木曜ドラマＦ「リピート～運命を変える１０か月～」【第５話…破滅への序章】

リピート （文春文庫） [ 乾くるみ ]

『木曜ドラマＦ「リピート～運命を変える１０か月～」【第５話…破滅への序章】』のキーワード出現数BEST10

1. 坪井 36
2. リピート 22
3. 鮎美 15
4. 由子 15
5. 黒川 11
6. 郷原 10
7. 風間 10
8. 坪井君 9
9. 私たち 8
10. 天童 8

『木曜ドラマＦ「リピート～運命を変える１０か月～」【第５話…破滅への序章】』の番組内容＆情報（ネタバレ注意！）

(鮎美)＜ある日 風間という
謎の男に誘われ

10か月前に戻ることができる
リピートという

時間旅行に参加することになった
私たち8人＞

＜まばゆい光に包まれ
時空の裂け目をくぐると

「イニシエーション・ラブ」の乾くるみ初ドラマ作品。運命を変えようとリピートした男女８人が運命に翻ろうされる！２度目の人生は衝撃の大どんでん返し！生き残るのは誰？

詳細情報
出演者
篠崎鮎美…貫地谷しほり
毛利圭介…本郷奏多
天童太郎…ゴリ（ガレッジセール）
町田由子…島崎遥香
坪井要…猪野広樹
まひる…松尾薫
大森知恵…安達祐実（特別出演）
風間…六角精児
番組内容
篠崎鮎美（貫地谷しほり）が階段から突き落とされた。毛利圭介（本郷奏多）と天童太郎（ゴリ）はリピート仲間を狙った事件の犯人は坪井（猪野広樹）では？と疑っていた。坪井は死んだ郷原（清水圭）と言い争いの際「ネメシス」という謎の言葉を言い放っていて…。一方、由子（島崎遥香）は様々な方法で鮎美との距離を縮めていく。天童と大森（安達祐実）も急接近する出来事があり、リピート仲間それぞれの思惑が交錯していく…。
制作
【原作】
『リピート』（乾くるみ　著／文春文庫　刊）
【脚本】
泉澤陽子
【演出】
湯浅弘章
【音楽】
松本晃彦
【主題歌】
「Ｉｆ　～また逢えたら～」ＤＡＹ６（ワーナーミュージック・ジャパン）
番組ホームページ
ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｙｔｖ．ｃｏ．ｊｐ／ｒｅｐｅａｔ／
【番組公式Ｔｗｉｔｔｅｒ】
＠ｒｅｐｅａｔ＿ｄｒａｍａ
【番組公式Ｉｎｓｔａｇｌａｍ】
＠ｒｅｐｅａｔ＿ｄｒａｍａ
【番組公式ＬＩＮＥ　ＩＤ】
＠ｒｅｐｅａｔ＿ｄｒａｍａ

本当に10か月前に戻っていた＞

＜私たちは リピート前の人生よりも
幸せになれるはずだった

なのに…＞

(一樹)

(由子)

＜高橋さんが亡くなり

横沢さんが亡くなり

郷原さんまで
亡くなってしまった＞

リピートした人間が…
狙われた

(知恵)
じゃあ…ここにいる私たちも
標的にされてるってこと？

＜そして
ついに魔の手は私にまで…＞

♬～

私…？

(圭介)
階段から落ちて 頭 打ったんだ｡

近くにいた人が
救急車を呼んでくれて…｡

何があったんだ？

♬～

誰かに…背中 押されて｡

顔は？見てないのか!?

