪作業車を23両配備!!
- 7.まとめ
1.北陸地方にJPCZがなだれ込んだことで大雪に!!
北陸地方では、4日頃から断続的にJPCZがなだれ込んだことにより、記録的な大雪になりました。福井市では37年振りに130㎝を超える積雪となり、国道8号では約1,500台が立ち往生するなど大きな影響が出ています。
2.北陸エリアの在来線では運休が相次ぐ!!
雪が積もり始めた4日頃から北陸エリアの在来線では、大雪による運転の見合わせ・取りやめが相次ぎました!!
以下が北陸エリアの運行状況(2/4~2/8)の履歴です☟
8日現在でも北陸本線などでは、大雪による運転の取り止めとなっていますね!!
3.そんな中『北陸新幹線』はほぼ影響なし!!
在来線で運休が相次ぐ中『北陸新幹線』では、2月6日に富山駅~金沢駅間でつるぎ705号・金沢駅~富山駅間でつるぎ700号の運転を取りやめ、糸魚川駅~金沢駅間で徐行運転を行った影響により、30分程度の遅れでたものの、それ以外は平常通り運航しています。
列車の遅れ☟
引用:【北陸新幹線】 大雪 列車の遅れの履歴:JR西日本列車運行情報
運休☟
引用:【北陸新幹線】 大雪 運転取り止めの履歴:JR西日本列車運行情報
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4.在来線と北陸新幹線ではなぜこんなに違いが出たの?
在来線と北陸新幹線では、なぜここまでの差が出たのでしょうか。実は在来線と北陸新幹線では、線路の構造が違います!!北陸新幹線の長野~金沢間を見てみると、そもそも全体の約44%がトンネルです。加えて、トンネルとトンネルの間にはスノーシェルターと呼ばれる屋根に覆われており、絶対的に線路に雪が積もりにくい工夫がされているのです!!
スノーシェルターはこんな感じです☟
5.貯雪式高架橋を採用&豪雪区間にはスプリンクラーやシェルターを設置!
北陸新幹線では、雪が降っても通常通り運航出来るように、貯雪式高架橋を採用しています。
引用:北陸新幹線における冬の備え 除雪作業車など配備完了、その他の作業車も準備中:JR西日本
上図を見てみると、除雪をした雪を貯めて置けるスペースを確保しているのですね。この他にも雪を溶かす融雪パネルを設置したり、一部の豪雪区間には、スプリンクラーや5.で載せたシェルターも設置しています。
6.除雪作業車を23両配備!!
JR西日本ではスムーズに除雪が完了するように、除雪作業車を23両配備しています。
下図が導入されている除雪作業車です☟
引用:北陸新幹線における冬の備え 除雪作業車など配備完了、その他の作業車も準備中:JR西日本
この除雪作業車の特徴としては、写真の向かって右手が雪を飛ばす『ロータリー式』・左手が雪をかきわける『ラッセル式』となっているところですね。この2つを上手く使い分けながら除雪をしているので、大雪が降っても運休や遅れもなく運航が出来るのです!!
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7.まとめ
記録的な大雪により運休や遅れが相次いでいた北陸エリアの在来線ですが、北陸新幹線は2本の運休&遅れがあったものの、それ以外は通常通り運行をしたみたいです。通常運行出来た要因としては、スノーシェルターや貯雪式高架橋を採用するなど、雪国ならではの対策がされていたのです。本当に頭が下がる思いですね。
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