病院が、人生のほとんどだった
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- 世界の病床のおよそ2割が集中する、精神科病院大国、日本
- 5年以上入院している患者はおよそ10万人 なぜ長期入院になったのか?
- 7年前の原発事故をきっかけに退院した患者たち その人生を追う
どんな番組?
精神科病院に30年近く入院してきた女性
退院のきっかけは
7年前に起こった「福島第一原発事故」
「俺、病院暮らし長かったんだよ。
39年も入院してた」
なぜ彼らは長期入院になったのか?
「精神科病院の犠牲者、
あるいは日本社会の犠牲者」
石川信義医師
何が退院を阻んできたのか?
原発事故から見えてきた
日本の精神医療の知られざる実態に迫る
ETV特集「長すぎた入院
精神医療・知られざる実態」
精神医療・知られざる実態」
2月3日(土)午後11時00分放送
Eテレ
Eテレ
番組内容
精神科病院大国、日本。世界の病床のおよそ2割が集中し、長期間、精神科病院で過ごす人が少なくない。国連やWHOなどからは「深刻な人権侵害」と勧告を受けてきたが、その内実はほとんど知られることはなかった。ところが、原発事故をきっかけにその一端が見え始めてきた。人生の大半を病院で過ごした人。入院治療の必要がなかった人。番組では、患者たちの人生を追うとともに、なぜこのような事態が生じてきたのかを探る。
出演者ほか
チャンネル
- 2018年2月3日(土) 午後11時00分(60分)
もっと退院促進事業の内容と予算を詰めてほしい。病院側の利益も分かるが、 もっと協力して欲しい。人として接してほしい。
そして退院や復職したピアサポーター達も使ってほしい。体験者の話は、やっぱり心に響くものがる。
非常に考えさせられました。
重すぎる現実。叔父が入院し、入院中に病気で亡くなりましたが、生きていたら退院はいつになっていただろうと、亡くなりましたが番組を見て思いました。入院の必要ない人が、即、社会復帰できるようしてあげて下さい。
孝一さんが退院するときに、孝一をサポートしてきた友人との友情が垣間見え、自然と涙が流れた。NHK史上最高の名シーン。
時代背景、土地の社会風習、それぞれの人にそれぞれの事情があり、一言で片付けることはできませんが、色々考えさせられました。良い番組でした。
精神病院内での生活を余儀なくされていた当事者の気持ちを考える機会の放送でした。
社会の中には、精神疾患の病状を抱えて生活している人がいるにも関わらず当時の精神障害者の社会復帰を拒む社会。そして社会に戻れない当事者の辛さは普通に生活している私たちには考えられない位の思いでした。
社会に出た、当事者がまるで浦島太郎だと感想を話していましたが、辛かっただろう。
秀逸な番組でした。
私は医療職者でわずかな期間ですが精神科病棟で学んだことがあるため、ある程度精神科疾患の方は身近な存在ではありますが、番組を見て胸が打たれ、涙が止まりませんでした。
この機に改めて「長すぎる病院」という問題点にフォーカスし、真摯で丁寧なインタビューをなさったこと、すばらしい番組制作に、感謝です。知人の精神科医の方々にも共有させていただきます。
精神疾患で何十年も入院して過ごす方がいることに考えさせられました。
退院された方の笑顔のシーンに少しホッとしました。
特集してくださってありがとう。
バリバラでみて、さらに、追跡分析がすごかったと思います。時男さんが主治医、看護婦長、カルテ、弟さんとなぜ、退院できなかったのかと、振り替えっていく。心が痛くなりました。福祉関係者です。この問題を定期的に人権剥奪という視点で取り上げてください。
大学生です。
時男さんの人間性と力強さに、見入ってしまいました。精神医療の実態を表す統計も、衝撃的でした。
旧優生保護法に対する訴訟などが問題になっている中、社会が彼らの声を無視することはできないと思います。NHKでもっと大きく取り上げてください。
