2017-09-29 第1部一の谷編:なかがき
第2部を公開する前に第1部の「あとがき」みたいなものです。まずわかったのは小説を書くのとブログを書くのは根本的に違う点です。私のブログも長い方ですが、小説となると桁が違います。もともとは第1部で完結するつもりでしたし、原初の下書きを書き上げた時に「こんだけ書いたら量は十分だろう」と思っていました。そこで喜び勇んで文庫本1冊分に必要な文字数を調べたら文庫本の1ページはおおよそですが40字×20行程度みたいで。ページ数はおおよそ300ページ。これが標準的な文庫本サイズになります。
ビッシリ詰めたら24万字になりますが、段落がありますから実際のところは10~12万字ぐらい必要だと判明した次第です。これも実際に縦書きで40字×20行で編集したものを作ったのですが、第1部だけでは200ページ弱にしかなりません。つまりは文庫本1冊には全然足りてないってところです。最終的にあれこれ手を入れて第1部は214ページまで伸ばしましたが、これ以上伸ばすにはストーリー全体を根本的に作り直す必要があります。簡単に言うとイチから書き直しです。
第1部も歴史部分主体でラブ・ロマンスがオマケみたいなVer.1から歴史部分を1/3ぐらい削り倒してラブ・ロマンス部分を膨らませたVer.3まで3回ぐらいほぼイチから書き直してますから、これ以上手を加えて伸ばすのはチト難しいと判断し、残り1/3を増やすために第2部を書くことにしました。
第2部を書くにあたって歴史部分はネタがあるのですが、問題はラブ・ロマンス部分です。当然ですが第1部の延長線上である必要があります。第1部を書いていた時ほどの気恥ずかしさとか、照れの感覚はだいぶマシになりましたが、どんなストーリーにするのかが難題です。ただ第1部で登場人物の紹介と性格付けが済んでいるのは助かる部分であり、第1部を書いた経験は無駄ではなくブログでなく小説風に最初から書けたので思いのほかにスムーズに書けました。まあ量も第1部の半分ぐらいですから。
それとなんですが、この作品を仕上げるあたって最後のピースがまだ出来ていないのです。何が出来ていないかと言うとタイトルが未だに未定です。下書きを評価してもらうために読んでもらった人には「恋する歴女のいる酒場」という仮題をつけてますが、どうにもシックリこないところです。もうちょっとシンプルに「歴女の恋」か「恋する歴女」にした方が良い気もするのですが、なんとなくバーもタイトルに入れたい気があって悩んでいるところです。
ということで明日から第2部をあげていきます。
JSJ 2017/09/29 09:08 タイトルですか~。
いらぬ世話を焼いて、悩みを増やしてあげましょうww。
『歴女が止まり木にとまったら』
『僕に「君の瞳に乾杯」なんて言えるわけがない』
『歴オタ一人 色気なし 旨い酒あり』
Yosyan 2017/09/29 11:00 タイトルは短い方が基本的にベターなのですが、仮に売り物と考えるとタイトルだけで惹きつける力が求められます。パッと見て手に取って中身を覗いてみようって気を起させるぐらいでしょうか。最初に浮かんでいたのは「歴女の恋」だったのですが、ちょっと堅い気がして「恋する歴女」にしたのですが、小説の主な舞台がバーなので「恋すれ歴女のいる酒場」にしています。ただ「恋する歴女のいる酒場」ではちょっと説明的過ぎて重い気がしています。サブ・タイトル方式もありなんですが、ちょっと決めきれない感じです。
出来はともかく苦心の処女作ですから、思い入れはそれなりにある訳でして。。。
JSJ 2017/09/29 17:03 >出来はともかく苦心の処女作ですから、思い入れはそれなりにある訳でして。。。
あ~、イラッとさせたかも。
一人で盛り上がっているだけですので、無視して下さい。ゴメンナサイ。
私としては「止まり木」という言葉はバーと小鳥に掛けてあるのですが艶もあってけっこう自信のある語選択なのです。
語呂としては「歴女が横木にとまったら」の方がいいのですが、艶がなくなっちゃうんですよね。
では、ということで
『止まり木に歴女』
『止まり木には歴女がよく似合ふ』