怖い…｡

ごめん
俺が家まで送ってれば…｡

天童さんにも電話した｡

みんなの安全のためにも

早く犯人を見つけようって
言ってた｡

さっき 回龍亭の帰りに

坪井の後を つけたらしい｡

でも 途中でまかれたって｡

今のところ 手がかりは…｡

(坪井)

(圭介の声)
坪井の言ってた謎の言葉ぐらいか｡

坪井が何か隠してるのは
確かなんだけどな｡

♬～

(風間)
我々の仲間になるはずだった
高橋さんが

亡くなりました
交通事故だったそうです

(知恵)
犯人の狙いは 高橋さんで

彼が事故で死んだことを
知らずにアパートに火をつけた

(風間)横沢佐知子さんが
亡くなりました｡

台東区で起きていた
連続放火事件で

(アナウンサー)
男性が胸を刺され
死亡する事件が起きました

殺されたのは
郷原俊樹さん 51歳です

(天童)
お前たち…リピートした後に

メンバー全員の名前を
書き出したりしてないか？

情報が
漏れたのかもしれないな

♬～

♬～

♬～

やだ どうしよう｡

なんだ 由子ちゃんか｡
ごめんなさい｡

そんなつもりじゃ
なかったんですけど｡

私のほうこそ…ありがとう｡

驚き過ぎちゃって ごめんね｡

どうしたんですか？それ
大丈夫ですか？

あ 転んじゃって
大したことないの｡

お大事に…｡

あ そうだ！この前 鮎美さんから
おすすめされた本

すっごい面白かったです！

良かった｡

次は 芥川賞とった『コンビニ人間』
読みたいんですけど…｡

あ～人気作は
予約が いっぱいなんだよね｡

え～ 残念 早く読みたいなあ…｡

由子 節約してるから買えなくて｡

うちにあるから
良かったら貸そうか？

えっ 本当ですか!?

ああ～ 嬉しい｡
今度 持ってくるね｡

鮎美さんの部屋 きっと
いっぱい本があるんだろうな～｡

どこに住んでるんですか？

え？
ふふ｡

あ 文京区だけど｡

へ～ 文京区ですかぁ｡

夏目漱石が
住んでたところですもんね？

そうなの 詳しいね｡

ふふっ…はい｡
ふふっ｡

ごめんね じゃあ…｡

♬～

(ドアの開く音)

(赤江)あれ 坪井じゃん｡

よう 久しぶり｡

(紺野)え 坪井？
ほんとだ｡今 何してんの？

何って…｡

え 坪井？
ほんとだ 今 何してんの？

(赤江)

(紺野)
ああ そっか…まあ 頑張れよ｡

俺たち 慶應大でサークル作って
楽しくやってっからさ｡

(赤江)

今 何してんの？

何って…東大生だよ｡

えっ!?受かったんだ｡

あれ？君たちは
どこの大学入ったんだっけ？

東大じゃないんだっけ？

東大の僕は
これから合コンなんだ｡

いつもゲーセンにいて
全然 勉強してなかったのに｡

変だよな｡
こっそり勉強してたのか？

♬～

♬～

え？なんで…｡

夜は送るよ｡

(まひる)ちょ 篠崎さん!?

え？やば…結構かっこいい｡
まさか新しい彼氏？
え!?

