こんにちは。前回に引き続き、故郷の地「京都」についてご紹介します。
今回は四条河原町の西側エリアをぶらっと歩いてみます。花遊小路商店街(かゆうこうじしょうてんがい)と裏寺町通り(うらてらまちどおり)などの裏通りを見てみましょう。
京都で小路といえば「錦小路通(にしきこうじどおり)」が有名です。錦小路通には老舗がいっぱいですけど、観光で訪れる人が多く、実は京都人はあまり行かしまへん。
出店を検討する際は、観光で盛り上がっている場所だけでなく、地元の人に愛されている場所についてもリサーチする価値ありです。雑誌やパンフレットで目にする機会は少ないかもしれませんが、意外とそんなところに、出店のチャンスは隠されています。
花遊小路商店街
花遊小路商店街と裏寺町通りは、四条河原町交差点から、ちょこっと入ったところにあります。
この花遊小路商店街は京都で一番短い商店街です。全長はわずか60mでありながら、いろんなお店が20軒以上も軒をつらねています。もちろんアーケードとなっとります。
皆さんよくご存じ、あぶらとり紙で有名な「よーじや」の本店や、飲食店では明治37年創業の鰻と日本料理店「江戸川本店」があります。花遊小路人気がでたのはここからといわれる町家を改装したカフェ「さらさ花遊小路」、いろんな面白もんが揃ってる「ナチュラル雑貨 つばめ堂」、和菓子店の「幸福堂」といった新しいお店まで。
明治時代に精進料理の「花遊軒」があり、そのあとに誕生したという「花遊小路」ですが、昭和初期から中頃は、舞妓はんや芸妓はん、俳優さんがよく通うお店もあったそうです。
抜け道としてするっと抜けて行くことが多いかもしれませんが、この小さな路地裏には人が集まる魔法が隠れています。ここはひとつぶらっとしてみてください。
~裏寺町通へ行く前に~ちょっと寄り道スポット
花遊小路商店街から裏寺町通へ向かう時におすすめしたいスポットがあります。「京極スタンド」レトロなお店です。場所は新京極を北へ、先程お話しました「坂本漢方薬局」の先にございます。
京都に住んでいた頃からちょくちょく寄らしてもらいました。まさに「地元が愛する店」だと思います。名前をスタンドと言いながらイスはちゃんとあります。しかし、お尻をちょこっとひっかけて、ちょっと立った様なスタイルで生ビールをグイッと。ルーチンメニューはポテトサラダにメンチカツ。ようビールと合いますわ。ちょうどお昼の12時からやっとります。
残念ながらこの日はお休み。喉を乾かしたまま先をご紹介することとします。。
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裏寺町通
河原町通りから一本西の細い通りこそ、裏寺町通りです。地元の人には裏寺と呼ばれてます。京都らしいレトロさと、上品な雰囲気のある通りです。
おしゃれなカフェやアクセサリーショップの他、B級グルメのお店など、ふらっと立ち寄るには最高のスポットです。地元の人にはもちろん、京都の穴場スポットとして、ひそかな人気もあるようですが、皆さんは「裏寺町通」ご存じでしたか。
さあ。裏寺町通の目的地は「居酒屋たつみ」。昼間から飲める居酒屋がここにもあります。京都のお方はのんべえなんでしょうか。立ち飲みでサクッとやったり。腰を据えてじっくり飲むことももちろん可能です。メニューもガッツリ系からなんでもありで、たくさんのメニューには感謝です。本日はここで一杯やっていくことにしましょう。
中は予想通り、地元の人たちが昼間にも関わらず和気あいあいとお酒を飲みかわしていました。
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花遊小路商店街 / 裏寺町通 まとめ
京都は路地裏に居酒屋や立ち飲み屋がいっぱいです。どんつきの路地に行くと「こんなとこにあったんや」的な感覚でついついふらっと立ち寄ってしまう。
個性的でおいしいもんばっかりの、京都の路地裏を散策。自分だけのお店を見つけるのが楽しいですな。特に地元の人たちは、「観光客が知らない場所」に集まって昼間から飲んでいる…ということも多いです。
せっかく京都に興味を持ってきはったら、地元の人が集う酒場にも行っておくれやす。そういうお店は、路地裏にたくさんあるという事ですわ。路地裏にも繁盛のチャンスあり。観光客はあまりこないが、京都の常連客は一度決めたら長いこと店を好いてくれることでしょう。
路地裏居酒屋は、小さくてもひしめき合ってみんなで飲んでます。ふらっと訪れた旅人も一体になれる感じです。ぜひに京都路地裏で発見を。
ブッチ
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