おあとがよろしいようで。
Bugsy 2017/09/29 17:28 自分は恋愛小説がさっぱりだから同時代のヨーロッパと比べて楽しんでます。要は天皇って何だろうと思うからです。
ご存知のように中世ヨーロッパでは皇帝と法王が揉めに揉めました。叙任権闘争を見るだけでは本質が分かりません。思うに皇帝フェデリーコ二世は実に愉快なやつでした。幾度もくる法王の詰問状の返事の写しをヨーロッパ中に送りつけました。法王の手紙がなくても返事を読めば法王が何を言ったかバカでも分かります。そこであったのは表向きは祈る人でも本音は強欲な地方領主で、コンスタンティヌスの書簡を信じているんですな。これが厄介な代物でヨーロッパの半分を寄進したとあります。ですから最初から法王はヨーロッパの領土権を有するので、領主の制裁与奪に権利を行使してくるのです。ですから一見領主に無関係と思っていた異端裁判や破門処分はフタを開ければ法王による個人財産の剥奪でしかなかったわけで オチオチできないのです。アルビジョア十字軍、魔女裁判、テンプル騎士団もそれです。免れるのは聖地巡礼しか無いとなって十字軍の原因となりました。何回やっても失敗するのも船主にしてみれば十字軍は船賃を払うだけで最大の顧客はイスラム教徒で真面目に協力しませんよ。どさくさに紛れて商売敵のコンスタンチノープルを攻めました。
結局何が言いたいかと言うと天皇には個人財産に介入する法的根拠は一切ありません。だから保護する義務もありません。朝廷の有力者に寄進しても彼らは個人武装兵力を持ってないので、治安は担保してくれません。結局近隣の有力者武装農民を通じて有力者に使える侍にツテを求めるしかなかったわけで、武家政権の誕生は自然な流れでした。この源平合戦はクライマックスと言えましょう。それでも天皇家が存続できたのは武家政権が天皇家を武力闘争で克服しなかったからです。
法王も残ったのは武力によって領地がなくなりイノルヒトに戻らざるを得なかったからで、世襲じゃなくて選挙で選ばれるから未来永劫残るでしょう。よく比較される天皇と法王ですが本質が全く異なると言わざるを得ないのは この点に尽きます。
飲まなくなったカクテルですがせっかくだから週末飲んでみますかね。
Bugsy 2017/09/29 18:19 それと日本の歴史小説は歴史の流れを無視して個人の行動に遠因を求める傾向があります。バカです。だからどれを読んでも退屈なんです。あんなおぼっちゃまな足利尊氏が天下を取れたのは全く別の要因です。共産国家だったら経済とでも言いますが、それだけでもありません。だからオイラは外国の歴史と比べたほうが分かりやすいのです。
こういったどうしてこうなったかを考え紐解くのが歴史家の使命のはずです。無いから日本の歴史小説はつまらんです。ギボンズのThe history of the decline and fall of the roman empireが今でも読まれるのは五賢帝の時代まで書けばローマがどうして滅びるか明らかだからです。ローマ人が自分のことをローマ人だと思わなくなったから無くなったので蛮族の来襲のせいではありません。
人を描くはずの小説家の限界なんでしょう。
Yosyan 2017/09/29 19:38 JSJ様
タイトルのパーツに歴女は入れておきたいところです。「止まり木」の発想はヒロインとの掛け言葉で秀逸なんですが、たとえば「止まり木に止まる」とすれば言葉が重くなります。歴女との組み合わせとなるとご提案の他に
「歴女の止まり木」
「歴女が通う止まり木」
「恋する歴女の止まり木」
「歴女の恋の止まり木」
これぐらいが考えられますが、もうちょっと考えてみます。
ホテル日航プリンセス京都 2018/02/08 10:05 コメント失礼いたします。
ホテル日航プリンセス京都と申します。
大変申し訳ございませんが、画像の転載はご遠慮いただいておりますので
恐れ入りますがこちらの桜のカクテルの画像を削除いただきたくお願い申し上げます。
ご不明な点などございましたらメールにてお問い合せください。
よろしくお願い申し上げます。
ホテル日航プリンセス京都
宣伝企画部