何でどうして篠崎さんが
こんなにもてるわけ？

UFOの存在以上に
謎なんですけど｡

《この宇宙人が》

違うから｡
彼氏とかじゃないから｡

♬～

なんかごめんね｡
変な勘違いされちゃって｡

べつに…｡

《気まずい…》

《送ってくれるのは嬉しいけど

気まずい…》

《沈黙が…図書館の本
全部積んだぐらい 重い》

なんか…｡
え？

ううん なんでもない｡

テンションの高い
同僚だったな｡

あ…まひるちゃん｡
いつも ああなんだ｡

仲いいんだな｡
そう？

いつもジェネレーションギャップ
感じてるよ｡

あ 毛利君と年齢的には
同じくらいか｡

ゆと…若いもんね｡

今 ゆとりって言おうとしただろ？
してない｡

しただろ｡

そうだ 天童さんが
事件のことで話があるって｡

え…｡

坪井を調べた結果を
共有しておこうと思ってな｡

どうだった？
世田谷区の一戸建てに
両親と暮らしてる｡

両親とも東大卒のエリートで
家は裕福だ｡

坪井も有名な進学校に
通っていたらしい｡

ふ～ん…｡
そういえば

今から坪井の同級生がここに来る｡

俺たちは
探偵ってことになってるから｡

え？

坪井君 高校の時
どういう感じの子だったのかな？

帰宅部だったし 地味でしたね｡

でも 一浪してからは…

ヤバそうな仲間と
ゲーセンでつるんでて｡

ヤバそうな仲間…｡

それから…｡

それから？

あいつ
女の子を連れ込むための

秘密部屋を持ってるっていう
噂があって｡

もう1つ聞きたいことが
あるんだけど｡
はい？

ネメシスって言葉に
心当たりない？

あ…｡

知ってるのか？

俺も誘われたんですよ｡

坪井が よく書き込んでる
サイトがあって｡

これです｡

これって…｡

闇サイトってやつ…？

助かったよ｡
今日はありがとう｡

じゃあ 俺はこれで｡

♬～

郷原と坪井は このサイトに
書き込みをしていたのか？

何のために…｡

これ見てくれ｡

これは？

このヤヌスっていうのが
郷原のことなんじゃないのか？

郷原が死んでから
ヤヌスの書き込みはない｡

じゃあ
このハデスってのが 坪井？

書き込みされた時間は
回龍亭での会合が終わって

俺が坪井にまかれた後だから…

矛盾はないな｡

嘘だろ…｡

2017年2月24日よりも前から

ヤヌスとハデスのやりとりがある｡

あの2人 リピート前からの
知り合いだったのか｡

2人は 初対面のふりを
してたってこと？

(郷原)
郷原です｡会社員です｡

ここって割り勘ですかね

でも 風間は
適当に電話した相手を

リピートに誘ったって
言ってたよな？

あれも嘘なのか？

おい これじゃないのか？

坪井が女の子を連れ込んだ
って言ってたのが…これ？

坪井が犯罪を犯し

郷原が金のために
見張り役をしていた｡

…となると やはり郷原殺しは
坪井が怪しいな｡

仲間割れして
殺し合いになったか｡

じゃあ
私を襲ったのも 坪井君が…｡

可能性はあるな｡

郷原と もめているところを
鮎美ちゃんに見られて

逆恨みしたのかもしれない｡

♬～

(黒川)
ヤヌスが死んだって ほんと？

ああ｡

え～
あいつ便利だったのになぁ｡

あんな奴の代わり
いくらでもいるよ｡

俺も坪井を監視するよ｡
天童さんと交代で｡

そうだな 鮎美ちゃん｡

鮎美ちゃんは
できるだけ外出しないほうがいい｡

あの…！

私にも
何か手伝わせてください｡

危険だぞ｡

家に閉じこもって ただ
震えてるだけなんて嫌なんです｡

自分の運命は 自分の力で
切り拓きたいんです｡

♬～

あんた 強いな｡
え？

最初は 結婚に浮かれてるだけの
女かと思ったけど

こけたり 怒ったり 泣いたり
笑ったり…面白い｡

それって褒めてる？

さぁな｡

うち ここだから｡

あぁ｡

あの…｡

《お茶でも飲んでく？

いやいやいや…》

どうかした？

ううん 何でもない｡

じゃあ 俺は ここで｡

ありがとう｡

早く入れよ｡

うん｡

♬～

♬～

ふぅ…｡
(携帯のバイブ音)

(携帯のバイブ音)

