【2月9日 AFP】(更新)米ホワイトハウス(%White House)が連邦政府機関に対し「閉鎖」に備えるよう通達していたことが分かった。当局者が8日、明らかにした。連邦議会は9日午前0時(日本時間同日午後2時)の期限を前に新たな暫定予算関連法案を通過させようとしているが、障害に直面している。

 米行政管理予算局(OMB)の職員は匿名で「(OMBは)現在、連邦予算の期限切れに備えている」と述べ、「即刻」法案をドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領のデスクに回すよう議会に求めた。

 新たな法案はさらに6週間分のつなぎ予算と歳出上限の引き上げが盛り込まれているが、時間が経てば経つほど期限までに可決される見込みは薄れている。

 事態打開を目指して共和・民主の両党は7日、この法案で合意した。両党とも党内に反対意見がくすぶっているが、上院は8日夜に採決を行い、法案をホワイトハウスに送ることを目指している。

 上院で直ちに法案を可決するには100人の上院議員全員の賛成が必要だが、共和党のランド・ポール(Rand Paul)上院議員が性急な採決に反対している。ポール議員は演説で歳出上限の引き上げを批判し、上院が多数派を占める上院で性急な採決を実施することは認めないと述べた。(c)AFP/Michael Mathes