映画『パンク侍、斬られて候』
製作決定!!
- 2018.02.08
主演:綾野剛×脚本:宮藤官九郎×監督:石井岳龍!
映画『パンク侍、斬られて候』製作決定
町田康の傑作小説を映画化!6月30日(土)全国公開!!
この度、綾野剛主演最新作『パンク侍、斬られて候』の製作が決定し、東映配給にて6月30日(土)より全国公開される運びとなりました。
綾野剛(主演)、宮藤官九郎(脚本)、町田康(原作)、石井岳龍(監督)からは映画化決定に際してのコメントが到着。また、カメラマンであり映画監督でもある紀里谷和明が綾野剛演じる本作の主人公・掛十之進を撮り下ろしたイメージビジュアルも初公開致します。
映画『新宿スワン』、『日本で一番悪い奴ら』、『怒り』、『亜人』、ドラマ「コウノドリ」、「フランケンシュタインの恋」・・・これまでに様々な役柄を渾身の力で表現してきた“ミスター・キャラクター・アーティスト”、綾野剛の新たなる挑戦。それが、最新主演映画『パンク侍、斬られて候』だ。
綾野剛が演じる主人公、掛十之進(かけ じゅうのしん)は“超人的剣客”にして“テキトーなプータロー侍”。自らが蒔いた種よって生まれる大惨事に七転八倒する、喜怒哀楽と活劇が入り混じる難役であり、これまでに演じてきたどのキャラクターとも違う、ネクスト・ステージの綾野剛がご覧頂けるであろう。
原作は芥川賞作家、町田康が2004年に発表した傑作小説「パンク侍、斬られて候」。江戸時代を舞台にしながらも、今っぽい口語による滑稽な会話の応酬、次から次へと登場する特異なキャラクター、驚きに満ちたストーリー展開、そしてド肝を抜く大団円・・・。発表から十数年経った今でも色あせないどころか、混沌深まる現代の写し鏡の様な世界観は、時代そのものが小説に近づいて来てしまった、と言っても過言ではない。
多くの熱狂的なファンを持つこの破天荒な原作を映画版に脚色するのは、希代のストーリーテラー、宮藤官九郎。
映画では『舞妓Haaaan!!!』(07)、『謝罪の王様』(13)、『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』(16)、ドラマでは「あまちゃん」(13)、「監獄のお姫さま」(17)など、ユニークな登場人物による軽快な掛け合いや巧妙な駆け引きを得意とし、その筆力で観る者をどっぷりとドラマに没入させてきた宮藤官九郎。「パンク侍、斬られて候」を映画脚本にできるのは宮藤をおいて他にはいない。初の組み合わせとなる綾野剛と宮藤官九郎の化学反応にも期待が高まる。
そして監督は『狂い咲きサンダーロード』(80)や『爆裂都市 BURST CITY』(82)でジャパニーズ・ニュー・ウェーブの急先鋒となり、『逆噴射家族』(84)でサルソ映画祭グランプリ、『エンジェル・ダスト』(94)でバーミンガム映画祭グランプリ、『ユメノ銀河』(97)でオスロ映画祭グランプリを受賞した不世出の鬼才、石井岳龍。石井岳龍監督による『パンク侍、斬られて候』。これはもう“『ブレードランナー2049』におけるドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の抜擢”に匹敵する興奮だ。
更に特撮監督に『シン・ゴジラ』(16)の尾上克郎、美術に『クローズZERO』(07)シリーズ、『十三人の刺客』(10)の林田裕至、キャラクター・デザイン/衣装デザインには『信長協奏曲』(16)や『銀魂』(17)の澤田石和寛。日本映画のトップランナーが揃った。
ジャパニーズ・エンターテインメントの大ヒットが続く昨今の邦画シーンに狂い咲く『パンク侍、斬られて候』は、2017年6月~8月に京都を中心に撮影が終わっており、現在ポスプロ中。2018年6月30日(土)に全国公開される。
[作品概要]
■タイトル:『パンク侍、斬られて候』
■撮影期間:2017年6月~8月(京都東映撮影所ほか)※現在ポスプロ中
■主演:綾野剛/脚本:宮藤官九郎/監督:石井岳龍
■原作:町田康「パンク侍、斬られて候」(角川文庫刊)
■企画制作:dTV/配給:東映
■クレジット:©エイベックス通信放送
『パンク侍、斬られて候』情報解禁コメント
[綾野剛](主演)
宣伝不可能な作品が生まれようとしています
もう後戻りできません
皆さまの新たなDNAが必ず覚醒爆発する事でしょう
その後の責任は持てません
パンク侍ですから
[宮藤官九郎](脚本)
真面目に生きていれば良い事があるもんです。憧れの石井組の一員になれました。
しかも町田康さんの『パンク侍、斬られて候』
これはもう、長年秘かに夢想し続けていた『爆裂都市2』への布石になるのでは?
と勝手に興奮しましたが、脚本を書き、現場へお邪魔し、ラッシュを拝見して
「これが『爆裂都市2』でも良いかもしんない」とすら思いました。時代劇ですが。
それくらい監督の采配も、それに応えるキャストも振り切れていて素晴らしい。
もし中3か高1でこの映画に出会ってたら人生狂わされていたに違いない。
そんな〝映画の暴動〟です!
[町田康](原作)
私の小説を石井さんが撮る。このことに特別な感慨があります。
人の脳に束の間浮かんでは消える幻のごとき瞬間の連鎖、
を石井さんはスクリーンに顕現させてくれました。
小説作者としてこんなうれしいことはありません。
ぜひともご覧になってください。「宇宙が砕けますよ」。
[石井岳龍](監督)
まさか今、いや今だからこそなのか、この超絶原作が実写映画化されるとは。
いまだ信じられず、まさにフィクションの世界の中、映画の中に彷徨いこんだ気分。
しかもこのキャストこのスタッフ。奇妙奇天烈な世界で彼らがマックスに荒れ狂って、
当然ギャグ満載、意外にも本格時代劇?ふりした現代風刺?まさかのラブストーリー?
まさかまさかの奇想天外さの実態は、ご自身の眼と耳と体で、存分にご堪能下され。