もしもし｡
(由子)
鮎美さん？由子ですけど｡

由子ちゃん どうしたの？

(由子)今から鮎美さんの家に
行ってもいいですか？

え？
(由子)
帰る途中 車が故障しちゃって｡

(由子)直るまで ちょっと
休ませてもらえません？

鮎美さんち 文京区でしたよね｡
近くだと思うんで｡

え…｡

詳しい住所
教えてもらえませんか？

わぁ～ すご～い｡

『三四郎』『それから』『門』

漱石の三部作は鉄板ですよね～｡

あ～ これ
もしかして初版本ですか？

わぁ～ す～ご～い！

良かったら貸すよ｡
え 本当ですか？

ありがとうございます｡

由子 前から
気になってたんですけど

鮎美さんて彼氏いるんですか？

あ…今は いないかな｡

そうなんですか？

鮎美さん 素敵だから
モテそうなのに｡

そんなこと…｡

どんな人が好みなんですか？
う～ん…｡

由子 鮎美さんには 知的で
大人の人が似合うと思います｡

そう？
うん｡

由子ちゃんは彼氏とか いるの？

いますよ｡
どんな人？

言うこと何でも聞いてくれて
犬みたいに忠実な人です｡

犬？
仲良さそうで うらやましい｡

ああ！あっつい！

大丈夫!?ちょっと待って｡

ヤケドとか してない？
ごめんなさい｡

鮎美さん…優しい｡

え…｡

首きれい…｡

あ…あの？

あ…どうしよう
シミになっちゃうかな｡

すぐに洗えば大丈夫だと思う…｡

ああ…じゃあ
今 洗っちゃいます？

ついでに
シャワー借りてもいいですか？

え？あ はい…｡

鮎美さんも一緒に入ります？

いえ…｡

私は…コンビに行ってくるよ｡
何か欲しいものある？

じゃあ アイス買ってきて
もらっても いいですか？

チョコミント味がいいな｡

♬～

♬～

♬～

おまたせしました｡

いらっしゃいま…｡

ほぉ～ 珍しいお客さんだな｡

来ちゃいけませんでした？

いや 大歓迎ですよ｡

襲われた？篠崎さんが？

このままだと 俺達 全員
危ないのかもしれないな｡

はぁ～ こんなとこで
死ぬわけにいかないのよ 私は｡

これじゃ
何のためにリピートしたのか｡

俺は 坪井が怪しいと思ってる｡

坪井君が？

坪井と郷原は リピートする前から
知り合いだったんだ｡

そう…そうなの｡

でも 動機はあるの？

それは まだわからない｡

どうしてリピートした人たちが
次々と…｡

未来の記憶を狙われて？

それとも 別の何かがあるのかな？

難しい問題だな…｡

世間的に見れば
高橋や横沢さんの死

鮎美ちゃんが襲われたことに
共通点はない｡

連続殺人に見えるのは

俺たちがリピートしたと
知ってる人間だけだ…｡

つまり 私たちの中に
犯人がいるってこと？

でも だとしたら
高橋さんのアパートに

火をつけるのは
おかしいんじゃない？

高橋さんが すでに事故死したこと
知ってるんだから｡

カモフラージュかもしれない｡

カモフラージュ？

外部犯に見せかけるために
放火したとは考えられないか？

そうか その可能性はあるわね｡

ってことは やっぱり
一番怪しいのは坪井だな｡

提案があるの｡

私たち 生き残るために
手を組まない？

同じやつ｡

(風間)ごきげんよう｡

(坪井)風間さん｡
いかがですか 最近は｡

もう 最高ですよ｡

東大ってだけで
こんなに世界が変わるなんて｡

ほんと 世の中ちょろいっすよ｡

風間さんには
感謝をしても しきれません｡

坪井君 君は君の欲望に
忠実に生きればいいんですよ｡

私はそれを楽しみにしていますよ｡

はい｡

♬～

私 食品化学系の研究をしてるって
言ったでしょ｡

ああ｡

いつも歯がゆく思ってたの｡

私の研究する
バイオ技術が完成すれば

飢餓で苦しむ
何億人もの子ども達が救われる｡

だけど 研究が完成するのは

10年先になるのか
20年先になるのか…｡

その時間を短縮するために
