「まずは当たり前のことをやってから言え」

この投稿は社内の Qiita:Team に書いた記事を加筆・修正したものです。

「まずは当たり前のことをやってから言え」

この言葉は前職でお世話になった先輩の言葉です。
障害が起きたときに最後の砦と信頼されていたエンジニアの方です。

いま思うとこの言葉が自分のエンジニア人生をより良くしてくれました。

「信頼されるエンジニア = 技術力が高いエンジニア」とは限らない

以前は「信頼されるエンジニア = 技術力が高いエンジニア」だと思っていましたが、
実際にはそうとは限りません(技術力が高いエンジニアを批判する意図はありません)。

社内で周りを見渡せば納得すると思いますが、
多くの人から信頼を得ているエンジニアはこんな人ではありませんか?

  • 有言実行である
  • 仕事の納期をきっちり守る
  • どんな仕事でもムラがない
  • 困ったときに快く相談に乗ってくれる
  • 皆がやりたがらないタスクを拾ってくれる
  • チームの雰囲気を良い方向に導いてくれる
  • etc...

冒頭に挙げた先輩は、まさにこれらがきっちりできている人でした。
ゆえに、役員を含めエンジニア以外からも圧倒的な信頼を得ていました。

当たり前のことを当たり前にすることは難しい

当時の自分は大きな成果を上げたくて、新しい技術ばかりに目がいっていました。
そして普段の仕事がおろそかになっていました。
そんな自分を見かねて怒ってくれたんだと思います。

でも、いざ当たり前のことを当たり前にやろうとすると結構難しい。
新しい技術は正解がありますが、これには正解もなければ結果が目に見えないのです。
だからこそ、継続できているエンジニアに圧倒的な信頼が集まるのでしょう。

業界のトップエンジニアと言われるような人も同じようなことを言っていたりします。
たとえば、Fluentd で有名な @tagomoris さんはこんなことを書いていました。

当たり前のことを当たり前に繰り返して積み上げることが、
この世界では非凡な結果になる。量が質に転化する。

ref: http://tagomoris.hatenablog.com/entry/2013/12/20/123054

まとめ

特にオチはありませんが、たまにこの言葉を思い出しては自分を振り返っています。

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