Beginner's Special Make-up World
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(Painting & Apply) |
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フォームラバーのアプライエンスができたら、着色して、実際に顔に装着(接着)して、自分自身とはまったく違うキャラクターに変身してみましょう!考えただけでもワクワクしますね。!この工程では、塗装と接着の他にも、よりマスクにリアル感を与える植毛にも簡単に触れて行きたいと思っています。それでは、いつものようにこの行程で使用するものを用意していきましょう。
用意するもの |
備考 |
①ラバーマスクグリースペイント |
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自分は基本的にはラバーマスクグリースペイントを使っています。ハンズとかで売ってるドーランなんかと基本的には変わらないと思います(本当かどうかは確証はありませんが)。あと、自分はあまりやった事は無いのですが、画材店などで売っているリキテックス等のアクリル系絵の具と、顔に接着する際に使用する接着剤であるプロスエイドを混ぜた物でも着色できるみたいです。 |
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②ボールドキャップ |
自分の髪の毛を保護します。ライフマスク作成時に使ったものの流用で問題ありません。 |
③化粧品(ファンデーション等) |
モンスター系マスクだったら必要無いかもしれませんが、女性顔マスクなんかの時には色々使います。100円ショップで売ってるもので十分かと思います。 |
④かつら |
女性顔マスクの時は必須ですが、モンスター系マスクの時なんかでも、かつらをバラして植毛する時に使います。安いものは、ハンズなんかで入手可能ですね。髪の量が少なくてよければ、100円ショップで売ってる付け毛(エクステンション)でも可。 |
⑤ピンバイス&便利針(パンチングツール) |
毛をマスクに植毛する際に使います。本当は専用のパンチングツールを入手すればいいのですが、ピンバイスの先に、100円ショップで売ってる便利針を刺せば、十分代用可能だと思います。 |
⑥瞬間接着剤&リキッドラテックス |
マスクの補修や、かつらをばらしたものをマスクにくっつける時なんかに、必要に応じて使います。 |
⑦プロスエイド |
顔にフォームラバーを貼り付ける時に使う接着剤です。スピリッツガムなんかより全然こっちの方がいいと思います。フォームラバーマスク作りには必須アイテムかと思います。 |
⑧メイクアップリムーバー |
顔に接着したマスクを剥がす時に使うメイク落しです。自分は使った事ありませんが 製品名で言うとボインドオフなんかが有名ですかね。 |
⑨スポンジ&筆 |
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スポンジは女性が化粧に使うような普通のスポンジでかまいません。ドラッグストアや100円ショップでいくらでも手に入りますね。筆は塗料を細かい所に塗る際や、プロスエイドをマスクに塗るときに使います。100円ショップで売ってるので十分かと思います。
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⑩衣装 |
マスクを被っただけでは、キャラクターになりきる事は難しく、衣装は結構重要かと思います。キャラクターにあわせて用意しましょう。 |
⑪血糊系塗料 |
モンスター系マスクの際は結構必須かもしれません。特殊メイク用品ショップでいろんな種類のが手に入ります。 |
※エアブラシセット |
自分はラバーマスクグリースペイントを筆やスポンジで着色していたので使いませんでしたが、アクリル系絵の具を使う時なんかや、シリコンマスクの着色をする時に使う事があります。3,000円位で手に入ります。 |
【 下準備とマスクの着色 】
下準備と言っても、取り立てて何かあるわけではありません。マスクをどんな完成形に持っていくのか、どんな色に着色するのかを頭の中で考えておけばいいかと思います。自分の場合は、動物系や宇宙人とか、完全に人間じゃない系のマスクは作ったりしないので、自分の作ったことのあるモンスター系マスクの事例で紹介していきたいと思います。まずマスクに、ベースとなる色をマスク一面に、化粧品用スポンジで塗っていきます。(ちなみに特殊メイクの学校なんかでは、この作業の前に下地の色として、赤色を全面に塗る事もするようですが、面倒くさがりの自分はやった事はありません(^^;))。ベースの色が塗り終わったら、顔のシワとか顔の凹凸の凹の暗く見える部分に、ベースの色より濃い目色を、細い筆やエアブラシなどで塗っていき、マスクに立体感を持たせます。その後に、血糊やら、ミミズやらを顔に貼り付けて行きます。
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マスクにベースの色を塗ったところです。これだけでもいいといえばいいですが...。 |
シワや凹部分に暗い色を塗って、マスクを立体的に見せると、大分雰囲気が変わる感じが分かりますでしょうか。さらに血糊を塗ってみました。 |
いろんな血糊塗料です。普段は固まってて、熱を加えると溶けてくるような塗料とか、シリコンに混ぜたりするものもあります。 |
ミミズを貼り付けて、マスクは一旦完成です。 こんな感じ。エアブラシを使うともっといい感じになりますが、スポンジと筆でもこの程度なら十分にできます。 |
【 マスクへの植毛 】
マスクへ毛を植える時は、パンチングツールという植毛専用器具を使って毛を一本一本植えていきます。植える毛の素材はクレープヘアー等いろいろありますが、自分はいつもバラしたカツラの毛を使っています。また、パンチングツールも手にいれるのが面倒なので、ピンバイスの先に100円ショップで買ってきた便利針をつけて代用しています。でも、実際に毛を一本一本植えていくのは、かなり面倒くさいです。作品の完璧な仕上がりを求めるのであれば、当然一本一本植えるべきでしょうが、モンスター系マスクの後頭部処理等に、適当に毛をくっつけたい場合なんかは、バラしたカツラの毛を、まとめたまま瞬間接着剤で適当にくっつけ、その上からリキッドラテックスとラバーマスクグリースペイントを塗りこんでかくしてしまっています。個人でマスクを被って楽しむレベルであれば、この方法で十分かなと個人的には思ってます。
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ピンバイスの先に100円ショップで売ってた便利針を付ければ、植毛用パンチングツールの代用になります。 |
毛を針の先に引っ掛け、マスクに押し込んで毛を植えていきます。一本一本植えていくので、かなり面倒です。(これはKyokoマスクの眉毛を植えてる所) |
一本一本植えるのが面倒な場合、大面積を簡単に毛で覆う方法です。まずカツラをばらして、この状態にします。 |
リキッドラテックスを用意します。ハンズとかで売ってるものでもかまいません。 |
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ボールドキャップを用意します。ちゃんとしたボールドキャップは高価なので、、“ 坊主かつら”に廉価判のボールドキャップを切り貼りしたのを自作しました。 |
ボールドキャップ全体に、マスクと同じ色のグリースペイントを塗り、その上から、バラしたカツラを適当に瞬間接着剤でくっつけていき、目だたないように、リキッドラテックスを塗っていきます。 |
リキッドラテックスが乾いたら、グリースペイントを塗り、目立たなくしていきます。 |
何回か同じ作業を繰り返すとこんな感じ。プロの作品では許される方法ではないと思いますが、個人でマスク変装を楽しむ分には十分なのではないでしょうか。
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