リピートに参加したとでもいうのか？

たったの10か月
戻ったぐらいじゃ

大した短縮にならないだろ｡

1回戻るだけならね｡

まさか…｡

何度もリピートを繰り返せば

その間に
研究を進めることができる｡

いずれ完成すれば
今年 亡くなるはずだった

何億人もの子ども達を
救うことができるはずよ｡

そりゃ 実現できれば
すごい話だが

風間がそれを許さないだろう｡

許さないでしょうね｡

だから あなたと手を組みたいの｡

風間を出し抜くために｡

驚いたな～｡

俺には もう一度リピートする
という発想はなかったよ｡

嘘つき｡

どういう意味だ？

リピートした時 あなた目印に
タバコ置いてたでしょ？

おい
このあたりの景色覚えとけよ

(知恵)あの時 思ったの｡

あ～ この人 もう一度リピート
しようと思ってるんだな～って｡

フッ…悪い｡

そこまで見抜かれていたとはな｡

私たち いい相棒になれそうね｡

ああ｡

♬～

ただいま｡

(由子)ああ…お帰りなさい｡
由子 もう帰ります｡

あっ チョコミント…｡

ごめんなさい｡
車 もう直ったみたいなんで｡

あっ そう…｡
また 来ま～す｡

♬～

♬～

(風間)これは これは
奇遇ですねぇ 天童さん｡

こんなとこで お会いするなんて｡

お前…また 俺を見張ってたのか？

同じリピート仲間として

天童さんとの仲を
修復したいと思いましてね｡

どうです？
一杯 行きませんか？

行くわけないだろ｡

どうしてですか？

俺は今 忙しいんだ｡

ハァ ハァ ハァ…｡

♬～

いつも通りの作戦で
いくかんな｡
わかってるよ｡

ハデス 気に入った子
どっちか教えろよ｡

俺の前に座る子だ｡

顔も見ないで いいのかよ｡
俺には わかんだよ｡

それから 俺の名前は
本名の坪井でいくかんな｡

えっ!?
いつもの佐藤じゃないの？

来た｡

(メグミ)あれっぽく ない？

こんばんは～｡東大生の？

そうです｡メグミさんと…
アイさんですよね？

はい｡
(黒川)どうぞ 座って｡

何 飲みますか？
≪あ～ どうしようかな？≫

(アイ)赤ワインかな？
あっ そうだね｡

(黒川)赤ワイン？
うん｡

(口笛)

(黒川)赤ワイン2つと
生ビール2つ｡

(店員)かしこまりました｡

じゃあ 自己紹介しようか｡
まずは俺から｡

東大文科一類の木村です｡
よろしくね｡

よろしく｡
(坪井)同じく

東大文科一類の坪井です｡

じゃあ 自己紹介しようか｡
まずは俺から｡

東大文科一類の木村です｡
よろしくね

(坪井)同じく

東大文科一類の佐藤です

あれ？予備校で一緒だった
つ…坪井君でしょ？

(メグミ)
確か…東大合格者の中に

坪井君の名前
なかったはずだけど…

(アイ)えっ？名前も東大生って
いうのも嘘？

(メグミ)帰ろう｡私たち

嘘つきに付き合ってるほど
暇じゃないの

よろしくね｡
よろしく｡

(坪井)同じく
東大文科一類の坪井です｡

あれ？予備校で一緒だった
坪井君でしょ？

そう｡すっごい…偶然だね｡

確か 東大合格者の中に
坪井君の名前あった｡

フッ…当たり前じゃん！
東大生なんだから｡

そうだよね～｡
なかったら 問題だけど｡
アッハハハ…｡

(黒川)
俺らが 嘘つくわけないじゃん｡
(メグミ)そうだよね～｡

(店員)お待たせしました｡
(坪井)はい｡

(黒川)お腹すいてる？
≪うん≫
何か頼もうよ｡

≪ああ～ どうしようかな？≫
(黒川)何が好き？

(アイ)ピザ｡
(黒川)ピザ？

♬～

《気まずい…
今日も気まずい…》

《ええっと…
話題 話題 話題！》

あっ！

なに？
ごめん…｡

この前
送ってくれた…あの写真｡

お月様の写真｡
すごく きれいだった｡

ただの写メだから…
あんなの写真じゃないよ｡

でも…本当にきれいだった｡

(携帯の着信音)