私も20代の頃に3か月、精神病院に入院しました。退院したいと毎日泣いていました。牧師さんから毎日手紙が届いたこともあります。周りに聞くと、20年入院している人もいて、恐ろしくなりました。幸い母が毎日面会に来てくれていました。
日本社会はまだまだ差別的考えが根強く、精神病や障害者の方々への理解がないということに悲しみと、強い憤りを覚えました。
恥ずべき実態を私たちの世代から改革していかなければいけない、と危機感を感じました。この機会を下さりありがとうございました。
こんなことが許されてきたなんて、ありえない。
初めて知り、衝撃的でした。その背景には、日本経済の歴史などもあるとは思いますが、人権侵害のようなもの。国連やWHOからも指摘を受けているにも関わらず、放置しすぎの日本。おもてなし、日本の心とは、一体何なのでしょうか?日本の闇を見た印象を受けました。
先進国の中でも、自殺者数トップの日本。日本はもっと、メンタルヘルスについて、理解を深めるべきだと思います。
差別があっているのでは、と感じました。
ナチス思想のようなものが残っており、社会復帰を妨げているのではと思いました。ナチスのT4作戦のような差別から脱して、欧米のように、市民権を与えないといけないですね。
いまの日本の精神医療は、1960年代のケネディ教書がでたアメリカの状況に似ている。アメリカはその後脱施設化を進めたが、ホームレスが大量に増え、社会問題となった。まず、重度の精神症状があっても支えられるだけの地域医療を構築することが必要だと思う。しかし、日本は精神の地域医療の分野では、明らかに後進国だ。
相談支援専門員として地域移行支援業務に携わっている者として改めて考えさせられる事が多かったです。
一昨年に40年以上の入院生活をされた方の退院支援を経験しましたがネックとなるのは患者自身の問題よりむしろ社会の受け皿の問題でした。現在も退院を目指す患者さんと多数関らさせていただいていますが、ぶち当たる壁はいつも一緒のように思います。
長期入院のからくり等々考えさせられました。
国の政策で、病気で苦しんでいる人をさらに長期入院で苦しめている実態がよくわかりました。私はグループホームの職員をしています。一人でも多くの人が社会復帰できるように気持ちを新たにしました。しかし、グループホームの職員は基本的には常勤については一人職場です。人員配置をしっかりして、より良い支援ができるように声をあげていきたいと思いました。
原発事故がきっかけとはなんとも皮肉な話だが、冤罪にも似た長期入院の存在すら知らない人が多いと思う。異質なものは排除、家庭や地域から追い出して、入院という生活でなく治療の場で生きるしかなかった人達を思うと無念だ。いい番組でした。
世界の精神病院の約2割が日本に集中しているというのは、只事ではないと感じる。入院というよりは隔離政策というべきものが、国の主導で行われ国民もそれに同調していたからこそなのだろう。統合失調症の女性の父親の態度を、冷たすぎると言い切れないのがつらい。
番組見ました。時男さんのような方は日本に沢山いるんでしょうね。私は、精神科病院で中途採用でpswとして働き始めたんですが、長期入院後の受け皿が病院の運営するGHで、毎日DCに週5で通い、自立支援を使って入浴、食事をするのです。
これって、入れのものが違うだけで社会で生活してるっていえるのでしょうか?選択する自由は・・・。
長期入院していた女性の両親。退院しても家に戻ってこられては重荷だし迷惑だと言う父親。でもこれが現実なんだろう。でなければこんなにも長く入院する人はいないだろう。結局は受け皿がないのだ。
精神病患者とその家族に対するケアマネジャー的な存在が必要ではないでしょうか。あまりにも、あまりにも悲しすぎる。
日本独特の村八分やスティグマという部分が集約されているのが、この日本の精神科医療の現場のように思えた。
社会の闇といった抽象的な言葉で片づけるべきでは決してない、個々人に対する非常に重大な人権侵害だと思いました。医師や患者といった現場の方々の話はどれも実を伴っていて、診断や医療の問題という以上に、家庭環境や社会構造の問題であると感じました。勝手ではありますが、時間と可能性を奪われた方々がこの先一つでも多く報われる瞬間があることを願わずにいられません。