(携帯の着信音)
あっ 天童さんからだ｡

もしもし？

悪い…坪井を見失った｡

この前の
ネメシスってサイト見て｡
うん｡

あっ 坪井君の
ハンドルネームで新しい書き込み｡

これって また…女の子が
襲われるってことだよね｡

止めなきゃ…｡

天童さん どの辺で見失ったの？

俺たちも 坪井の居場所を探すよ｡

あれ なんか…
眠くなってきちゃった｡
私も…｡

少し休んだら？

♬～

すいません｡
(店員)はい｡

(黒川)タクシー呼んでもらって
いいですか？

友達が
酔いつぶれちゃったみたいで｡

(店員)かしこまりました｡

♬～

どうだった？

こっちも ダメ｡

時間がないな｡
どうしよう…｡

この前の 坪井の同級生｡
赤江君？

電話番号 わかる？
一応 控えてある｡

♬～

(口笛)

(坪井)待てよ お前！

もうちょっと遊んでかんだろうが｡
(黒川)ハッハハハ…！

ハハハハ！
やっぱりド変態だなぁ ハデスは｡

フフフ…｡

♬～

(坪井)おい｡

起きろよ!!

何？

いつまで寝てんだよ！

いつまで寝てんだよ！

ほら 早く服 脱げよ｡

嫌｡

は？ん？

1人じゃ脱げないなら
手伝おうか～？
やめて！

私たち 帰る｡

♬～

お～っと
そうはいかねぇんだよな～｡

東大生の俺が
撮影してやってんだから

ん？もっと喜べよ｡

嬉しいだろ？

気持ち悪｡

あ？なんか言ったか？

東大生だったら
なんでもいいんだろ？

言うことを聞かない悪い子には
こうだ｡

(坪井)ほら

ごめんなさいって言えよ ほら｡

ごめんなさい｡
聞こえないなあ！

ごめんなさい！
(坪井)あぁ？

ごめんなさい…｡
もっとかわいく！

ごめんなさい…｡

ハハハ！ハァハァ…｡

よしよし よし…｡

♬～

(ドアの開く音)

なんで？

♬～

あっ…やめろ～！

(黒川)おい なんだよ こいつら｡

このビデオで撮ってたのか？

どうせ 警察に言ったら
画像をばらまくとか言って

脅してたんだろ｡

なんだ お前｡
お前も早く逃げたほうがいい｡

さっき 警察に通報したから｡

♬～

大丈夫？立てますか？

(メグミ)はい｡

♬～

女の子たちは
タクシーに乗せて帰した｡

あとは こいつをどうするかだな｡

警察に通報したってのは
嘘なんだろ｡

俺が捕まったら

リピートの秘密を
漏らすかもしれない｡

な？そうだろ？

だったら？

俺が何をしても

警察には捕まらないってことだ｡

リピートを悪用するのはやめて！

あたしたち 幸せになるために
リピートしたんだよ？

人のこと傷つけるのは
もうやめて｡

きれいごと言うな｡

結局 東大 受かっても

中身が変わってなかったら
意味ないよ｡

今いる場所で努力しないと｡

リピートしても しなくても

自分の人生 変えたければ

努力しないといけないんだよ｡

うるさい うるさい…うるせぇ…

うるせぇ！

お前が郷原さんを殺したのか？

こいつを突き落としたのも
お前か？

何のために リピートした人たちを
狙ってるんだ｡

証拠はあんのかよ？

俺を殺人犯扱いするなら

証拠でも持ってこいや！

どけ｡
あっ…いた｡

おい！

はぁ…大丈夫か？
うん｡

♬～

♬～

あの女 バカにしやがって…

俺を誰だと思ってんだ｡

ぜってぇ 許さねぇ｡

♬～

圭介 おっそ～い｡

どこ ほっつき歩いてんのかな｡

(由子)これって何なの？

4月10日って 今日だよね？

ハハ…ばっかみたい｡

真央ちゃん引退なんかしないって｡

(ニュース速報の音)

♬～

え！嘘｡

え どういうこと？

♬～

♬～

リピート？

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