衝撃的な内容でした。お金を稼ぐばかりでなく、どうしたら穏やかに暮らしていけるのかを考えるべきです。
なんて理不尽なんだろう。日本人は勤勉だが、実は自己の利を正義とする人間が多い。もともとの正義などは持たず、付和雷同、集団の利を徳とする。家族でさえ精神的病に偏見を持ち、正しく理解し守ろうとしないとはあきれる。
入院経験者として、精神科病棟が収容所化しているのは現在も改善されて無い。経済的又心理的に病院外に受け皿を作る方策が実施されない限り変化しないだろう。一石を投じた本番組は有難い。「患者」のレッテルを貼られるとその声は社会に届かなくなる、障壁が巨大だから。先ずは「自身の諦め」に打ち勝つしかない。
ショックと衝撃で言葉になりませんでした。
日本には同じようにまだ何十年も入院している方がいるのではないか。
再放送だけでなく、何度も放送し、この現実を沢山の人に知って欲しい。
また、退院出来る方の支援など、国はしっかりやって欲しい。変わって欲しいし、私達も理解したり知識を深めなければならないと、感じました。
入院中の人達の目にふれるように総合で昼間に放送して欲しいです。
原発事故はそうしょっちゅうはないでしょうから。社会的入院をなくすのはもう本人の意思しかないでしょうから。治療にも社会での生活は有効だと思います。時男さん、こころなしかだんだん元気になっているような気がします。
精神科医療の実力、社会的入院があまりない国での様子などの番組の放送もしてほしいです。
実際に長期入院の方の話が聞けたことがすごくうれしい。 退院後の表情が穏やかでした。人間らしく生きてほしい、生きたいと思いました。
みちよさん。グループホームでの少し明るくなった表情に少しだけ救われましたが、これから幸せになってほしいと思いました。
この世は(もしくは日本は)少しでも「普通」で無かったら、つまはじきにされてしまう。人間の本質、日本人の本質が見えた番組でした。今回は精神病患者さんの話でしたが、いじめ問題や現在、多くの日本人が感じてる生き苦しさ。そういう日本の根本的な問題に通じるものが感じられました。見ているのは苦しかったけど、心に刺さる番組でした。制作していただいてありがとうございました。
精神科医療の闇をわかりやすく解説頂けた。みんなで考えるべき課題だと改めて認識した。
日本はまだまだ旧弊なところがあるのだと考えさせられた。
このテーマを通して、経済第一主義や、医療への盲信(つまり精神医学への無理解)などほかのいろいろな緒問題が垣間見れた。
大変衝撃的な番組でした。
日本の近現代史として、共有しなければならない事実です。
ぜひゴールデンタイムでの再放映を希望します。
制作者に敬意を表します。
いい番組をありがとうございました。
不必要な長期入院で失われた人生を思うと、やるせない気持ちになりました。
人を恨むことなく、ただ事実をみつめる元患者の方々の姿に、国は、地域は、病院は、家族は、積極的に働きかけることができなかったのか。
宇多丸さんのお父様の石川信義医師のことを知り、精神科の治療という名のもとに隔離、収容されていた方たちの存在を知り、どれほど悔しい思いをしておられるかやりきれない気持ちになりました。
退院できない理由、家族の反対、地域の目、受け皿の不足、精神病院の経営目的(空きベットを作りたくない)そんな理由がからみあって、なかなか退院になりません。一体この患者さんはどうなったら退院なのか??看護する側が教えてほしくなります。看護計画って意味あるの?治療は終わってませんか??と。
これは日本全体の問題。家族であってでも障害を持って産まれた人間を受け入れれないのは、今までのタブーの風潮が根強いから。これからの日本は高齢者も障害者も子供もみんな生きやすい国にしなくてはならない。
私達の今は雇均法も制定されLGBTやいろいろな権利が主張され認められている中で主張する術の無い者が拘束されてい精神病院についてマスメディアはもっと知らしめて欲しい。